旅はまだ終わらない(旧構造有機化学研究室)

構造有機化学研究室(1992-2023)のホームページを引き継いだものです。

ジオラマ京都JAPAN

2017-01-31 12:52:25 | 鉄道と航空機

       

JR嵯峨嵐山駅に隣接しているトロッコ嵯峨駅構内に
ジオラマ京都JAPAN(ジャパン)という鉄道ジオラマの展示館がある。 

       

       

       

       

       

嵯峨野観光鉄道が開業20周年を記念して、2011年3月に開設されたもので、縦12m、横17m、路線の総延長は2.7キロの日本最大級の鉄道ジオラマである。 

       

       

       
 
場所柄、主に京都の町並みや清水寺に代表される京都の著名な寺院などを精巧な模型で再現している。 

       

       

       

さらに天井部分には1万本以上の光ファイバーを使った星空が広がっており、京都の夜の雰囲気も味わえるようになっている。 

       

       

       

       

       

       

また、実際に使用されていた運転台のマスコンで鉄道模型を動かすこともできる。 年甲斐もなく楽しんでしまった。 

       

以前、プレステーションで「電車でGO」に没頭した時があったが、それ以来のマスコンであった。

       

From Face Book: One of Japan's largest railway model dioramas

 

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ジオラマ(銀座)

2017-01-30 12:52:38 | 旅関連

       

東京ゾーンでは、時代によって江戸から東京にどのように変化していったのかが展示されている。 

       

       

       

       

ここでも模型とジオラマが大活躍である。 まずは
ガラス床の底に「鹿鳴館」の模型がある。 

       

この有名な鹿鳴館は
国賓や外国の外交官を接待するため、外国との社交場として明治政府によって、1883年(明治16年)に建てられたものである。  

       

「ニコライ堂」は日本で初めてにして最大級の本格的なビザンティン様式の
教会建築といわれ、高さ35メートルのドーム屋根が特徴のもので1891年(明治24年)に完成している。 

       

       

そして、これまた細かい部分まで全く手抜きのない素晴らしい「銀座煉瓦街」のジオラマである。 

       

       

まだ、鉄道馬車の時代である。

       

       

       

       

       

       

       

       

この街並みは、1872年(明治5年)の銀座大火の後に造られた煉瓦造りが並んでいる街であるが関東大震災でほぼ壊滅している。

       

       

From Face Book: The sophisticated diorama of the Ginza street about 150 years ago

 

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ジオラマ(江戸)(2)

2017-01-29 11:47:21 | 旅関連

       

さらに模型展示とジオラマの世界は続く。 

       

       
江戸城本丸の大広間、松の廊下等の模型  

       

江戸の一般的な住宅「棟割長屋」の様子も手に取るようにわかる。 

       

       

       

       
三井越後屋江戸本店 

       

       

       
両国橋界隈と隅田川に浮かぶ屋形船 

       

       

当時の庶民のささやかな娯楽の一部が再現されており、見ているだけでほんとうに楽しい。 

       

       

       

       

       

屋形船も精密で、また船の引き波まで忠実に再現されているこれまた美しい壮大なジオラマである。 様々な表情と仕草を持った多数の人形も必見である。

       

From Face Book: The magnificent diorama of the life in Edo about 400 years ago

 

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ジオラマ(江戸)(1)

2017-01-28 10:23:23 | 旅関連

       

総武線両国駅前に「江戸東京博物館」がある。 

       

       

平成5年にオープンした江戸と東京の歴史や文化を伝える博物館である。 「江戸ゾーン」「東京ゾーン」と大きく二つにエリアが分けられ、「江戸」「東京」それぞれの時代を生きた人々の暮らしや文化、歴史にまつわる展示物はどれも見応えがある。 しかしながら、個人的には原寸大の模型とジオラマに魅せられている。 特に、ジオラマはそのスケールや精密さはほんとうに素晴らしい。 どれだけ見ていても飽きない。 

       
江戸時代に架けられた「日本橋」の復元模型で、実際に架けられた橋と同じ木造で、幅は原寸大で再現されている。

       
芝居小屋中村座 

       
朝野新聞社 

       

