暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

他人の夢をみることは出来るか; それに比べて自分の夢は、、、、

2013年04月05日 15時16分45秒 | 想うこと
殆んど夢を見ない。 それに夢もないのかもしれない。 寝てから見る夢は 一年に二三回しか覚えておらずそれも大した内容でもなく少年から青年になる頃でもそんなにみることはなかったけれどたまに見たものはナンセンスなものばかりだった。 高校のとき友人で自分で夢の筋書きを作ってある程度まで見られる、という者がいた。 当然そいつの夢を確かめることもできずただその友人の言った事を信じるしかなかったのだが、その友人にしても冗談をいうのでもなく、かなり夢を見る体質でもあるようで日頃から枕元にメモ帳をおいており、目覚めるとすぐみた夢をメモするようなことをかなりの期間やっていたようで、そういう性格の者ならさもあらん、という感想をもったものだ。 登場人物を設定し、場所、状況を設定して自分がそこに入り込む、というようなことがある程度できるらしかったけれどいつも成功するとは限らなかったようだし、それに自分の思うとおり登場人物たちをうごかせるとは限らなかったようだ。

自分にとってその友人の話にもう一つ入れ込めなかったのは、それをしてそれがどうなのだ、所詮は夢だろうということだった。 今になって考えてみれば自分のはなんとも想像力の乏しい怠惰なものの考え方であり現実的だなあ、せめて夢の中でも想った娘とデートしていれば現実には叶わない恋も成就するのに、とは思うものの大筋では自分の意見は変らなかった。 これは物心付いてからずっとあまり夢を見なく、見れば非現実的なものばかりみている者の意見だろうけれど、個人的にはそれに加えて何も寝てまでなんでも自分の統制下におくこともないだろうにということだったのだはないか。 ただ、他人の夢を覗く、というのには興味がなくもない。 けれどそれには他人のプライバシーの侵害という要素も絡むことが頭をよぎる。 本人が許可したものを見るということもありえるのだろうがそんなものは安でのプライベートなヴィデオクリップでしかないようにも思えて食指がうごかない。 昔、死んだものの眼球を取り出しその網膜を解析してみると最期に見た像がそこにある、と言ったものだがそんなことも100年前ではいざ知らず、今ではそれが脳波、ということなのだろうか。

科学的に他人の夢が覗けるようになってきている、ということが話題になっているようだ。 被験者の脳波をとって解析し眠りのパターンで夢を見ていると思しき脳波が出たときに被験者を起こしその内容を聞き取り何度もそれを繰り返し脳波パターンと聞き取った情報を総合的に判断し、夢の像、情景の中の視覚的情報の精度を上げて行きデータベースに収め結果としてモデルが出来上がるとそれが夢の視覚的再現である、というものらしい。

夢は脳の活動であるからそのパターンを解析できればある程度再現できるのは当然の理屈の帰結ではあるけれど、「ある程度」から「正確に」がくせものだろう。 しかし今の研究で非常に限定的に言えば正確に再現ということもあるとのことだがそれも科学者の言葉の常、限られた範囲内なのだ。 我々の思考も夢も脳の活動であり化学反応であるのだろうし、また我々の生きている間に経験した情報が意識、無意識に関わらず脳に記憶として収められていて一度収められた記憶が初記憶ままそこにそのまま収まっているかどうかということに疑いがあるものの、収まっているとしてそれを取り出すことができるのか、など数多くの疑問にはまだ回答が出揃ってはいないようで、初記の記憶の再現化というはいまのところまだSFということになるだろう。

このあいだ観たSF映画「月に囚われた男 (2009)」では自分のクローンが作られており当然全ての経験、記憶がクローンの脳に移し換えられていくのだがそれも脳の記憶の完全に、また更に操作されたコピーも使われるからであってそういうことを目指すとなると上記の研究はまだ緒に就いたところだろう。 それに映画のクローンはあくまで完全なクローンとして記憶、経験のデーターを同じ人間のクローンに写したものとされていたのだがそれでも実際の人間との齟齬が出る、という風に映画は作られていた。

話は夢からそれを含む脳を覗くというところまで行ってしまったけれど今回のニュースは視覚に限られているようだ。 当然視覚が定まればそれに付随した記憶の連鎖で他の感覚の記憶も呼び起こされることもあるだろうし、その逆に例えば嗅覚などの記憶から視覚が呼び起こされるということもあるのは様々な実際の例が示している通りだ。

こういうことを書くのは普段夢を見ない自分が夢を見たからだ。 その夢は、知人か友人達と会食していて支払いの段になって10万円以上を請求されて戸惑い、ああ、あるのに払えない、ここは日本だったと思ったようで、そうすると普段はそういう額のユーロならキャッシュカードで支払いをするのに自分は日本には口座がないから、ここではこのクレジットカードも使えず円の現金も持ち合わせがないし、ここは誰かに立て替えてもらってもらっておいて、、、、というところで眼が覚めたようだ。 焼肉、、、、というような言葉が使われていたかもしれない。 友人、知人がだれだったかも記憶にない。 日本で日本語だけだったのはほぼ間違いがない。 ただ、ホテルにもどればそれぐらいの現金はあるので心配はしていなかったのだがさしあたってのつまずきで日本にいるときはなんでも現金をもちあるかねばならない、ということを忘れていたということなのだろうか。 それにそれが昼食だったのか夜だったのかもその夢の中からは窺えない。

それだけのことなのだが、もし夢に何かの意味があるという心理分析ということになればさまざまな可能性があるのだろうし例えば、金の心配事、なのかなどと世俗的にはそんなことが第一に浮かんでくるのだろうがいまのところそんな金の心配は一切無いし、周りにもない。 そういうことが最近あったかといっても思い当たることは何もない。 そうすると何か、ということになるのだが、そこで今日のニュースに繋がる。 自分の夢の視覚の記憶が再現できるとしたらそこに入り込みそれが何処だったかみてみたい。 その友人、知人が誰だったかも知りたいし、夢の中で10万以上と言われてああ、あの人数ならそんなもんだろうな、と思ったことを記憶しているから4,5人だったのではないかと思う。 そんなものを知りえても別段何の得にもならないのだろうが、しかし自分の夢の記憶が「食いもの」と「金」だけだった、というのはいかにも夢が無い。 その友人知人の中に女性がいたかどうかさえも思い出せない。

猫を連れて獣医のところに行ってきた

2013年04月05日 01時42分37秒 | 日常

この二ヶ月ほどうちの14歳になる老猫がはかばかしくない。 とくにこの3週間ほど喘息か気管支炎かというようなゼーゼーというような呼吸音が聞こえる。 夜テレビを観ているとき膝の上に乗って眠っているのだがそのときの呼吸音がまるでイビキのように聞こえ喧しいくらいになったから今日獣医のところに行って診てもらってきた。 

歳をとると心臓も弱るようで聴診器をあてて聴いていた獣医は心音にもなにか濁りが混ざっていて、どうも気管支だけの問題でもなさそうだ。 老体であることと気管支に炎症があるのかもしれず、だから鼻の穴のとおりがよくなるように注射を1本打ってもらい2週間分の抗生物質の錠剤をもらって帰ってきた。

夜中には二つの薬の効果があったのか猫の居眠りする様子が静かになったものの鳴き声が完全に掠れていた。 2週間様子を見てよくなればよしまだはかばかしくなければスキャンをかけて心臓の調子をみようということになったのだが14歳なのだからもうこういうことがあっても不思議ではないといわれた。