朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

デング熱に罹ろう

2014-10-28 07:58:24 | 21世紀
デング熱に罹ろう
2014/10/28
 デング熱は高熱・頭痛・筋肉痛・疲労感・倦怠感が症状だそうです。熱帯の病気でヒトスジシマ蚊が媒介しています。
 地球温暖化の進む現代、亜熱帯化する日本で、今後、来年・再来年と流行するでしょう。東京の代々木公園から蚊を駆除しようと大わらわですが、感染して死ぬわけでないのに、放置が一番と感じます。
 一度罹れば免疫が出来て、後は、罹らないのですから、それでいいではないですか。
 私どもの子供の頃、母親はハシカに早く罹らせようと努力し、「ハシカに罹った子供がいるよ」と聞くと、わざわざ、そこまで、私を連れて、ハシカのばい菌を貰いに行ったと聞きました。大きくなってハシカに罹ると重症になるので、赤ちゃんのうちに罹らせようとしてくれたのです。
 免疫とは経験です。付け焼刃の、ワクチン療法は疑似経験で、完全ではありません。
 発熱は、悪いことではありません。身体に侵入して来た黴菌・ウィルスを自分の力で殺し、自分の身体に免疫を付けている、工程なのです。
 風邪・インフルエンザ・赤痢、他すべての病気を自分自身で治療している時に、身体をフル回転させる為、エネルギーをだしているのです。
 昔から智慧熱といって、子供が発熱すると、たくましく成長することを、皆知り、熱のでることを、奨励していました。
 熱が出ると気分は悪いです。それは、じっと寝て、病原菌と闘えと言う、自然の神のお知らせなのです。
 もともと、体力の弱い子供は、死ぬことがあるかも知れません。それは、自然淘汰の働きです。生きて居ても、「他の病気などで、他人に迷惑をかけるよ」と神は告げているのです。
 子供の頃大病をして、生き残った人ほど、将来は健康で活躍し大成するのです。松下幸之助さんはじめ、「私の履歴書」に残る人達は、子供の頃、病気ばかりし、長生きしないだろうといわれた子供ばかりでした。
 ノロウィルスの下痢も、身体の掃除のようなものです。このデング熱も人間の成長のための試練の一つです。
 病気・不快な症状を全て取り除いてやろうと、無菌状態で育てよう。イジメはかわいそうで人権侵害だ。そんな配慮が、弱い人間を育て、将来の大成を阻んでいるのです。「我に艱難辛苦を与えたまえ」と昔の英雄は祈りました。
「子供に苦労はさせないでください」と現代ママは言います。 あなたは?