       

       

江戸城本丸大手門前に建てられていた越前福井藩主・松平伊予守忠昌の上屋敷 

       

そして「江戸ゾーン」の最初にある壮大なジオラマ模型、今から約400年前の日本橋が架けられた頃の江戸の様子が再現されている。 

       

       

       

       

       

形の表情や着物は一体づつ全て異なっており、街の雰囲気や生活模様が手にとるようにわかる。 

       

       

       

       

       

       

       

       

もはや芸術作品の域である。

       

From Face Book: The breathtaking diorama of the life in Edo about 400 years ago

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張君論文公聴会

2017-01-27 20:39:12 | 行事(大学関係)

       

学位論文の副査を担当している
張君の論文公聴会が行われた。 グラファイト型窒化炭素を用いナノハイブリッド光触媒に関する話で、私の専門の視点から、いろいろとコメントさせて戴いた。

Mr. Zhang gave the final presentation on his dissertation.

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発表力と表現力

2017-01-26 06:13:24 | 日々の出来事

       

1年生の応用化学自由研究の最終発表練習を行った。 毎年、2グループのお世話をしているのだが、年々、日本語による説明能力が低下している。 基本的な文章構成や言葉の使い方がどうもおかしい上、日本語なのに原稿を見ないと話すことができない。 スマホばかりで長文をじっくりと読むことがほとんどなくなったのが原因であることは間違いない。

       

From Face Book: The rehearsal of the oral presentation on some particular subjects by freshmen has been done.

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北九州市議会選挙

2017-01-25 12:21:18 | 政治・経済・時事

       

北九州市議会議員選挙の投票が今週末に行われるようで、選挙カーが走り回っている。 よく考えてみると、この光景は子供の時から50年以上、全く変わっていない。 先進国で、こんな騒音をまき散らすだけの選挙運動が認められている国など他にはないだろう。 走り去る車から政策を語るなどできるわけもなく、ただ、ただ候補者の名前を大声で連呼することが民主主義と考えているのだろうか。 あまりのレベルの低さにうんざりである。 こういうことを当たり前と思う風潮がなくならない限り、利益誘導型、陳情型の政治は続くであろう。 この戸畑区の人口は約59,000人で定数4である。 その他、県会議員、国会議員もいるわけで、明らかに多すぎる。 ちなみに5市が合併した昭和38年には約11万人なので、この半世紀で人口が半分になってしまっている。

From Face Book: The election campaign of the city council members is going on here in Kitakyushu.

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ボルチモア・アンド・オハイオ鉄道博物館(2)

2017-01-24 12:43:26 | 鉄道と航空機

       

この博物館は、元々は“マウント クレア”駅があったところで、1830年にアメリカ合衆国で最初の定期旅客鉄道輸送が開始された場所で、アメリカ鉄道発祥の地である。 

       

       

       

250両の鉄道車両をはじめ、その展示内容の量と質は見応えがある。 

       
「メムノン号」57号、ニューカッスル・マニュファクチャリングにより1848年製造、貨物用として保存されている最古の部類に属する機関車

       

       
ロイヤルブルー用に1890年製造のプルマン豪華特別車、445号 

       

       

また、屋外には鉄道ジオラマも設けてあった。 

       

       

       

このくらいのゲージになるとアメリカの車両の迫力を十分に感じることができ、また、屋外のため、自然にウェザリングが施されるため臨場感が出ており、長い時間、楽しむことができた。

       

       

From Face Book: Visiting B & O Railroad Museum(2).

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ボルチモア・アンド・オハイオ鉄道博物館(1)

2017-01-23 12:35:39 | 鉄道と航空機

       

一昨年、ボルチモア・アンド・オハイオ鉄道博物館を訪問する機会があった。 

       

       

       

1953年に開館した由緒ある博物館で、日本ではほとんど知られてはいないが、世界でもっとも貴重な鉄道遺産であり、アメリカ合衆国で最も古い鉄道施設と言われている。 

       
1828年に鉄道建設の礎石が初めて置かれるところ

       

       

250両の鉄道車両をはじめ、その展示内容の量と質は見応えがある。 

       

       
歴史的な扇形庫内に古い車両がきちんと整備されて陳列されている。

       
1830年代のボルチモア・アンド・オハイオ鉄道車両

       

       

       

       

車社会の到来によって鉄道の歴史が途絶えたアメリカでは、日本以上に鉄道に対する郷愁の念が強いようである。
日本とは、少しコンセプトの違う蒸気機関車を見るのも、非常に楽しい。

       

From Face book: Visiting B & O Railroad Museum(1).





