最上の自然

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探索(2011/3/26)

2011-04-01 13:29:24 | 市内探索
段々過去に向かっての探索記事になってますが、今回は「胎内昆虫の家」の帰りに寄ってきた胎内市での探索です。
この日は午前中に胎内昆虫の家で馬場金太郎先生採集のヒメドロムシの標本を見せてもらい、文献の新潟県のドロムシ類もコピーまで頂いたので、ヒメドロムシを探したくて仕方が無かった。

特に胎内市(旧 黒川村)ではアカツヤドロムシ[Zaitzevia rufa]とセマルヒメドロムシ[Orientelmis parvula]が記録されているのだが(両種とも黒川がタイプ産地)、河川改修で絶滅したとされている。その後、地味な仲間のため誰も調査をしていないのか、本当に絶滅してしまったのか、50年ほど記録が無い。
文献には黒川としか書いていないので、どこの河川で採集されたのかはわからなかったが、胎内昆虫の家のEさんに聞くと○○川だとの事で、場所を教えてもらい、探しにいくことに。
ちなみに、アカツヤドロムシは初夏に採集されているらしいが、セマルヒメドロムシは3月中にも採集されていて、成虫越冬の可能性が高いとのこと。
これで、採集できなくても時期が悪いとのいいわけは出来なくなってしまった…

そんなこんなで○○川に到着。



川底にもいじったところが見える。

早速ウェーダーを履き、採集を開始。山間部のためか水が非常に冷たい。
それでもセマルヒメドロ欲しさに懸命に採集していくが、網に入ってくるのは
各種カゲロウ・トビケラ・カゲロウの名前がわからないものばかり…。
たまにヘビトンボ・ヒラタドロムシ類(マルヒラタドロムシ属の一種とチビヒゲナガハナノミ)・アミカ類などが入るのみ。
2時間半ほど頑張ってみたが、結局ヒメドロムシの仲間自体採集できず

初夏になったらリベンジすることを誓って長岡の実家に向かった。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (aki)
2011-04-01 20:39:01
50年も記録ない場所での採集なんて、凄いですね。
初夏には是非見つけて欲しいですね。

このまだ雪が残るしかも上流に2時間もいるなんて、やはり好きじゃなきゃ出来ないですよね

さすがはwataさんだなぁとおもいました
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Unknown (Chi)
2011-04-01 21:00:20
すごいです。
wata大先輩の採集での粘り強さ!!

ヒメドロ採集・・・明後日あたりいってみようかなと思っています。
一番近い清流で頑張ります。
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akiさま (wata)
2011-04-02 14:23:21
長年記録がないものなどはいつも憧れます。
北海道ではエゾアオタマムシというタマムシを見つけてみたかったのですが、当然のようにかすりもせず…。
しかし、ここは!という場所(根拠はなし)は見つけているので、近いうちにリベンジしたいです。
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Chiさま (wata)
2011-04-02 14:24:56
粘っても結果が出ないとその分悲しくなります

今の季節はまだ寒く、今日は寒の戻りだそうで厳しい採集になるかと思いますが頑張ってくださいね!
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