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そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

与謝野晶子の火事(06/03)

2020年06月03日 | 日めくり帖

2020/06/03
「立つと見る家のただちに焼亡す火の泉より火のほとばしり
 [与謝野晶子/茫然と家の燃えるに茫然と焔の勢い恐ろしきまで
 /我などは最後の一字動詞にてついやりたきや『ほとばしる』と
 /書きためる飯の種なる原稿をこの火事で焼き消沈したり][短歌]」

「五月雨春が落ちたる幽暗の世界のさまに降り続きけり
 [与謝野晶子/春が落ち幽暗にとふ晶子には五月の雨も降り甲斐がある][短歌]」

「人形は目あきてあれど病める子はたゆげに眠る白き病室
 [与謝野晶子/『たゆたげ』はぐったりしてるさまなりき添い寝ね人形目がナマナマし][短歌]」

「図書館で四冊返し五冊借り少しは読みて勉強せんか[デザイン、古代史、哲学][読書]」
「風呂に入りメモ取りながら哲学書漫画なれども半分読めり[][読書]」
「ホトトギス聞きつつ学ぶ短歌なり来嶋靖生の『採れなかった歌』[][読書]」