 

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America The Beautiful

2017-01-22 00:11:12 | アメリカのこと

       

アメリカで新大統領が誕生した。 アメリカ国民が民主的に選んだトップであることは間違いないが、これまでのトランプ氏の発言や、就任演説を聞く限り、今後の世界情勢に不安を感じると同時にやはり一抹の寂しさを感じてしまう。 これまで、アメリカは様々な問題を抱えながらも、世界に門戸を開いてきた唯一の大国であった。 政情不安な国、経済が破綻している国に生まれた多くの若者にとって、ある意味、アメリカは唯一、そして最大の夢だった。 南カルフォルニア大学留学時の恩師であるOlah教授も、ハンガリー動乱の最中、国を捨てて最終的にアメリカに渡った方である。 1994年には、ノーベル化学賞を受賞されている。 もし、アメリカという舞台がなければ、おそらくノーベル賞受賞もなければ、化学史に名を残すこともなかったであろう。 このように、大学関係者の中にも、アメリカに渡ることによって地位を得ることができた人は多い。 個人的には、アメリカのこのような受容性、そして多様性が大好きである。 この多様性について、アメリカには打算的であって欲しくはない。 また、アメリカが信じる価値観が脅かされる場合、賛否は当然あるものの、世界最強の軍事力をもって世界の裏側まで駆け付け、自国の若者に多くの犠牲が出ながらも、その価値観を守ろうとする国など、これまた他にはない。 それと同時に、日本のような同盟国にとって、これほど心強いものはない。 以前、サンディエゴの軍港に行った時、大きな文字で「Freedom is the No.1 choice」と書いてあり、感動したことを、今でも鮮明に記憶している。 この自由を守ることにおいて、アメリカには打算的であって欲しくはない。 そして、いつまでも、こんなアメリカであって欲しい。

From Face Book: America the beautiful

 

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改組で忙殺

2017-01-21 09:04:25 | 大学のこと

       

今や大学の恒例行事になってしまった改組であるが、本学も平成30年度からの学部改組に向けて慌ただしい。 同時に大学院の改組も進行している。 どうも改組を定期的に行わないと、あの大学は何もやっていないと見られるような風潮があるようで、表現は適切ではないかもしれないが、「とにかく変える」ことにしているようである。 その結果、まあ必然ではあるが、組織や制度が長続きしない。 本学の某学科は、鳴り物入りで作られたが、約10年で消えてしまう。 在学生がかわいそうである。 卒業生も然りである。 現在、このような改組に伴うカリキュラムや時間割等の変更作業に若手の教授の先生方が忙殺されている。 これでは、研究活動にじっくり取り組むことなどできない。 最近の日本の学術論文数の減少は顕著であるが、当たり前である。 その他、学生の就職の世話、学生の短期海外派遣の付き添いなど、とにかく「雑用」ばかりである。 私が30年前に滞在した南カルフォルニア大学では、少なくともここで述べたような仕事は一切ない。 また、組織も何にも変わっていない。 それでも、スタッフ数は1.6倍、ノーベル受賞者2名、入学倍率は約6倍である。 言いたいことは、組織を変えなくても、教員の数は増え、研究成果も上がり、志願者も増えているということである。 翻って、改組を行うたびに、教員は削減され、研究の時間もなくなり、受験生は減少している。 やはり変である。

From Face Book: All faculty members in our department have been very busy for other trivial matters other research activities.

