![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/fb/847d78a9544582b063a2530b1e454f0e.jpg)
今年はL.M.モンゴメリの「赤毛のアン」が出版されてからちょうど100年目。
同じ年の4月28日には第一回ブラジル移民を乗せた笠戸丸が神戸港を出航しているので、今年は日・伯各地で様々な行事が行われていますし、テレビでも多くの特集番組が放映され、皇太子殿下も目下訪伯中です。
今月、双方の100年目を記念した切手が発売になったと聞いていましたら、昨日、夫が友人から一種類のシートを頂いてきたんです。こんなとこんな。
先日、「赤毛のアン展」のチケットがあったので日本橋まで行ってきました。 三越新館のエスカレーターを7階へと上っていきながら、すでにその展覧会の混みようがわかりました。5階にある大食堂「ランドマーク」で軽くお昼をしようと思っていたのに、そこが行列で大変混み合っていたのですもの。最も広い大食堂が混んでいるってことは、その他すべてが混んでいるってことなので、まずは会場に入ることにしました。入口を入ったところからすでに、多くの人が壁面のパネルを熱心に読んでいるので先に進みません。だいたいが5,60代の方のようです。村岡花子さんの翻訳本でアンに夢中になった方々なんですよね。 そう言う私も少女時代、姉と競ってアンシリーズを読んだものです。小説「赤毛のアン」を愛読した方々は各々の頭の中に色んなアンの姿を描いていたと思います。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/db/0271ba0af717878549f3db9fedf49c03.jpg) カナダのプリンス・エドワード島に生まれ育ったL.M.モンゴメリーが34才の時にやっと、ある出版社に原稿が採用され、一冊の本となった名作「赤毛のアン」とそのシリーズ。作者の生い立ちと重なっている部分がこんなにもあったのだ、と、今回の展示資料で良く分りました。孤児でこそなかったけど、幼少時代に母親を亡くし、厳格な祖父母に育てられたアン、じゃなくてルーシー・M.モンゴメリー。最後まで家を飛び出すでもなく、その境遇を受入ながら学び、教師になり、未亡人となった祖母を支え続けました。マクドナルド牧師と婚約してからちょうど5年後~祖母が亡くなったすぐ後に結婚を果たしたのです。ルーシー36才の時でした。 書き手の体験が様々な場面に投影された作品だからこそ、少女小説を越えて世界中でベストセラーになり、100年経った今でも愛され続けているんだと思います。
右下の本は初版本。海外では記念の年に復刻版が出版されたようです。
世界中の赤毛のアンの本の表紙の展示や、お気に入りの絵や写真などを切り取りスクラップ(webで見っけ!)していた見本とか、日本初公開の直筆原稿と、これも初公開となったモンゴメリ家伝来の調度品(アンのお気に入りの陶製の犬のモデル)である“ゴクとマゴク”のうちの「マゴク」など、本物の展示品が興味をそそりました。同時に、村岡花子さんがこの本を翻訳するようになった経緯などがよくわかり、展覧会の最後の頃にはすっかり《村岡花子ワールド》に入れ替わった感がしてしまいました。 赤毛のアン記念館・村岡花子文庫があること、お嬢さんとお孫さんがしっかりと守っていることなども同時にわかり、嬉しくなりました。 原題の「アン・オブ・グリーン ゲイブルス」を邦題でどうするか、のエピソードもこのHPの中に書かれています。 ただ、外国小説に関する展覧会はどうしてもパネル中心になり、それを読まなくては前に進めないし、レプリカの多い展示品は迫力に欠けるし、それが自分の想像していたものと違うとがっかりします。マンガ化・映画化の印象より、もっとセピア色の時代をもろに感じたかったな、というのが正直な感想です。 |
「夢見るオフタイム」で『アンのお茶会』と題した記事が載っていました。
本の中に載っている、「お菓子」はどんなだったのかしら・・・?
「赤毛のアン」の本を読んだ人は・・・
その内容から、いろいろな気持ちを膨らませたんですよね~
「風景」「生活」「食べ物」・・なんかも~
カナダを離れて、25年・・・私ももう一度「赤毛のアン」を読み返してみようかしら
さくらんぼもツヤツヤでデッカイ!
自分では買わない(買えない)ので我が家にも届かないかなぁと待っているところです。
ところでご連絡したいことがあるので例のところを覗いていただけますか?
夢中になって読んだ少女の頃を懐かしく思い出しました。
少女ならだれでも夢中になるはずと、あの感動を娘たちにも! と思いを共有したくて中学になって買い与えましたが、かなりの温度差があって、途中というより、一冊目で挫折されてしまいガックリでした。なんで?
いまでも母は夢見る乙女で娘は現実派です
日経の「アンのお茶会」は知らなかったのですが、
手作りお菓子やケーキが色々と見られるのかな、即売しているのかなと
楽しみにしていたら一つも目にしませんでした。売り切れだったのかしら。
仰るとおり、それぞれが本を読んで想像を膨らませていましたね。
今じゃ、PCの前に釘付けになれば、プリンスエドワード島の風景も、
アンの資料も何でも見れちゃうのですもの。想像力の働かない時代にいるのかしら??
カメリアさん
こういう催しって難しいなァと思いました。たぶん企画者よりも
見に来る人々のが断然(年配で)豊かな想像力を抱いてやって来るんですよね。
プランナーはどこも若手でしょうしね。美術館、博物館レベルで
開催してもらわないと物足りなさを感じます。だってパネルを順番で読んでいる時間ってもったいないでしょう?
読む内容って多くはネットで調べられますし・・。
さくらんぼ、物価高なのでもう来ないかなと思っていたので余計
美味しかったです!連絡帳拝見しました。どうか宜しくお願いします。
かぐやひめさん
そう、あぁ、ギルバート!ですよねぇ。純粋無垢な乙女だった?あのころ
長~い時間をかけてやっと分かりあえる二人がじれったいほどでした。
アンの溢れる想像力・空想力に憧れて真似したりしましたねぇ。
私も勿論、娘に勧めましたよ。彼女、2冊は読んだかなぁ。
映画も見ましたが、温度差は・・・しょうがないですね。
情報が多い時代は回り道も多くなるし、迷いも多いと思います。
(・・って、少ない情報でも迷いはあるかぁ。失敗だって、は~い。)
アンにあこがれて行ってみたいと長い間思っていた事もありましたね
未だにいってませんが・・・
さくらんぼにアスパラどちらも美味しそうですね
結婚式をこの島で挙げたがる若者もいるとか・・・それは、
親が希望していたりするのかしら?足腰丈夫なうちに
一度は
海外への旅をしたいなぁ。
頂きもの・・見せるだけでご免なさい!!美味しかったです。