朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

加山雄三の若さ

2014-10-08 21:55:33 | 21世紀
加山雄三の若さ
2014/10/09
 77才喜寿にして、武道館でコンサートをしています。素晴らしい若さです。
 40代の歌手にしか見えません。麻薬を常習する50歳の有名歌手もいるところ、彼より、健康的で、活動的な姿は、ノーベル賞級のすごさです。
 若い頃のほっそりした体型にはかないませんが、歳取っても鑑賞に耐える容姿です。
 破産のニュース、お父さんの再婚ニュース、モータ-ボートの船長としての活動、海の絵を1000枚書き続けた根気、などいつも憧れながら観ていたものです。
 歳とって活動していた歌手、フランク・シナトラの太った姿と違う年令の取り方です。
 石原裕次郎は50代で亡くなりました。太く短く活動した人生でしたが、早く亡くなるのは、敗けと言って良いでしょう。
 歳取ったら、年寄りらしく、貫録を出して、「北国の春」を唄う千昌夫とも違う年の取り方です。昔の若さを歌に持っています。
 小林旭の歳の取り方とも違います。昔の面影そのまま持っています。
 ハリウッドの映画俳優は、実際の年齢より若い役をしていますが、クリント・イーストウッドなど、年令に相応しい役を演じています。
 加山雄三が映画に出て、77才を演じたら、不自然な気もします。
 私の若い頃、こんな理想的な若き77才はいなかった。私の見本とした77才は、孔子・老子のイメージでした。
 自分の人生は、普段考えていたような人生を送ると言われています。自分の潜在意識がそのように、選択を行い、そうなるのです。
 今の50代の方、貴方は、既に、加山雄三より、年寄りになっていませんか?
 30代・40代の方、77才とは、加山雄三のような姿だとイメージしましょう。そうすればあなたの潜在意識は、酒を飲みすぎないように、不道徳なことをしない様に、健康を保つ生活に導いて呉れますよ。
 こんな生活嫌だなあ・生きて居るのが辛いなあ、などと普段考えていると、潜在意識は、そうなるように、導いてくれることになりますよ。
 皆に好かれ、対等に考えられるような加山雄三の姿を理想として、深く考え、真似しましょう。人生は真似から始まります。
 何才からでも変身出来ます。「人生は、今日が始まり。昨日まではリハーサル」と田中真澄先生は御著書で解説されておられます。先生も加山雄三に敗けず、お若いですよ。田中先生の講演を聴き、加山雄三の真似をしましょう。

築土構木の思想

2014-10-08 06:08:03 | 21世紀
築土構木の思想
2014/10/08
 藤井聡さんの、「築土構木の思想」と言う本のPRを見ました。
 築土構木とは「淮南子」に出てくる単語で「土木」の語源だそうです。
 この本では、「土木」が文明の基盤・基本であり、現代日本で「コンクリートから人へ」とか言う政治姿勢は間違っている、と言う事を論じているようで、早速注文したところです。
 私(渡邉)も土木の社会的地位の低い事を、以前より不可解に感じていました。と言いますのは、大学入学の時の出来事からです。
 昭和32年、九州大学に入学し、説明会がありました。当時の工学部長は土木科の水野教授でした。工学部長が壇に上がり、「土木工学科の水野教授です」と紹介を受けると、工学部新入生は、一斉に笑い声を上げたのです。
 土木などは、勉強するものではない、と思っているようでした。その年度以前は、工学部全体で受験採点し、合格者は工学部生とされ、教養部より、学部進学の時、成績により選抜され、高得点の者は、機械工学科・電気工学科と進み、土木工学科には、成績の悪い者が進学する人気投票のようなシステムになっていたのです。その年から、各工学科毎に、志望者が受験することになり、土木科の試験倍率は、他の学科より遙かに低い倍率でした。
 発注者が権限を持ち、施工者は、仕事の受注をお願いする立場で、弱い立場であることは、就職して感じました。しかし、現場での実力は、経験豊富な施工者の方が上で、後、施工会社の責任ある立場になりますと、施工計画や施工方法について、発注者側にアドバイスもするようになりました。
 施工するために、色々な抵抗者と折衝し、清濁併せ飲んでこそ、竣工出来るのです。きれいごとでは済まない事もあり、肉体労働でなければ出来ない事も沢山あります。新聞では汚職や談合などは、施工会社の悪だと叩きます。
 土木工事すれば、施工途中で、騒音や埃、質の悪い作業員などで、近隣の人から、クレームを付けられます。施工業者は、クレームに補償するのが当たり前のように、責められます。地権者はそれが利権であるかのようにサービスを求めます。クレームの口調もひどいもので、聞くに堪えないことも言われます。
 道路・高速道路・鉄道・新幹線・河川・橋梁・港湾・空港・地下鉄・上下水道、各種処理場、それらがあってこその文明生活であり、それらが無ければ、どんな生活なのでしょうか?
 そんな文明の下支えの工事を、景気対策のための投資は要らないというのが、
民主党の人気取り政策です。一人でも反対者のある道路は造らないというのが、美濃部東京都知事で、当時のヒーローでした。自分の事として考えましょう