老い上手の心得
2013/06/08
ユーキャンの講座(¥29,000)の広告が送られてきました。広告を読むと面白く抜書きしました。
一、 もらうより与える
老年というのは、その気になれば、色んな形で若い人たちに与える生活が出来るんです・・・曽野綾子
二、 どんどん忘れる
忘却によって新しいものを吸収することで、我々の頭は活発になる条件が整います。忘れた後に、新しいものを作りだす努力をする・・・外山滋比古
三、 出会いを求める
お金を貯めるよりも、そうした友人を貯めて増やすことを心掛けたいと思います・・・坂東真理子
四、 心にときめきを
心のときめきは、免疫力や自然治癒力を高める、非常に大きな要因です。私は「かつ丼でときめく」と話をするんです・・・帯津良一
五、 「年だから」と考えない
「もう年だから」と言うと今の若い人達は親切だから年寄り扱いしてくれるんです。「お持ちします」とか「ゆっくり」とか・・・今井道子
六、 外で面白く遊ぶ
そうすることで若い人たちも「俺も早く隠居してああやって面白く遊ぼう」と言う風にまってくれる・・・天野祐吉
七、 おしゃれをする
おしゃれは頭の体操です。料理と同様ボケ防止になる・・・樋口恵子
八、 下り坂を楽しむ
下り坂を否定するのではなく、下り坂をそのまま受け入れて楽しんでいけばいい・・・嵐山光三郎
九、 旅に出る
旅は自分を仕立て直すのに有効な手段と思います。旅に出ると眼が覚める気がします…清川妙
十、 「らしさ」を育てる
「この人のためなら」「この人の言うことなら」と思わせる「らしさ」を育てることじゃないかなと思っております・・・童門冬二
十一、 美味しく食べる
食べることは、人生を大事にすることです。食べたいものは食べちゃっていいんですよ・・・岸朝子
十二、 趣味を持つ
最初一人で始めても、必ず仲間が出来る。つまり趣味は出会いの道具なんですよ…森村誠一
年寄りになるのもこう聴かされると難しいなと感じます。
こういう教条を聴かされるのは、学生時代の生徒手帳を読む雰囲気もあります。 論語など師の教訓を大切にするのは、人類の習慣?自分の不完全を自覚すること?正しい答えがどこかにある?という考えを表しているようです。
私達の学校勉強は、試験にどこが出るか分からないと全てを暗記するような勉強でした。覚えたところが出題されると山が当たったと喜んだものです。
老人になるのに、12項目と揚げて分類するのは、受験勉強のようです。
ベストセラーに昔「女性に関する12章」などがありましたが、受験生世代の名残のようですね?
どんどん読んで、理解して、忘れても、顕在意識に上がらないだけで、潜在意識にはちゃんと残っている、そして以後の人生の選択にあたって、その記憶は、選択のための条件として必ず働いていると、私は思います。
老人だから、若い世代と違うモラルがあると考えるのは、思い上がりでもあります。子供でも青年でも、中年でも、同じ基準で生きて良いと思います。
自分が老人になり、昔、完全な存在に見えた祖父のような行動・考えをしたいけれど出来ないと感じるのは、自分がまだ老人になっていないだけです。
私達世代は、自分より年長の人間は、自分よりすべて上手に出来るという年功序列の考えに染まっています。
私達は、他人の評判・評価基準で良い点を取ろうと若い間は努力をしていました。しかし老人になった今、他人の評価を自分の判断基準にすり必要はありません。自分のモラルによって自分が楽しいことが一番の選択と感じます。
「楽其生・保其寿」は家にある扁額の文字です。祖父の遺物ですが、最近特にそうだよなぁと思います。
与えられた条件は色々違い、病気もします。それらを人と比べて悲観してもしょうがない。その条件を楽しむことが自分の人生の価値である。楽しんでこそ長生きも価値がある。若い時も歳取っても、自分のモラルで楽しむことが人生である。年取ったから何かが変わることはないと、心に留めましょう。
