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いつでも君のこと好きだったよ

ひとりぼっちはどうするの

2020-12-10 23:00:35 | 日記

 今週は長い。職場の人が出張が多くて、毎週お休みにしていた火曜日も出勤した。月曜日からハードなセミナーだったし、火曜日は仕事の帰りに櫻坂46のデビューカウントダウンライブを観に行った。

 

 いままで何度かライブ配信のお知らせを見て、チケット買おうかどうしようかと悩んでいたのだけど、結局、自分の小さなパソコン画面で観てもなぁと思って見たことがなかった。今回は全国の映画館でライブが見られるということで、チケット受付の日はお昼休みに必死でトライした。京都の映画館はすぐに完売になってしまったので、もうだめだなぁと思ってお弁当を食べたあと、いや、滋賀や大阪ならまだチャンスがあるかも、と思って、再挑戦したら、大津のチケットが偶然とれた。もう一度試みたけれど、二回目にはもう完売になってしまった。それで、ほかをあたっていって、大阪のくずはモールをとることができた。ををー。夫に連絡して喜び合う。

 

 くずはなら、大阪といっても梅田とか難波まで行かないし、京阪を使えば、私の職場から1時間以内に行ける。17時45分に終わって19時30分スタートに間に合う。

 

 当日の火曜日は、夫は半休を取って、備えていた。べつべつの会場だけど、たとえ同じ会場でも席の指定はできないから離れてしまうだろうし、ひとりで噛みしめるというのもいいかもしれない、と思った。

 

 京阪は思ったより空いていて(京都の地下鉄になれているせいか)、窓もあちこち開いていた。映画館は検温やシートを拭くためのジェルやペーパーも置いてあって、かなりコロナ対策がされている。換気もできているし。チケットを見たらB列だったので2列目かと思ったら、A列は椅子が撤去されている状態で、最前列だった。をを、ラッキー。ジェルとシートで椅子のひじ掛けなどを拭いて、待機。開演まえに、メンバーの天ちゃんとかりんちゃんが、声を出しての応援は控えてくださいとか、マスクを着用してくださいとか、会話は控えてとかアナウンスしてくれたので、みんなちゃんと守って、最後まで声を出しているひとはいなかった。これは意外。みんな同じ方向を向いて無言で観ている。立ち上がるひともいない。両側は若い男の子と女の子で。女の子は曲が終わるたびに指の先のほうで遠慮がちに拍手していた。なんか、涙ぐましい応援姿勢。きっとみんなデビューのライブで感染者がでたりしたらメンバーの子たちに迷惑になると思ってるんだなぁと思った。マナーのよさに驚いた。飲食よりはるかに安全だ。

 

 大画面で観るパーフォーマンスはやっぱり見応えがあった。デビュー曲の「Nobody's fault」をはじめ、他7曲が披露された。これからデビューするのにすでに8曲も披露する楽曲があるってすごいな。ほとんどが初めて聴く曲だったけど、いいなと思ったのは「最終の地下鉄に乗って」「Buddies」。欅坂46から改名して櫻坂46になって、イメージカラーは白。明るい方向へ歩き出している。歌詞も仲間の結びつき、みたいな雰囲気になって、確かにいまはネガティヴな状況だから、明るいものを求めたい、という気持ちに応える形で、聴いていて元気にもなるし、応援しているうちに楽しくもなる。

 

 1時間くらいで終了。(映画と比べてかなり短いなと思ったけど、こういうものなのかもしれない)見終わって、席を立ったときに浮かんできたのは、「ひとりぼっちはどうするの」という問いかけ。私は欅坂のにわかファンで、ファンになって10ケ月で改名ということになった。そんなにわかな私でさえ、そんな風に感じたのだから、デビューのころからのファンは置いて行かれたような気持になってないかなと思った。

 

 欅の楽曲はひとりでも大丈夫、仲間に入れなくっても平気、自分の意志を貫く、というコンセプトが流れになっていたと思う。(私がこれまで聴いてきたイメージだけど)みんなといても「独り」。きっとどんなひとの心にもあると思うし、そういうことが過ぎる瞬間もあるし、そこを肯定される安心感に励まされてきた気がする。それが、急に「仲間」を前面に出してこられると、え、もう、ひとりぼっちは封印するの? という寂しさが過ぎった。でも方向を変えるということはそういうことなんだな。

 

 でも、いいんだ。いままでの寄り添ってくれた時間は保存してある。欅時代の曲を聞けば、いつでも、単純に励まされる自分がいる。

 

 櫻坂の曲は元気にはなるけれど、励まされるというのとはちょっと違う。

 

 そして、きのうFNS歌謡祭で平手友梨奈さんの「ダンスの理由」の曲とパーフォーマンス。圧巻だった。ずっとどきどきしていた。テレビの前で自然に正座してみていた。瞬きするのももったいない感じで目を見開いていた。そして、終わったとき、自分でも気が付かなかったけど泣いていた。ありがとうって気持ちでいっぱいだった。これだよ、やっぱり。命を削って踊ってる。この気迫。1年に1回、観るだけでもいい。あと364日休んでくれてもいい。励まされるとか寂しさが癒えるとかいうレベルではない。1年分の充電をしたみたいなパワーが漲ってくる。

 

 ひとり、ということを大切にしたいと思った。

 

 

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