このあいだ、塔の社員総会にでたときに、緊急事態宣言がでているけれど、再校作業のメンバーが集まるだろうかというような話をされていたのをきいて、久しぶりにきのうは再校作業に参加した。初校チーム3名、再校チーム11名、くらいだったと思う。広い会場で、ロの字型にならべられた机にひとりおきに座る。
入り口をあけていたのでちょっと寒かったけど、換気のほうが優先だ。
最初にわりあてられたのは江戸雪選歌欄だった。江戸さんが選んだ歌、並べた順番、書かれた選歌後記などを、丁寧に読んでいった。選歌欄によって、その選者のカラーがでる。再校作業では、作者が書いた原稿も見ていくので、落とされた歌も目に入る。江戸さんがつけた〇も。こうして毎月毎月、出された歌を読み、選び、並べ、後記を書いてくださっていたのだ。
間違いなくちゃんと歌や文章が読んだ人に届くよう、集中して読んだ。
文章からは声が聞こえる。江戸さんの声だ。とても懐かしくて泣きそうになったけど、こらえて読んだ。
新しい場所で歩きはじめた人を思うとき、心で繰り返し歌う歌がある。その人にも自分にもエールを送るために。 uruの「Funny Bunny」。 きょうも通勤の行き帰りに歌っていた。
Funny Bunny
ばれちゃった夜キミは笑っていた
オーロラにさわれる丘の上
両手をのばして僕を誘っていた
ほどけてバラバラになったビーズ
きれいだね夜空にプレゼント
道化師は素顔見せないで
冗談みたいにある日居なくなった
世界は今日も簡単そうにまわる
そのスピードで涙も乾くけど
キミの夢が叶うのは
誰かのおかげじゃないぜ
風の強い日を選んで
走ってきた
今頃どこでどうしてるのかな
目に浮かぶ照れた後ろ姿に
会いたいな
キミの夢が叶うのは
誰かのおかげじゃないぜ
風の強い日を選んで
走ってきた
飛べなくても不安じゃない
地面は続いてるんだ
好きな場所へ行こう
キミならそれができる