旅はまだ終わらない(旧構造有機化学研究室 1992-2023)
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Last update: September 25 2024
平成4年(1992)4月にスタートした構造有機化学研究室は、
令和5年(2023)3月をもって、31年の研究活動に幕を降ろしました。
これまで当研究室に配属された多くの学生さんのおかげで、ほんとうに楽しく、充実した研究生活を送ることができました。 心から感謝します。
お礼:
最終講義(3月3日)には、たくさんの卒業生に来て戴きました。
ほんとうに有難うございました。
また、お会いできることを楽しみにしています。
4月以降、下記メールアドレスに変更します。
tsugeakihiko@gmail.com
よろしくお願いします。
なお、本サイトは、継続する予定です。
2023年10月1日より九州大学先導物質化学研究所で
学術顧問、特別研究員としてパートタイムで勤務することになりました。
2024年4月1日より九州大学先導物質化学研究所で
特任教授として勤務することになりました。
tsuge@cm.kyushu-u.ac.jp
立憲民主党の代表に野田氏が選出されたようである。 また自民党の総裁選では石破氏も有力候補の一人である。 実は両氏とも私と同じ年齢である。 ついでに現首相の岸田氏も同学年である。 改めて政治家のタフさには驚く。 同級生の中にはこれまでの仕事や生活に疲れ果てて、目的もなく余生を送っている友人も少なくない。 それに較べると、今から頂点を目指す姿勢には学ぶべき点は多いような気がする。 さらに、日々、上下左右からあれだけ攻撃されながらも、平然と対処している姿に触れると彼らのメンタルの強さにも驚かされる。 私だったら、逃げ出しているだろうな。
From Face Book: Phisiaclly and mentally tough politicians
ほんとうに久しぶりに涼しく感じる朝を迎えたような気がする。 昼間は30度を越えるようだがようやく長かった酷暑の夏も終わりが近づいたようである。 ただ、猛暑の夏とは言え、終わってしまうと、この歳になっても何となく寂しい気もする。 あと何回、夏を楽しむことができるだろうか? 「一番素敵な季節がもうすぐ終わる♪ さよなら夏の日♪」
From Face Book: Good-by summer days
福岡空港の新滑走路(2500m)が来年3月から供用開始ということである。 これでようやく滑走路が2本にはなるが、現滑走路との距離がわずか210mしかなく、独立した運用はできない。 そんなわけで、現在の処理能力の1時間38回が、新滑走路の供用により1時間40回に増えるだけである。 ただ、航空機の進入経路の変更により、1時間45回まで増やせるとのことである。
朝の時間帯は国際線の便が非常に多い
また、新滑走路は国際線ターミナル側にあるため、主に国際線の離陸用に使用される。 たぶん、今とは異なり、航空機が新滑走路で離陸体制に入った状態で、主滑走路に他の航空機が着陸することから、これまでとは異なった景色が見られるはずである。 ちょっと楽しみである。
From Face Book: The new runway at Fukuoka airport is to start the service next March.
