北の旅人 

2024-05-06 03:11:02 | Jポップス
石原裕次郎


テレサテン


たどりついたら 岬のはずれ
赤い灯が点く ぽつりとひとつ
いまでもあなたを 待ってると
いとしいおまえの 叫ぶ声が
俺の背中で 潮風(かぜ)になる
夜の釧路は 雨になるだろう

ふるい酒場で 噂をきいた
窓のむこうは 木枯まじり
半年まえまで 居たという
泣きぐせ 酒ぐせ 泪ぐせ
どこへ去(い)ったか 細い影
夜の函館 霧がつらすぎる

空でちぎれる あの汽笛さえ
泣いて別れる さい果て港
いちどはこの手に 抱きしめて
泣かせてやりたい 思いきり
消えぬ面影 たずねびと
夜の小樽は 雪が肩に舞う




石原裕次郎は昭和62年(1987)7月17日、入院中の慶應義塾大学病院で死去しました。

この曲はその翌月にリリースされ、彼の最後のヒット曲となった曲です。

 レコーディングは闘病中に行われたはずですが、少しも衰えを感じさせず、最盛期と同じ艶のある歌声を聞かせてくれています。





























































































































 


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