となりの町のお嬢さん 

2023-09-17 18:05:30 | 吉田拓郎
吉田拓郎  




となりの町のお嬢さんが
僕の 故郷(くに)へやって来た
都会の香りふりまいて
夢を見させてくれたんだ
好きになっ ちまったんだよ
はじめて知った口紅の味
僕の胸は はりさけそう
月夜の晩に誘われて
大人になると決めたんだ
長い髪は夜露にぬれて
蒼い月がかわいい女(ひと)の
エクボの上でゆれてるよ

となりの町のお嬢さんに
僕は心も捧げたい
忘れる事は出来ないよ
白い胸で眠りたい
好きになっちまったんだよ
ステキな君は町の人だ
いつか帰ると知ってるさ
切符を二枚 買っちまえばいい
二人で恋の汽車ポッポ
夜風が君の うなじを見せる
おもわず僕は 可愛い人の
くびれた腰を抱きしめる

となりの町のお嬢さんは
僕を残して行っちゃった
約束よりも早い汽車で
何もいわずに帰ったよ
嫌いになっちまったのかよ
となりの町の風に乗って
そんな噂を耳にした
お嫁に行ってしまったんだね
娘心と秋の空
海辺の町は夏の終わりと
すっぱい恋でみかん色に
しらんふりしてゆれてゆく
となりの町のお嬢さんは
 今年の夏のわすれもの




この曲「となりの町のお嬢さん」は、吉田拓郎さんのシングルで1975年9月25日発売されています。

発売元はフォーライフ・レコード(現・フォーライフミュージックエンタテイメント)。

「ひと夏の恋」、よくテーマになりますが、この曲のテーマもそうですね。

ある夏の日に「となりの町」から僕の故郷にやって来たお嬢さん。

いつかお嬢さんは「となりの町」に帰ることとは知りながら、ひと夏の恋をする、ぼくの物語。

限られた期間だからこそ気持ちが燃え上がる、というのはあるのでしょうね。

このように綴っていると、舟木一夫さんの「高原のお嬢さん」 を思い出します。

あちらの曲(高原のお嬢さん)では、

夏がゆけば 恋も終わると
あの人はいつも言ってた

と歌っていましたが、こちらの曲(となりの町のお嬢さん)では、

いつか帰ると知ってるさ
切符を二枚買っちまえばいい

使われている楽器のせいか、どこかアメリカ民謡のようにも感じられる、のどかな曲調です。










































































































































































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