 

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陶花

2017-01-20 12:41:54 | グルメ

       

博多区に隣接する粕屋群の篠栗町の小高い山の中に、ユニークな形の白い建物のレストランがあるので寄ってみた。 

       

国道201号線から力丸ダム方面へ曲がり、県道92号線を5分ほど登り、小道に入ると、その建物が見えてくる。 



       


       


       


       


       



ちょうどランチタイムで満席だったので、隣りのギャラリーで待つことになったが、そのギャラリー様々な器類やその他小物で溢れており、楽しい街時間となった。 



       



       



白を基調としたシンプルな店内で、ここの名物のカレー御膳と牛すじの煮込み御膳を注文した。 

       

       

       

       

古い音楽雑誌とBGMの取り合わせが、ちょっとだけ日常から遠ざけてくれた。 ただ、大きく開かれた窓の外には緑に囲まれた景色が見えるのだが、これまた日本の宿命なのか、こんな場所まで
無骨な電線が張ってある。 すべて台無しである。 もちろん、このレストランには何にも責任はないのだが、どうにかならないものだろうか。



       



From Face Book: There is unique-shaped restaurant on the hillside in Sasaguri.

 

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旧研究所の解体(箱崎キャンパス)

2017-01-19 12:26:13 | 大学のこと

       

日曜日の昼下がり、久しぶりに九大箱崎キャンパスを歩いてみた。 

       

       

       

正門の左側に鎮座していた旧生産科学研究所と旧応用力学研究所の歴史ある建物が解体されている最中であった。 

       

       

私が学生の頃、所属していた合成化学科から数名は、生産科学研究所の研究室に配属されていたので、特に馴染みの深い場所である。 

       

工学部防音教室にも足場が組んであり、解体される日も近いようである。 1976年の3月3日から5日までの3日間、この建物で入学試験を受けたことを鮮明に覚えている。 まだ、一期校と二期校とに分かれていた時代である。 

       

       

       

       

そして、戦争にも生き延びた応用化学科の建物も、いよいよ撤去されるようである。 

       

       

       

最近移転したばかりの理学部は、早々に更地になってしまったようである。 

       

真相はわからないが、多分、歴史的にも新しい建物だったので、保存という選択肢は、最初からなかったのだろう。 

       

       

       

工学部地区は、移転して10年近い歳月が流れており、廃墟のようになってしまっている。 

       

以前は、休日でもたくさんの教職員で賑わっていたキャンパスであるが、誰一人歩いていない。 

       

ここが、こんなに静かな場所だったとは、今まで気づかなかった。 冷たい風に乗って、ふと懐かしい香りがしたのは気のせいだったのだろうか。

From Face Book: The historic building of the former research institute is being demolished and the former buildings of faculty of science have gone.

 

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若松バンド

2017-01-18 12:17:09 | 旅関連

       

せっかく終着駅の若松駅まで来たので、この界隈を散策してみた。 実は、若松駅から洞海湾に面する海岸通りは、他の街ではなかなか触れることができない独特の趣きがある地区で、「若松バンド(bund)」と呼ばれている。 

       

       

駅前から少し歩くと商店街にぶつかるのだが、ご多分に洩れず閑散としている。 

       

       

ここ北九州に限らず、ほとんどの地方都市の典型的な情景になっている。 このような場所を歩くと、世界3位の経済大国の姿も感じられず、押し寄せる人口減少、高齢化の大波を乗り切れるのか、非常に不安ではある。 

       

       

       

商店街から海岸に抜けると、「ごんぞう小屋」にぶつかる。 
「ごんぞう」は、まだ機械化される前、石炭を船から陸への荷揚げ荷下ろしを行う労働者のことであり、当時の過酷な労働が偲ばれる。 

       

       

また、そばには荷揚げ等に使用したと思われる雁木が残っている。 

       

       

少し歩くと、石炭会館という古い建物が見えてくるが、明治38年(1905年)の建造で、今も使われている。 

       

       

       

さらに海沿いに進むと、非常に華やか建物が目に入る。 旧古河鉱業若松ビルで、大正8年(1919年)に建てられたものである。 レンガ造り二階建てのルネサンス様式の建造物である。 

       

