ロマンスカ-

2023-09-19 02:54:07 | 村下孝蔵
村下孝蔵 



愛を貯めてた 少しずつ
君を満たしていたかった
愛を食べてた ひとつずつ
君を満たしていたかった
愛情以外は何も 僕らの未来を作れない

窓の外を光る電車が
町並み抜けて走った
夢を乗せたロマンスカーを
何度も見てた 寄り添って

夏がだんだん終わってく
何か欲しくてあせってた
冬がだんだん近づいて
何か欲しくてあせってた
抱きしめあうたび何故か
僕らは過去へと 逃げてった

踏み切り越し手を振る君の
隠れる姿探して
通り過ぎるロマンスカーに
叫んだ声は 風の中

海にも山にもいつか
並んで行こうね 手をつなぎ

君の好きなロマンスカーは
二人の日々を駆け抜け
夢がにじむ遠い夜空に
名もない星が流れた
 君はいない 





「ロマンスカー」とは、2人掛けの座席を備えて観光地へと向かい、男女のロマンスを連想させることから生まれた呼び名だそうです。

箱根行きの小田急特急が、その代表格でしょうか。

1992年にリリースされた村下孝蔵さんのシングル「ロマンスカー」・・・

力強くも切ない恋のメッセージが、走るロマンスカーの姿と重なり合う曲で、自身も生前、いちばん気に入っていた曲でした。

小田急は57年登場の3000形に始まり2018年の70000形まで、時代の最先端をいく特急型電車を投入し続けていますが、

村下さんが作詞・作曲された時、彼の脳裏に浮かんだ車両は何だったのでしょうか。

シンガー・ソングライターとしてのプロデビューは80年、東京へ拠点を移したのは84年ですから、その頃の主力車両は3100形「NSE」でしたから、

多分、この車両だったかも。

村下孝蔵さんが急逝したのは1999年6月24日、46歳でした。

出棺の時に流れていたのが「ロマンスカー」。

そのわずか22日後の7月16日、NSEは最後の特急運用に就き、永遠に走り去っています。























































































































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