徳久広司 「蜩-ひぐらしー」 

2022-07-15 02:59:11 | Jポップス
徳久広司 「蜩-ひぐらしー」 


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生命を燃やす季節は短い
まして女の綺麗な時期(とき)は
夏の夕暮れ人恋しさに
焦がれ鳴きする蜩(ひぐらし)のようです

言葉で愛を語れたら
手紙に愛を綴れたら
ああ あなた
死んだら涙流してくれますか
冷たい躰(からだ) 抱きしめてくれますか

こんなにあなた愛しているのに
運命(こい)の垣根が越えられません
夏の終わりを惜しんで泣いて
愛が掠れた蜩(せみ)のようです

ふたりで夢を探せたら
ふたりで夢を描けたら
ああ あなた
見つめることも叶わぬ恋ですか
忘れることが真実(ほんとう)の愛ですか

言葉で愛を語れたら
手紙に愛を綴れたら
ああ あなた
死んだら涙流してくれますか
冷たい躰(からだ) 抱きしめてくれますか



蜩(ひぐらし)、日本では北海道南部から奄美大島と、ほぼ全国の範囲に生息します。

俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがありますが、実際には地域にもよりますが、成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、ニイニイゼミと同じく、他のセミより早く鳴き始めます。

以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができ、鳴く時間帯は、基本的に朝夕です。

鳴き声からカナカナゼミの別名も。


「また蜩のなく頃となった。

かな かな、 かな かな。

どこかに いい国があるんだ。」

          山村暮鳥 詩集「雲」より



朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして文学などの題材にも使われています。




































































































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