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一、 もらうより与える
老年というのは、その気になれば、色んな形で若い人たちに与える生活が出来るんです・・・曽野綾子
二、 どんどん忘れる
忘却によって新しいものを吸収することで、我々の頭は活発になる条件が整います。忘れた後に、新しいものを作りだす努力をする・・・外山滋比古
三、 出会いを求める
お金を貯めるよりも、そうした友人を貯めて増やすことを心掛けたいと思います・・・坂東真理子
四、 心にときめきを
心のときめきは、免疫力や自然治癒力を高める、非常に大きな要因です。私は「かつ丼でときめく」と話をするんです・・・帯津良一
五、 「年だから」と考えない
「もう年だから」と言うと今の若い人達は親切だから年寄り扱いしてくれるんです。「お持ちします」とか「ゆっくり」とか・・・今井道子
六、 外で面白く遊ぶ
そうすることで若い人たちも「俺も早く隠居してああやって面白く遊ぼう」と言う風にまってくれる・・・天野祐吉
七、 おしゃれをする
おしゃれは頭の体操です。料理と同様ボケ防止になる・・・樋口恵子
八、 下り坂を楽しむ
下り坂を否定するのではなく、下り坂をそのまま受け入れて楽しんでいけばいい・・・嵐山光三郎
九、 旅に出る
旅は自分を仕立て直すのに有効な手段と思います。旅に出ると眼が覚める気がします…清川妙
十、 「らしさ」を育てる
「この人のためなら」「この人の言うことなら」と思わせる「らしさ」を育てることじゃないかなと思っております・・・童門冬二
十一、 美味しく食べる
食べることは、人生を大事にすることです。食べたいものは食べちゃっていいんですよ・・・岸朝子
十二、 趣味を持つ
最初一人で始めても、必ず仲間が出来る。つまり趣味は出会いの道具なんですよ…森村誠一
年寄りになるのもこう聴かされると難しいなと感じます。
こういう教条を聴かされるのは、学生時代の生徒手帳を読む雰囲気もあります。 論語など師の教訓を大切にするのは、人類の習慣?自分の不完全を自覚すること?正しい答えがどこかにある?という考えを表しているようです。
私達の学校勉強は、試験にどこが出るか分からないと全てを暗記するような勉強でした。覚えたところが出題されると山が当たったと喜んだものです。
老人になるのに、12項目と揚げて分類するのは、受験勉強のようです。
ベストセラーに昔「女性に関する12章」などがありましたが、受験生世代の名残のようですね?
どんどん読んで、理解して、忘れても、顕在意識に上がらないだけで、潜在意識にはちゃんと残っている、そして以後の人生の選択にあたって、その記憶は、選択のための条件として必ず働いていると、私は思います。
老人だから、若い世代と違うモラルがあると考えるのは、思い上がりでもあります。子供でも青年でも、中年でも、同じ基準で生きて良いと思います。
自分が老人になり、昔、完全な存在に見えた祖父のような行動・考えをしたいけれど出来ないと感じるのは、自分がまだ老人になっていないだけです。
私達世代は、自分より年長の人間は、自分よりすべて上手に出来るという年功序列の考えに染まっています。
私達は、他人の評判・評価基準で良い点を取ろうと若い間は努力をしていました。しかし老人になった今、他人の評価を自分の判断基準にすり必要はありません。自分のモラルによって自分が楽しいことが一番の選択と感じます。
「楽其生・保其寿」は家にある扁額の文字です。祖父の遺物ですが、最近特にそうだよなぁと思います。
与えられた条件は色々違い、病気もします。それらを人と比べて悲観してもしょうがない。その条件を楽しむことが自分の人生の価値である。楽しんでこそ長生きも価値がある。若い時も歳取っても、自分のモラルで楽しむことが人生である。年取ったから何かが変わることはないと、心に留めましょう。