息子のくる日

　ことりのくるひ　という、ちひろの絵本があったように思うのだけど。

　３月に入って連続１０日３８度以上の高熱を出していた（インフルエンザだった）息子が、急にきょうの夜遅く来るという。息子は会社の２階に住んでいるので、いい加減外に出たかったのだろう。

　息子がくるとなったら朝すぐに目があく。

　私「Rがくるから、玄関の下駄箱スペース、イースターにしないと」
　夫「・・・・」

　実はずっと仏事もろもろの事情により多忙で、まだお正月（！）のままだったのだ。こういうだらしないことはだめだ。（ってずっとそのままだったのに）

　私「あとは･･　メダカの鉢の水が淀んでいるからかえなくちゃ」
　夫「・・・・　そんなはりきらんでも」
　私「はりきってません！」
　夫「はりきってるやん」

　自然に身体が動くだけなのだ。大人のメダカ８匹、子供１１匹。全員冬を越していた。えらい。

　大きな瓢箪型の鉢（プラスチック製）と陶器の水鉢を洗って水を入れ替え、メダカたちを泳がせた。ふー。

　私「２階とリビングとトイレ掃除しないと」
　夫「・・・・」

　私「お墓参りも行っておこう」
　夫「きょうじゃなくても････」
　私「いろいろすっきりさせておきたいねん」

　お墓参りと夫の実家の仏壇の掃除にいく。

　私「あとは、爪も切らな」
　夫「なんでやねん」

　まぁ、いろいろと万全にしておきたいのだった。