最上の自然

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タダコブとマヤサンの区別点 その7(ハイブリッド)

2019-10-10 21:34:56 | カミキリムシ
今回はいよいよタダコブ×マヤサンのハイブリッド(雑種)
ハイブリッドが採れる場所はベースがタダコブの場所とベースがマヤサンの場所があるが今回はタダコブベースのハイブリッドゾーンのもの。
県内にはマヤサンベースのハイブリッドゾーンもあるが、あまりにも数が落ちないので今回は見送り採集の腕が上がればいつかは…。
過去の交配の記録では性別による偏りは無さそうなんだが、自分が採集するいかにも!という個体はなぜかメスばかり。なので今回はメス中心に。


側稜線の隆起は斑紋部でやや内側に入り、顆粒は少なめ。会合部後半の顆粒は多め、凹むがちょっと浅い。


側稜線の隆起は斑紋部でやや内側に入り、顆粒は多め。会合部後半の顆粒は同程度、平坦。


側稜線の隆起は滑らか、顆粒はほぼ無し。会合部後半の顆粒はほぼ無し、平坦。


側稜線の隆起は斑紋部で内側に入り、顆粒は多め。会合部後半の顆粒は少なめ、凹む。


側稜線の隆起は斑紋部でやや内側に入り、顆粒は多め。会合部後半の顆粒は同程度、凹むが浅い。


側稜線の隆起は斑紋部でやや内側に入り、顆粒は少なめ。会合部後半の顆粒は同程度、平坦。

全ての個体が、同じ林道のある沢からある沢までの間のもの。
正直のところ、これらの個体がタダコブ×マヤサンのF1個体かどうかはわからない。ただそれぞれの純粋な産地では出てこない個体だろうとは思う。
この場所はもう何十年もハイブリッドが採れている所で、交配パターンは計り知れない。戻し交配、雑種同士、その子孫同士が…、と色々考えられる。
しかし、ここはタダコブベースと書いたようにタダコブ寄りのものが多い。↓

同地点での採集品。この中でも結構変なものが多いが、タダコブ風なものばかり。雌雄混合なうえになんか画像が変だけど


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