“ヴィタミーナ”な生活

おいしく食べて、楽しく飲んで 

現代ギター臨時増刊号(’79年8月)

2005年08月01日 | 音楽
私と同世代のギター愛好家の方は、「これ、持ってるよ」という方、多いのではないでしょうか。
久しぶりに引っ張り出してきました。

22曲のギターの名曲の楽譜が付いてくることも魅力でしたが、これを買おうと思ったのは、やはり懇切丁寧な解説があったからでしょう。
1曲につき3人が解説を書いています。
まずは、その音楽の紹介。
作曲家のことや時代背景などで、これは編集部の方が書いたのでしょうか。
それから、ギタリストではない音楽家の方の楽曲分析。
そして、ギタリストが演奏家の立場から書いた解説。
1200円と言う価格は、その当時の私には高い買い物だったのでは、と思うのですが、価値のある買い物でした。

22曲は、いわゆる当時のヒットナンバーで、スタンダードな曲ばかりです。
禁じられた遊び、月光、アメリアの遺言、ラモーのメヌエット、ド・ヴィゼーの組曲ニ短調、ヴァイスのファンタジー、ヘンデルのサラバンデ、スカルラッティのソナタホ短調、アルハンブラ、魔笛、などなど・・・

さて、なぜ今私がこれを必要としたか、と言いますと、この22曲の中にタンスマンの「バルカローレ(カヴァティーナ組曲)」があったから、なのです。
当時も感じましたが、何故ここにタンスマン? なんですよね。
この1曲だけ浮いている、というか・・・
解説は原博さんと渡辺範彦さん。
原先生のアナリーゼは、楽譜と照らし合わせながら読みましたが、よくわからなかった・・・(汗)
渡辺範彦さんの解説は、ギターを弾く立場でかいていますので、うなずける部分が多く、ユーモラスな一面を垣間見ることもできました。

この22曲、やはり一度は弾いておくべき曲、基本なのでしょう。
3分の2はレッスンでやっていますが、やっていない曲は食わず嫌いの曲なんだ、と思います。
特に、ソル。

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