2020/06/19
「少年の肝喰ふ村は春の日に息づきて人ら睦まじきかな
[辺見じゅん/おぞましい景色もこれは現実の悲しい村のありし姿か][猟奇歌]」
「辺見じゅん吾より十歳年上で角川原義の長女だと[『男たちの大和』の作者][短歌]」
「鳥魂の死者のぼりけり歌谷に雪まだやまぬ寂けさのなか
[辺見じゅん/どんな鳥似合いたるのか魂に歌谷なるは死者の谷かな][猟奇歌]」
「ものの怪の千手伸びくる年の夜半みなかみとほく雪つもるらし
[辺見じゅん/下の句の吾には出ない発想も上の句自然に誘導するか][猟奇歌]」
「九時前に雨はやみたりペタンクもゴミ出しもせず思案をしたり
[剣客商売までの時間潰し][日記]」
「原稿と編集後記やり終えて二部を作りて校正に出す[奥村、齊藤さんへ][短歌]」