松本に来たら、やはり松本城を見ておきたかった。
この松本城は姫路城、彦根城、犬山城、松江城とともに国宝に指定されており、特に現存する五重六階の天守としては日本最古である。
時間的に中に入ることはできなかったが、アルプスの山々を背景に夕日に映えた素晴らしい姿を楽しむことができた。
From Face Book: Matsumoto castle
昨日が中秋の名月だったようだが、今日の早朝、空港の滑走路越しに美しい月の姿を見ることができた。 ほぼ、夕日と同じような位置に満月の月を見るのはあまりないような気がする。 この酷暑も来週には収まるとの予報である。 夕暮れもだんだんと早くなり、2024年夏ももうすぐ終わる。 そう思うとちょっと寂しい。
From Face Book: The mid-autumn moon 2024
青春18きっぷの旅の途中、好天に恵まれたこともあり、ちょっと予定を変更して松本から上高地に行ってみることにした。
こちら側の部屋に泊まったような気がする
実は、39年前の1985年に新婚旅行で訪れた場所であるが、それ以来、再訪する機会はなかった。 宿泊したホテルは、当時のままということで、何となく記憶には残ってはいるが、細かいところは忘れてしまった。 たぶん利用したであろうレストランでランチを食べ、これまた散策したであろう遊歩道をのんびりと歩くことができた。
ホテルの方によると、1年の中でもそんなに多くはないほぼパーフェクトな天気ということで、短い時間だったが上高地を楽しむことができた。
梓川、穂高連峰の絶景の中で、過ぎ去った40年に思いを馳せることができた。
1985年4月に助手として採用され、時は流れ2023年に定年で退職した。 当時27歳の自分は、この大自然に触れ何を思い、何を考えたのだろうか。 ふだんはあまり思わないのだが、何となくあの頃に戻りたいと思ったのも事実である。
From Face Book: Kamikochi for the first time in 39 years
先日、福岡市の天神地下街が48周年を迎えたとのことである。 実は、開業した当時のことはよく憶えている。 ちょうど大学に入学した年で、何かたくさんの自由を得られたような気分の時だった。 この地下街、今でもデザインの古さを感じない。 ある意味、凄い存在である。 ニュースを見ていると、当時から続いている小さなコーヒーショップがあるとのことであった、そう言えば、この店はいつも見ていたような気がするし、何度か利用したこともあった。
多くの店が入れ替わったりしている中で、貴重な存在である。 そんなわけで、ちょっと寄ってみた。 それにしても、大学に入学してほぼ半世紀、ちょっと信じられない。
From Face Book: The 48th anniversary of Tenjin Chikagai
名古屋にある「トヨタ産業技術記念館」を訪れることができた。
名鉄名古屋駅から一駅の「栄生(さこう)駅」からすぐのところにあるのだが、今回が初めてである。
繊維機械館
初期の道具から現代のメカトロ装置の繊維機械まで約100台が展示
日本No1の企業「トヨタ」であるが、そのはじまりは繊維である。 初代豊田佐吉が始めた豊田自動織布工場がトヨタの原点で、長男の豊田喜一郎がスタートさせたトヨタ自動車工業を経て、現在に至っている。 この記念館は、大きく分けて展示は繊維機械に関する「繊維機械館」と、自動車に関する「自動車館」に分けられており、せっかくの機会なので、両方ともガイドツアーを申し込んだ。
自動車館
日本人の頭と腕による国産自動車事業の実現
展示内容も非常に充実しており、また広大なスペースに多種多様な展示物が配置されていて、全く飽きないツアーとなった。 糸を紡ぐ道具は、初めはすべて人力であったが、ここに豊田佐吉の工夫とアイディアが加わり、どんどんと自動化していく過程は、非常に面白かった。
もし、豊田佐吉が、現代のロボット化された車の製造過程を見たら、どう思うのだろうか?
From Face Book: TOYOTA Commemorative Museum of Industry and Technology
今回の旅の最後の目的は、「長野」から旧信越本線を通って「軽井沢」まで行ってみることであった。
信越本線ほど、新幹線開業の影響を受けた路線はない。 第三セクターにより三つの路線に分断されただけではなく、「横川」と「軽井沢」間、11.7キロは線路自体がなくなった。 そんなわけで、今回「長野」から、しなの鉄道を使った。
意外だが、日本でここだけの「田中駅」
「長野」13:45分発の「軽井沢」行きに乗車した。 途中の「小諸」からは、小海線が分岐している。
