母の面会

　このあいだの日曜日は堺の友達の家で食事会があったので、堺の実家に泊まった。ひとりで泊まることは滅多にないからなぁと思っていたら、妹も来てくれてふたりで泊まった。

　ふたりとも早めに眠ったので夜中の２時ごろ目が覚めてしまって、明け方まで眠れずにぼんやりとした頭でしゃべっていた。

　８時に朝食。９時に夫がやってきて、実家の片づけをした。両親の靴、鞄、服を大袋２つにじゃんじゃん入れて、佐川急便に引き取りに来てもらった。それが１３時半。それから１４時に母の施設へ面会に行く。（結構ハードだ）

　母はとても元気そうで、娘ふたりの顔を見た途端、「あら」といってとても嬉しそうな顔をした。

　面会のロビーのベンチに３人で座って、お菓子を食べ、家から持って行ったお茶を飲んだ。

　コロナ対策のため、面会時間は１回につき２０分と決められている。２０分はすぐに過ぎる。

　「また来るね」と言ったら、「また来てね、すぐに来てね」と母は玄関で握手してくれた。私と妹とに握手をしたあと、そばにいたスタッフさんにも握手を求めたのでみんなで笑う。

　最近、親がネガティブなことばかりいって困らせるとか、施設であばれるとか、知人からいろんな話をきいていて、母はその点機嫌よくしてくれているのでありがたいなと思う。施設との相性がよかったのかもしれないけれど、順応性があるというか、いつもなるようになるわ、という考えで生きてきていて、母自身の性格にもよるかもしれない。

　親戚の赤ちゃんや幼児の写真をみせたら、「かわいいわねぇ、写真とりに行きたいわ」（たぶん、写真なんて獲ったことはない）と喜んでいたから、また小さい子の写真を送ってもらって見せに行こうと思う。

　写真は急にガレージに伸びてきた植物。植えたのかなぁ、何が咲くんでしょう。