暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

寒くなって、、、風邪が、、、、

2011年11月15日 17時39分26秒 | 日常

2011年 11月 14日(月)

この何日か風邪の入り口を行ったり来たりしていて昨日も自分の射撃クラブが主催した地方の大会で射場監視員として一日中寒い射場にいて往生した。 準備を多少ともしていたものの夏の間に硝煙を換気する装置が強化されていたことを忘れていた。 クラブ員や他の町の参加者達が集うクラブハウスやバーなどは20℃に調整されていたけれど射場は外気のままで特に外気が入ってくるところでは10度ほどだから自然と前に並んだ10人の選手を監視するというより体を温めるために檻の熊のように歩くというような感じだった。 選手はいうまでもなく監視員もアルコールを摂る事は許されないから般若湯代わりに30分ごとに熱い紅茶を啜って凌いだ。 参加者は30分だけそこにいてあとは緊張で火照ったからだをクラブハウスに戻り好きなことが出来るのだからいいもののこちらの方は熊の歩行にも更にへの字の口が加わるというもので、5時前に大会が終わってクラブのバーに戻って流し込んだスコッチの温かみにやっとほっとできた一日だった。 

戻り道のカーラジオで聞いた天気予報が夜中には零下になると言っていたので家に戻るなり裏庭の水道に通じる居間の下にある栓を閉じてそこから蛇口までの水を抜いて凍っても管が破裂しないようにした。 これから2月の終わり、3月までこの水道管は使えないもののその時期には水を撒くことはないからどうということもない。 冬支度が始まっている。

それが昨晩で今晩、夕食後ぐずぐずしていると家人にどうしてジムに行かないのと言われたので、ごにょごにょと風邪が、、、と言い澱んでいると今時そういう時期だから皆そうなのよ、汗かいたらよくなるから、とケツを押された。 自転車で5分ほどのところにあるジムに走る夜の9時前は明らかに3,4度まで下がっているといて、それは草木の光りかたや空気の層がそれを証明している。 この分では明日からは手袋がいるぞ、ということを知らされた。

ジムに行くと爺さんグループ12,3人が既に集まっており、このジムのオーナーでありトレーナである男が踝のことを聞いてきた。 先週からの様子を伝えると、あんた、もとに戻るまでこれから3ヶ月かかるね、と言われたのにはショックだった。 2週間ほどすると20kmほど歩く予定してるんだけど、と尋ねると、ああ、それには問題ないだろうね、軽い痛みは残るもののいい靴履いてできるだけ痛みをかばうようにすればいいけど、でも、ある程度の痛みを甘受しないと直らないよ、と言われた。

60分のうち初めの10分はウオーミングアップ、中の40分は様々な器具を使ったトレーニング、あとの10分は横になって寝そべるエンディングというようなフォーミュラで、中の本格的なトレーニングに入ると自分で加減しろよ、と言われたけれど短いダッシュをして向こうの壁から後ろ向きでゆっくり帰ってくるセグメントをやったときには全力ダッシュでは加減しなければ痛みが出るようだったからソロソロと走った。  その後でベルトコンベヤーの上を走るときには速度を上げていき中程度のジョギング速度では痛みが出なかったから少しはよくなっていることが認められた。

初めの10分でマットに寝そべって足、腹の筋肉に負荷をかけているときに隣の男が、今度友達が結婚50年、金婚のディナーをするというので招かれたんだけどな、あいつよく50年持ったな、うちは二人目だから30年ぐらいしか行ってないけどあいつの辛抱には負けるな、それであいつの子供や孫達は魚が嫌いだからディナーは魚料理のレストランでやるらしい、よく嫁がOKしたもんだ、といってこっちに話しかける。 で、よばれたあんたは魚好きなのかいと訊いてると、そこの二人、足に故障はあっても口は達者だな、とトレーナーに注意された。

この50の半ばに届くかというトレーナーはこの日は初めからサルサやラテンをずっと流していたのだが終わりにはいつもゆるいジャズを流す。 先週はなんの特徴もないピアノ・ジャズのスタンダードだったので一体だれが弾いているのかジムが終わったあと訊くとキース・ジャレットだというから驚いた。 驚いたというと、だろ、といってにやりとした。 こんなゆるゆるな演奏はジェレットじゃないからな、70年代は今何処という感じだというところで意見が一致した。 今週も女性ヴォーカルのスタンダードで締めたからその女性ヴォーカルはともかくオーケストラの編曲が妙な具合でクラース・オガーマン調だから誰の編曲か聞いたのだけど、CDをコピーして持ってきたからちょっとわからないんだけどこのヴォーカルはローラ・フィジィだよ、というから、じゃ、ハーモニカはトゥーツ・シールマンでメトロポール・オーケストラだというと、そういうこと、けど編曲は今度みてくるわ、といってオーナーは事務所に自分はロッカールームへと急いだのだった。

帰り道はまだジムのほてりが残っていたので家に戻っても寒気はせず熱いシャワーを浴びてビールで水分を摂りそのまま寝床にもぐりこめば直るのだろうがそのあとまだまだ夜は長く、少しよくなるとその分だけ不摂生の虫が蠢きだす性格はかわらない。