二槽式洗濯機

　このあいだ、Twitterで二槽式洗濯機を40年使っていて一度も故障なし、という写真付きのツイートが流れてきて、を、40年ってすごいなと思いつつ、うちの二槽式洗濯機もそういえば33年、故障してないなと思って、写真を撮って、「うちも33年目、毎日元気に動いています！二槽式いいですよね。日立です。」とコメントしたら。

 

　どんどん「いいね」がつき、リツイートされ、コメントもいろいろもらっているうちに、10日後のきょう、668いいね、31リツイートがついていた。閲覧回数は89,529回。城陽市の人口を軽く超えている･･･

 

　もとの人のはもっとすごくて、1.5万リツイート、1926引用リツイート、13.7万いいね　になっている。

 

　そんなに二槽式洗濯機を愛する人がいるとは。

 

　私のツイートにつけてくれたコメントも、「家庭科の教科書で見ました」とか「子供のころ、使っていました」「工場の作業着洗いに使っています」とか、いろいろあっておもしろい。

 

　私が購入した33年前もすでに全自動洗濯機が主流になっていて、日本橋の電気屋さんをまわって、倉庫にあった二槽式洗濯機をわざわざ買ったのだった。当時、実家もずっと二槽式を使っていたし、タオルやパジャマと靴下を一緒に洗うということに抵抗があった。夫の作業着はひどく汚れて持ち帰ってこられたし、いまから考えても正しい選択（！）だったと思う。

 

　その後、子供が生まれてからも、ベビーものは別にしたり、体操服とかカーテンとか、汚れの少ないものとひどいものに分けられたからふつうに使っていた。途中で実家も全自動に変え、うちも壊れたら全自動にしてもいいかと思っていたけれど、壊れずに今日に至っている。

 

　前に職場のひとに言ったら、「最近の洗濯機は水の節約ができるタイプがでてるから、私はまだ使えたけど買い換えたよ」と言われ、ふうむ、まだ使えるのに買い換えるのもなぁと思っていた。

 

　そして、時代はSDG’ｓとか丁寧な暮らし、とか言われるようになってきた。

 

　簡単に自動でひとまとめにっていうより、確かに目でみてすすぎの水の量を調節したり、まだ汚れが落ち切っていないようなら自分で確かめて延長したり、丁寧なのかも。つぎつぎに新しいものを買って捨てるより、環境にもいいし。

 

　別に意識的に丁寧な暮らしをしてきたわけでもないし、環境のために二槽式洗濯機を使い続けてきたわけではないけれど、結果的にそうなっているというのはいいのではないでしょうか。

 

　センサーとかタイマーとかもなくて、構造がシンプルなので壊れないのかもしれない。

 

　これからもがんばってほしい。