昨日までの気温が一気に１０度ほど上昇して今日は２３度まで上がった。 夜のニュースの天気予報では今年初の warmdag となったと言っていた。 直訳すると暖かい日、でありそれをなんとか格好をつけると温暖日、とでもいうことになるだろうか。 気温が２０℃を超えるとこう呼ばれるらしい。 今年は遅いと思っていたら大抵は４月にそれがくるので今年は特別遅いわけではなく、1983年には５月の３１日まで待たねばならなかったそうだ。 そのころ自分はもうオランダにいてそれも北のグロニンゲンだったからそのとき何か感じたのかもしれないけれど、しかしこういうのは長年気候の変化を経験して比べてからいえるものだから当時まだ在蘭３年ではまだまだここの気候にに慣れていたとは言えず、それにその頃は若いこともあってそんなこと今に比べては別段寒いとも感じていなかったにちがいない。 いや、寒いとは感じていたのかもしれないけれどそれはまだ大阪に比べてのことでオランダ一般ということまでは経験がなかったのだからそういう感じはなかったのだろう。
今日一日いい天気であったにも関わらずほぼ一日中屋内にいた。 地元の射撃クラブが主催する古式銃地区大会の射場監視員を一日中やり、そのあいだに長銃５０ｍと短銃２５ｍの部門で二回、30分づつ撃ったから5時前に終わったときにはかなり疲れていた。 まだ陽の高い裏庭で役員たち数人と暖かい空気の残った西日を浴びながらビールを飲んで解散し残り陽の中を家に戻った。 夕食後、8時前に裏庭に出て外を見ると西空には飛行機雲が交差しているのが見え、それはもう初夏の光と温度だった。
夜10時には鎌の様な鋭い月が透明な空に出ていて気温も17度と暖かくそんな中、町の周りの牧場から春の匂いが漂ってくる風でもあった。