暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

Tue. 24-01-06 ラザーニャ

2006年01月25日 10時09分49秒 | 喰う
ラザーニャ


朝、昼   トースト バター 蜂蜜
      トースト バター 苺ジャム
      ミルクティー 500cc


午後    炭酸水 200cc


夕     ラザーニャ
      ミックスサラダ
      炭酸水 250cc

      グアヴァ入りヨーグルト

      コーヒー 250cc
      カステラ 1切れ

      白ビール 300cc
      炭酸水 200cc
      トマトジュース タバスコ入り 200cc
      クリームビスケット 数個

夜中    玉露 250cc

Jan Menu 4 at Cafe Danzig in the Hague, 25-01-06

2006年01月25日 09時37分37秒 | ジャズ
Tuesday 24, January 2006 at Cafe Danzig in the Hague

Jan Menu (ts)
Rembrand Frerichs (Fender Rhodes piano)
Frans van Geest (b)
John Engels (ds)

国際都市ハーグの中心地、美術史にかかせないレンブラントやフェルメールの絵がかかるマウリッツ美術館、そのとなりのこの国の首相の可愛い執務室がある塔からは100mも離れていないカフェーでの恒例火曜日のセッションである。

いつもの如く食事の後洗い物を済ませ、コーヒーを飲みながら8時のテレビニュースを見ておもむろに、乾いているが凍てつき始めたマイナス気温の中、車が暖かくなるまで景気付けにかけたのが

Blue Mitchel / The Things To Do / Blue Note RvG Edition 7243 5 94320 2-1 / 1964

家の前の運河に沿ってしばらく走り、高速に入って最後の市内の速度制限が80kmになったところをネズミ捕りにかからぬようそろそろと90kmぐらいでアメリカ大使館の近くまで走れば丁度3曲目が終わるところだった。 このなかに若きチック・コリアが入っているのが面白いが、今メンバーの中で後年の様子をしのばせるものはない。 ジュニアー・クックとミッチェルの組み合わせであるから、安心してバップの波に漂えるというものだ。 これも、今夜の予想ムードに合わせたのだが、嬉しく外れたのだ。

今晩のテナーはこの国の誇るビッグバンド、ジャズオーケストラ・オブ・ザ・コンセルトへボー(JOC)の筆頭テナーとも言うべき40に入ったかまだかという長身の寡黙な人、定期演奏会ではいつもその貫禄、器量に感心するのだが、今日は趣向も変わって、カルテットでこの人の力を十分見せていただこう、いや、聴かせて頂こうと意気込んで人の気配の無い通りを9時の開演5分前にひともまばらな会場に滑り込んだのである。ベースはやはりJOCのべースマンで日本でも人気のギタリスト、イエッセ・ヴァン ルーラーの初期のベースを担当した安定した技術の持ち主である。 そして、ドラムスは幾多の有名ジャズメンと競演し日本へも数度、特にチェット・ベーカーのドラマーとして演奏旅行に随行、現役で若手の指導にこのカフェで定期的にセッションを行うジョン・エンゲルス。 近々この時のフィルムがDVDになって発売になることを本人から聞いたのは開演前の雑談の折だった。 それでこの日のピアノは備え付けのフェンダー・ローデスにマイ・ファースト・ソニーに見まがうカラフルなギター・エッフェクターをつけておもちゃを扱うのを他のメンバーから揶揄されながらも面白い音を試みようというハーグの若き前途有望のレンブラント君である。

この日はスタンダード中心ではあるけれど、巧者ぞろいであるので一筋縄では行かない様子である。 モンクの曲で始まった指慣らしの数曲はチャーリー・ラウズ的なうねりを見せ、それに入り込むハンコック調のフェンダー・ローデスはこの若手の、今晩のピアノの調子を確認する動きであるとみた。 適度な長さのところでドラムスが歯切れのいいシグナルを投げるとチェースが始り、順当にts、pという風なソロの順番を示している。

マックザナイフでは打って変わってゆったりとしたハモンドオルガンの響きで微笑ましく始めるのだが、テーマのあとはワーン・マーシュ風の速いテンポでtsが追い込み一渡り変奏するとJorduでは速度を増し、ベースとドラムがシグナルを出してテンポを落とすとW.ショーターのフレーズが挿入されるという調子なのだ。 tsの音量で弱の部分の響きのコントロールは奏者が円熟期に入ったという事を示している。 第一セットの最後にはコルトレーンのInvitationで豪快なホーンを提示、そのときには各自ほぼフル稼働であり、各自自分のテンポ、フレーズで飛ばす風なのだ。 ピアノはここで初期のウエザーリポートを思わせる金属的な挿入音で新鮮味を見せるかと思えば、また、tsはこれにショーターのフレーズで答えるといった展開なのだが、タイムキーパーのドラムスがけしかけておいて急遽4ビートに戻ったり、またぞろ速度を上げたりの心地よい変わり方なのだ。

この日も2セットめから、恒例のジャムセッションになり何人かの若手がピアノやトランペットで入り、モンク、コルトレーン、スタンダードのいくつかを演奏するのだが、特筆すべきはtsのBody & Soulにおける導入部のフレーズの美しさと、あまりにも知られたこの歌を只単になぞるようなことはしない。 ふすまごし明かりで薄い輪郭を追うアドリブ処理なのだ。 ここでもモダニストのpはブロックコードでも同様にtsに反応し、エヴァンス、C.コリアを思わせる展開の場面も見られた。

tsの多才なフレーズ、音響のコンとロールの妙には大音響のビッグバンドでは味わいがたい繊細な魅力をみた宵だった。 

今は行きかう車も人もないアメリカ大使館、オランダ法務省の通りをテロ攻撃に備えて軽タンクとも見える警護車が駐在している脇を、当然監視されていると毎回意識しながら通り過ぎるには先ほどのジャズの熱気が無ければやりすごせない。

信号だけが点滅する通りを抜けて高速に入り車内暖房に対応するためには昨年の収穫、暖かい女性ヴォーカルが要る。

Liz Wright / Dearming Wide Awake / Verve 060249815533 2005

6曲目 Old Manに入る前に車は自宅前に到着、残りは次の機会にとそのまま車に残しておいた。