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いつでも君のこと好きだったよ

寝る前の日課 NHKラジオ第二朗読

2021-01-22 22:48:43 | 日記

 コロナが流行り出した去年の春、なにか集中できるものを求めていたんだと思うけれど、何年ぶりにかパッチワークをやり始めた。

 

 お気に入りの布を選び、組み合わせ、並び替え、縫う。コースターとかポット敷とか、ランチョンマットとか。来る日も来る日も時間があればなにかを作っていた。そのときに聴き始めたのがNHKラジオ第二の「朗読」。https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/detail.html?p=0971_01

 

 読まれるのは名作と呼ばれる小説。耳から入ってくる言葉が新鮮で、面白く、毎日聴くようになった。

 

 それから、テレワーク期間がなくなってまた出勤し始めると、パッチワークをする時間もなくなり、自然に「朗読」からも遠ざかっていたのだけど、友達の錦見さんが私のブログを読んで「朗読」を聴くようになって、毎日聴いていることを知って、また私も復活している。

 

 以前は夜中の1時とか2時まで起きてスマホをみたり、パソコンをみたりしていたけれど、最近は0時には二階へあがる。

 

 そして、「聴き逃し」で朗読を流しながら、顔、脚、踵にクリームを塗る。それぞれ別のクリームを使い分けて。それから、ゼロポイント運動をやって、身体の歪みを治す。これで結構、首や腰や背中の調子がよくなる。自分では気が付いていなくても、こっていたりするみたい。最後に深呼吸をして、指にその日の気分でハンドクリームを塗って寝る。(最近はロクシタンのアーモンドをよく塗っている)

 

 すると、手や足の先がぽかぽかしてきてそのまま眠くなる。 1回の朗読は15分なので、2回分聴くときもあるし、1回の途中で寝てしまうこともある。今聴いているのが谷崎潤一郎の『痴人の愛』。これがすごく面白い。きのうは「第14」で、いちいちいろいろツッコミながら聴き、わははと笑った。

 

 「時世遅れの奇妙に長い八の字髭を生やしていて」というある男の描写に、「どんなんよ」とか思いながら想像する。また、ときどき、なるほどな、と思ってくすっと笑うこともある。たとえば、「人と人との勝ち負けは理知によってのみ決まるのではなく、そこには気合いというものがあります」とかいうあたり。こんな昔から気合いについて書かれていたんだなと思うのだ。

 

 あと、物語を書く、という立場で聴いていると、こんな細かい情景は体験してみないとわからないと思うけど、谷崎潤一郎はこんな物言いの婦人に接したことがあるんだろうかとか、人間を観る目がすごいな、とか考えながら聴くのも楽しい。

 

 きょうは「第15」。そろそろ上にあがる準備しよう。

 

 

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