通勤に利用する駅の前にある小さなパン屋さん。
13年前から朝食のパンを買うようになり、
いつしか世間話をするようになりました。
素性を明かさずに数年は通ってましたが、
おばさんのあちこち痛いという話に答えたら、
正体がバレて、
ご自宅でパーソナルトレーニングをするようになりました。
まだ暗いうちから起きてパンを作り続ける80代の夫婦。
「俺はこれしかできねぇから、ずっとパン屋だ」
「なんとか一生懸命パン屋をやって、子ども達もりっぱな大人に成長してよかった」
セッション終わると激熱のお茶を出してくれ、
冷めるまでパンを食べながら話してくれる様々な昔話。
ひたむきに毎日、毎日、パンを作り続け、
身体の痛みや不具合は色々あるけど、
これも名誉の痛み。
現代の東京に住んでいながら、
パソコンなどの文明の利器はほとんど分からず、
昭和のまま。
ずーーーっと使い続けてきたレジがお店が終わる1週間前に壊れてしまったようです。
機械にも感情や想いが宿り、
察してくれているのかもと笑う。
13年間食べ続けたアポロンとカニクリームコロッケパンが食べられなく寂しさを感じる今日。
39年間お疲れさまでした!
あたたかいパンをありがとうございました^ ^