もしも明日が

わらべ

もしも 明日が晴れならば
愛する人よ あの場所で
もしも明日が 雨ならば
愛する人よ そばにいて
今日の日よ さようなら
夢で逢いましょう
そして心の窓辺に灯り
ともしましょう
もしも明日が 風ならば
愛する人よ 呼びにきて

もしも 季節が変ったら
愛する人よ あの歌を
もしも手紙を 書いたなら
愛する人よ 逢いにきて
今日の日を 想い出に
そっと残しましょう
そして心の垣根に花を
咲かせましょう
もしも涙が こぼれたら
愛する人よ なぐさめて

もしも明日が 晴れならば
愛する人よ あの場所で
もしも明日が 雨ならば
愛する人よ そばにいて

愛する人よ そばにいて

この曲は、わらべの2枚目のシングルで1983年12月21日に発売されています。

オリコンの集計では約97万枚を売り上げ、わらべ最大のヒットシングルとなりました。

前年の「めだかの兄妹」のヒット後の、いわゆる「ニャンニャン事件」により、のぞみ役の高部知子がグループを脱退、新たに「かなえ（倉沢淳美）・たまえ（高橋真美）」の2人グループとして再出発作として発売されました。

もしも　あしたが晴れならば
愛する人よ　あの場所で
もしも　あしたが雨ならば
愛する人よ　そばにいて

当時は、単なる言葉遊びみたいな歌詞でつまらないな、と思ったのですが、このシンプルさにグッとくるマスター、年齢のせいかも知れませんね。(笑）

晴れたらいつもの場所で会う、雨だったらそばにいてというのは、微妙だけれど、雨って寂しいし嫌なときがありますからね。

マイナーなメロディのせいか、「そばにいて」がとっても切なげです。

今日の日よ　さようなら
夢で逢いましょう
そして　心の窓辺に
灯ともしましょう～

このあたりは、番組のエンディングらしい歌詞で、「寂しいけれどまた来週」という、ちょっと楽しみな気持ちも持てます。

併せて、高部さんのスキャンダルの後の歌だったので、彼女への応援歌にも思えて、あの番組の中の家族と現実がリンクしたような感覚を覚えた歌でもありました。