暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

10月3日の祭りはあまり天気がよくなかった

2012年10月08日 18時23分48秒 | 日常

2012年 10月 3日 (水)町の休日

今年もこの町の伝統的な祭りがやってきた。 これについては今までいろいろ書いてきた。

2010年
http://blogs.yahoo.co.jp/vogelpoepjp/61173617.html

2008年
http://blogs.yahoo.co.jp/vogelpoepjp/55966305.html

今年も申し込みの日に行けなくて市民には無料で配られるこの町の特別品である生の鰊と丸いパンを逃した。 だから早朝7時に旧公式計量所の前で30分ほどこのために並ぶのは免れている。 

それで、家人に起こされ午後2時に目覚め、下に降りると外は細かい雨が降っている。 前日魚屋で買った生の鰊をワサビ醤油で喰いショットグラスのジンを飲んでからポンチョを被り外に出て家人と一緒に行列を見に行った。 例年は家の近所から1時に行列がでる。 この行列には過去2回参加している。 一回目は25年以上前だっただろうか。 知り合いの誘いがあって日蘭関係がらみのグループの行列で民俗学博物館から借りてきた大名行列の侍の格好で歩いた。 キンキラ衣装に漆塗りの紋付帽子というのだろうか、参勤交代の時に被っているもの、に錆びた本物の刀を挿して2時間半ほど町をパレードしてあちこちでサムライだと注目を浴びた。 ところどころでは観衆からビールやジンを振舞われた。 やたら衣装と刀の重かったことを覚えている。  この日の祭りの行列には4kmほどの沿道には数万人の見物人が押し寄せるから人の垣根の中を歩くのは一種異常なことで、こういう事はなかなか経験できるものではない。 二度目は2000年で、日蘭関係400周年の行列グループで日本のどこかから借りてきた神輿に付き添って行進した時だ。

出発点であってここに戻ってきて解散地点になる場所に来ると当然誰もいなくて、参加者の乗ってきた大型バスやトレーラーなどがあるだけで、警備の若者に最後のグループが出たのは何時ごろだったと訊いても要領が得なかったから取敢えず仕事の行き帰りに通る堀端のコースを行列とは逆に行けばそのうち先頭がやってくるだろうとの算段だったのだが沿道も雨のせいなのか例年より見物客が少なく、やっと養老院のところまで来るとお年寄り達が介護の人に付き添われ沿道のテントの中に沢山並んで座っていた。 テントに入りきれないお年寄り達は明るい青のポンチョに包まれて車椅子に座っているのだがここまで来ると雨は止んでいた。

今年のテーマは「オランダの栄光」で当然この祭りの元ともなった16世紀にスペインの圧制を跳ね除けた話が最初に来るのだが、この町ならではの山車が沢山出ていつも通り和やかなものだった。 大抵先頭は馬に乗った警官に続いてオランダ女王の馬車を模したものに乗った市長がくるのだが馬車は止まっていて市長は見えない。振り返るとさっきの老人達が座っているテントの前で正装して山高帽を被った市長は老人達と一緒に古い歌を歌っていた。