そして、時を遡ったかのような雰囲気の建物がある。 この上野ビルは、三菱合資会社の若松支店として大正2年(1913年)に完成し、ドイツ製の煉瓦で建造されているとのことである。 

       

隣接して建っている切妻造の煉瓦倉庫には、よく見ると三菱の社章が残っていた。 

       

       

さらに若戸大橋を仰ぎ見る場所にあるのが、これまた歴史を感じさせる栃木ビル、このビルは大正9年(1920年)に建設された鉄筋コンクリート造である。 

       

このそばには、出入船舶見張り所跡もある。 

       

       

そして、少し歩くとわかちく資料館がある。 これは民間会社の若築建設()の3階にあるにある資料館であるが、この地域の石炭産業の歴史を非常に詳しく解説されており、非常に見応えのある素晴らしい内容になっている。 入場無料である。

       

       

       

       

最後は、この時代、良く存続しているなあ、と感心させられるのと同時に、まだ動いている姿を見ると嬉しくなってしまう若戸渡船である。 約130年の歴史のある渡船で、ここ若松から本学がある戸畑まで、約3分で結んでいる。 

       

       

       

       

運賃100円、冷たい風に吹かれながらのわずか数分の船旅であるが楽しいひと時であった。 

       

       

       

戸畑渡し場から戸畑駅まで歩き、再び折尾駅に向かった。 電車、船の運賃、そして昼のうどん代を合計しても1000円程度であったが、私にとっては、紛れもなく“旅”である。 何も、遠くの知らない場所にお金をかけて行くことだけが、“旅”ではない。 ふだん使っている道でも、いつもとちょっと違う角で曲がって欲しい。 そこには、きっと新鮮な光景が目に飛び込むだろう。 さらに、いつも歩いている道を逆に歩くだけでも、随分と違う感覚があるものである。 それもまた、小さな“旅”である。

       

From Face Book: I was just walking around Wakamatsu bund.

 

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架線式蓄電池電車(若松線)

2017-01-17 11:56:43 | 鉄道と航空機

       

ようやく若松線を運行している架線式蓄電池電車に乗ることができた。 

       

       

正式には、BEC819系で愛称は「DENCHA」である。 リチウムイオン電池を搭載した蓄電型の電車で、架線区間で充電し、非電化区間では蓄電池を利用して走るもので、10分の充電で約90キロの走行が可能である。

       

       

       

       

もしかしたら、交流電化区間を走行することで充電するものとしては、世界で初めてかもしれない。 乗ってみると、加速度、走行音、振動等、通常の電車とほとんど変わらない感じがした。 

       

       

若松線とは呼ばれてはいるが、正式には筑豊本線の一部である。 終点の若松まで5個の駅がある。 折尾駅を出ると北九州市街地の古い街並みを抜けるよう走るのだが、日本でも非常に珍しくなってしまった複線未電化路線である。 

       

       

このような光景を見ると、過去の栄光と現在との落差を感じてしまう。 石炭最盛期の頃は、この複線を10分間隔で長編成の石炭列車が筑豊の各炭田から若松港まで大量の石炭を運んでいた。 

       

       

当時は、終点若松駅は何と日本一の貨物取扱駅であった。 しかし、石油へのエネルギー変換とともに急速に需要がなくなり、時代から取り残されてしまった姿がそこにはある。 実際、若松駅横には当時の広大な貨車操車場跡を偲ぶことができる。 このような行き止まり駅は、個人的には大好きな場所である。 

       

       

実は、学生の頃、日本中のこのような行き止まり駅を全て巡ろうと考えたのだが、途中で頓挫してしまった。 しかし、今でもこのような場所に来ると、ワクワクするものである。 

       

       

また、こんな場所で食べる立ち食いうどんほど美味しいものはない。 ただ、北九州市の人口減少に伴い、利用客は減り続け、今は1日、1300人程度である。 

       

       

今回の新型蓄電池電車導入により、ぜひとも利用客が増えて欲しいものである。 そのためにも、JR九州には、鹿児島本線電化区間との相互乗り入れを実現してもらいたい。

       

From Face Book: I travelled from Orio toWakamatsu terminal by the brand-new dual energy charge train.

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