朝礼の話題

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人間の条件

2013-06-15 22:35:56 | 21世紀
人間の条件
2013/06/16
昔、「人間の条件」という五味川純平のベストセラーがあり、仲代達也・新珠美千代主演の映画になりました。面白かったけれど反戦映画で軍隊を悪く書いていました。人間になるにはどんな条件がいるのか? 従軍の苦労があって人間になれるというのか?と考えたことでした。
 サイコサイバネティックスの勉強は未だ初歩ですが、「人間の条件」「理想的な老人の条件」と言えるなと感じるセリフがありました。
 サイコサイバネティックスを学習するうちに自然に心と精神のくつろぎ(リラクゼーション)の4つの原則が身に付きます。
 A: 他人を許すこと。
 B: 自分を許すこと。
C: 自分の中に最高の自分を見ること。
 D: 最高の自分と競争すること。
「心と精神」と二つ挙げているのも面白く感じます。心とは感情を意味し、精神とは理性を意味しているのでしょうか?
 他人に対して怒らず、自分に対して落胆せず、行動するのは、宮澤賢治の「雨ニモ負ケズ」の人間像を想像させます。
 理想の自分像を作り、理想像に似合う動作・姿勢・行動をする。その結果「心のおもむくところに従って則を越えず」という孔子の70才の理想に近づくように感じます。
 私達、老人はこういう条件を実行してこそ、真の老人「完成された人格」になれるのではないでしょうか?
 今、日本の基準は、全てお金。お金の多少で人間は判断されます。
 損得・利益が判断の基準であり、学校教育も利益を得るため。グローバルに生活できるようにと、小学校から英語を義務教育化するとされています。
 損得のみの基準で教育された次世代の日本人は、どんな日本人になるのでしょうか?
 私達は、損得でない規準を持った人間になりましょう。
 その「人間の条件」としてこの4項目を意識して生活しましょう。
 他人を許し、温かい眼で見てあげましょう。自分を許し温かい眼で自分を見ましょう。民主党政治家のように、相手は悪いと決めつけるのは、見るに耐えません。
 自分の理想・目的を持ちましょう。そして自分の行動は、理想の自分に似せて、背筋を伸ばし、微笑みをたたえ、大きい眼をしましょう。