カミキリムシの中でも人気があるコブヤハズグループ。
国内ではコブヤハズ・セダカ・ヤクシマの3つに大別され、新潟県内ではコブヤハズの仲間(コブ・マヤサン)が生息している。
飛べないので地域差が大きく、また分布接点ではそれぞれの種で交雑し、色々な形態のものが採集されるのが魅力。
その中でも特にセダカ・ヤクシマが人気があるようだが、私はただのコブヤハズが一番好き。
コブヤハズは地域差の他に個体差も大きく、同じ場所でも色々なタイプが見られる。
体型や鞘翅の顆粒の大きさ、毛の密度、翅端の棘などなど…。
今回はわかりやすい触角の色の変異をちょこっと。
通常、コブヤハズカミキリの触覚は黒一色だが、個体によっては白黒二色の触角を持つものも見られる。
左から白黒二色、中間、黒一色。
拡大すると色は毛の有無で違うことがわかる。
ちなみに今年の秋採集の新成虫なので、スレて毛が抜け落ちたとかではないと思われる。
これらの変異は「高桑正敏の解体虫書」内で触れられているが、具体的な出現エリアなどはわかっていないようで、「北は阿賀野川を越えていないようであり、内陸部は奥只見でも見られるが、どうなっているのかがよくわかっていない。」と書かれている。
自分自身もはっきりとした白黒二色の個体は中越地方と上越地方でしか採集していないが、中間個体は下越地方でも採集しているので、もしかしたら阿賀野川以北でも出現するかもしれない。
これは来年以降の課題かな?
国内ではコブヤハズ・セダカ・ヤクシマの3つに大別され、新潟県内ではコブヤハズの仲間(コブ・マヤサン)が生息している。
飛べないので地域差が大きく、また分布接点ではそれぞれの種で交雑し、色々な形態のものが採集されるのが魅力。
その中でも特にセダカ・ヤクシマが人気があるようだが、私はただのコブヤハズが一番好き。
コブヤハズは地域差の他に個体差も大きく、同じ場所でも色々なタイプが見られる。
体型や鞘翅の顆粒の大きさ、毛の密度、翅端の棘などなど…。
今回はわかりやすい触角の色の変異をちょこっと。
通常、コブヤハズカミキリの触覚は黒一色だが、個体によっては白黒二色の触角を持つものも見られる。
左から白黒二色、中間、黒一色。
拡大すると色は毛の有無で違うことがわかる。
ちなみに今年の秋採集の新成虫なので、スレて毛が抜け落ちたとかではないと思われる。
これらの変異は「高桑正敏の解体虫書」内で触れられているが、具体的な出現エリアなどはわかっていないようで、「北は阿賀野川を越えていないようであり、内陸部は奥只見でも見られるが、どうなっているのかがよくわかっていない。」と書かれている。
自分自身もはっきりとした白黒二色の個体は中越地方と上越地方でしか採集していないが、中間個体は下越地方でも採集しているので、もしかしたら阿賀野川以北でも出現するかもしれない。
これは来年以降の課題かな?
これも昆虫採集の醍醐味かと思います。
解体虫書が出たのももう6年も前ですからそんな気もしていましたが。
私が中間個体を見つけたのも村上でした。その場所では2個体しか採集してませんが、両方中間個体でしたので、もしかしたら近い場所かもしれませんね。