最上の自然

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アヤスジミゾドロムシ

2011-09-17 17:23:18 | ヒメドロムシ

アヤスジミゾドロムシ Graphelmis shirahatai
2011,8,10採集 新潟県長岡市産

大きさ3.4~3.7mmのヒメドロムシの仲間。
鞘翅の線と黄色い足、強靭な爪と他の種類との区別は容易。
山形県がタイプロカリティーの種類だが、山形県では1947年と1954年にそれぞれ1頭採集されているだけで以後の記録は無し。
主に河川の下流に生息しているとのことでしたが、今回長岡市の採集場所を見る限り、上流寄りの中流のようなところでの生息も可能なようです。狭い範囲で複数採集されているので普通に繁殖もしているのでしょう。
長岡市には大河川の信濃川も流れており、そちらがメイン産地なのでは?との意見もありましたが、おそらくは支流のほうがメインになっているかと思います。このあたりは来年以降の課題でしょうか?信濃川はツツガムシさえいなければもう少しやりやすいのですが…。

実家に帰省した際には本種も目標だったのだが、時期が悪いか腕が悪いか採集はできず。
ただ、今回の感じからして山形県内でも生息している可能性は高いと思う。最上でもここは!という場所があるのでなんとか見つけてみたい。

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6 コメント

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Unknown (nom)
2011-09-18 22:24:21
前胸背板がやけにカッコよくて目を引きました。
最上でも確認出来ると良いですね!
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アヤスジミゾドロムシ (ichi)
2011-09-19 01:17:51
私の住む愛知県では御存じのようにアヤスジは矢作川本流に生息していることが知られています。河床がマサ土で朽ちた竹が沈んでいるところに確認できますが個体数は少ないです。今年の7月と8月に既知産地から20キロ以上上流の中流部の支川で8頭採集していますので環境さえ整っていれば採集できる可能性があると感じています。しかし愛知県では標高1000m以上の源流部でライトトラップによってアヤスジが採集された記録があるので少し混乱しています。
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ichiさま (wata)
2011-09-23 10:29:18
矢作川は本種の多産地として有名ですね。
長岡市では流木に付くものは確認されているようですが、竹につくとは思いませんでした。
ハチ用の竹筒トラップをそのまま川に沈めていても面白いかもしれませんね。

源流部での採集ですが、本種をはじめ河川に生息していて、流下してしまう危険がある種は移動能力に長けているのでしょうね。
どのように調べるかはあれですが、移動可能範囲なども調べてみたいところです。
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nomさま (wata)
2011-09-23 10:30:21
最上で確認でいいれば北限の記録になるようですので、頑張って探して見ます!
ライトにも来る様なのでガサ入れと両方で攻めて行きたいと思います。
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校正刷りが届きましたので (越後屋)
2012-06-02 22:37:44
ご無沙汰してます。越後屋です。
昨年の年末にお騒がせしたアヤスジの例の記事が7月号に載るとのことで、編集部より校正刷りのファイルが送られてきました。
本日、この件でメールをお送りしました。メールにファイルを添付して詳細を書かせていただきましたので、ご確認をお願いいたします。もし、ファイルが開かない、添付されていない場合は、改めてご連絡いただければ幸いです。
お忙しいところ恐縮ながら、よろしくお願いします。
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越後屋さま (wata)
2012-06-26 18:51:21
返信できずにすみませんでした。
誌面で確認させていただきました。
私はなにもしていないので、ただただ感謝しております。
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