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いつでも君のこと好きだったよ

山城歌会

2021-12-07 19:11:53 | 日記

 きょうは山城歌会。朝から雨なので洗濯はしない。郵便局や銀行の用事をすませて会場へ向かう。

 

 雨で急に参加できなくなった人もおられて、きょうは7名。コロナの影響で9名マックスの和室の部屋で、歌会前に机を出したり、座椅子を出したり、換気をしたり。

 

 司会はH氏。自由な感じで進められる。いいお声で朗々と一首一首読み上げられ、「いいですなぁ」とか余韻を楽しんでおられるのが面白い。こっちもつい笑いがこみあげてくる。歌会は楽しくないとね、と思わせられる。評はふつうはふたりが評をしてあとは自由議論になるというスタイルだけれど、H氏はランダムに最初から当てられる。みんな心が広いから、自由にやるならそれでもいいかという感じで受け入れてふつうに進んでいくところもこの会ならではだなと思う。

 

 ・石段を上れずそれゆくわき道に石蕗の花明るい黄色  黒住光

 

 「上れず」「それゆく」「わき道」と、上句はネガティヴな言葉が並んでいて、ぱっと下句で明るくなるところがいい。わき道に余儀なくいくことになったけれど、だからこそ出会えるものもあって、黄色い石蕗をみつけたときの明るさや嬉しさがとても自然でいい、と好評なコメントが続いた。

 

 あとで光さんと帰り道でこの歌について話すと、光さんは私のブログを読んでくださっていて、先日の「空き地」の話からできた歌だったそう。「いろいろできなくなることはあるけれど、変わっていっていいんだって思いました。歌ができてよかった。ありがとう」と言われて、こちらこそ、ずっと読んでもらってありがとうございますという気持ちだった。

 

 歌会前や歌会中、休憩時間に挟まれる黒住嘉輝氏の思い出話も楽しくて、歴史を耳できいている感じ。大連からの引き揚げの話や新聞電車、教員時代のフォークダンス、お住まいの近くの池公園の皇帝ダリアなど、毎回私たちのなかに少しずつ積もっていく。

 

 私のブログ記事から短歌ができた、というのは初めてきいたので、そういうこともあるのかと思った。

 

 歌人のみなさん、そういうこともあるらしいですよ。

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