この沿線には、あの「清里」がある。 我々の若い時、同年代の女性に圧倒的に人気があった場所であるが、その後、ブームが去った後の町の廃れ方があまりにも酷く、話題になった所でもある。
切断された旧信越本線
旧駅名標 懐かしい
日本最急勾配の碓氷峠で使用されていたEF63型
軽井沢に到着すると、爽やかな風に迎えられ、さすが日本を代表する避暑地である。
リゾート地らしい駅前
旧軽井沢駅舎や分断された鉄路を見ると、懐かしい気持ちと同時に、やはり寂しくもなった。 数年前、分断された先の「横川」にも訪れたことがある。
From Face Book: The old Shinetsu line (from Nagano to Karuizawa)
今回の旅の第三の目的は篠ノ井線の「姨捨駅」である。 ちょっと物騒な名称だが、日本三大車窓の一つとして、あまりにも有名な駅である。 日本三大車窓とは、北海道・根室本線の狩勝峠超え(今はもうない)、熊本県・肥薩線の矢岳超え、そしてこの篠ノ井線の「姨捨駅」の車窓のことである。 この「姨捨駅」は、またスイッチバックで登る駅としても有名であり、標高551mの場所からの千曲市、長野市、そしてそれらを囲むように山並みが続く善光寺平の眺めは絶景である。 今回は夜景を楽しむことにした。
事前に時刻表で調べた上で、「長野」18:17分の「甲府」行きに乗車した。 実はこの電車、「姨捨駅」の前にもう1回、スイッチバックを桑ノ原信号所で行う。 停車後スイッチバックで逆方向に登り、本線を空けた後に、下り電車が長野方向に走り去った。 こんな列車交換風景は初めてである。
スイッチバックの様子が分かる
すぐ下の本線
その後、何事もなかったかのように、すぐに本線に戻り、しばらく走って2度目のスイッチバックを行い「姨捨駅」に到着した。
駅からの素晴らしい夜景
幸い、好天に恵まれ、素晴らしい夜景を楽しむことができた。 いやー感動ものである。 ちなみに、糸魚川から長野までは新幹線で移動した。
From Face Book: Breathtaking night view from Obasute station
今回の旅の第二の目的は「大糸線」である。
これは、松本と糸魚川を結ぶ路線で、沿線には、北アルプス、仁科三湖や多くのスキー場があるにも関わらず、存続が危ぶまれている。 特に、JR西日本管轄の南小谷-糸魚川間は厳しい状況のようである。 そんなわけで、今回、乗っておくことにした。 「松本」9:20分発の「南小谷」行きに乗車、車内はかなり混み合っていたが、ほとんどの乗客は、終点まで乗っていた。
信濃大町駅で有名な駅そば 停車時間に食べることができる
九州では見ることのできない3000m級の山々の姿を楽しみながら、「信濃大町」に到着。 ここでは、約20分の停車。
その後は、南アルプスの眺めに加え、木崎湖、青木湖を左手に見ながら、また多くのスキー場を縫うように走ると、11:42分に「南小谷」に到着。
ここで電化区間が終わるとともに、JR西日本の管轄となる。
新宿からの「あずさ5号」 新宿からわずか4時間である
乗り換えてもほぼ同じ顔ぶれの乗客
「南小谷」12:07分発の気動車に揺られ、並行する姫川の眺めを楽しみながら、約1時間で、日本海に面する「糸魚川」に着いた。
第三セクター(えちごトキめき鉄道)寂しくなった旧北陸本線
日本海展望台
駅から歩いて10分ほどの場所に、「日本海展望台」があるので、立ち寄り、その後、駅前の食堂で昼食をとった。
この糸魚川、新幹線も停まるのだが、駅前の道路は閑散としており、改めて地方都市の衰退に気づかされる。 前日の松本では、ホテル近くで、名物のとうじそばと馬刺しを食べることができた。
ちょうど、隣にアメリカから来ていた4人組と会話が弾み、これまた楽しい時間となった。 やはり、旅は良い。
From Face Book: Oito line (from Matsumoto to Itoigawa)
次の電車は、「天竜峡」13:23分発の「駒ヶ根」行きである。
ほぼ貸し切り状態の車内
伊那盆地の素晴らしい景色
この電車も、「飯田」、「伊那大島」、「飯島」等の途中駅で長めの停車時間があり、ゆっくりと駅前も散策できる。
「駒ヶ根」には15:38分着、ここで15:45分の「岡谷」行きに乗り換えた。
途中の「辰野」には16:45分着、ここからJR東日本管内になる。
JR東日本とJR東海の境目
「岡谷」には16:59分着、4分の乗り換えで、17:03分発の電車で、目的地の「松本」には17:31分に到着した。
「岡谷」からはJR東日本の車両となり、また通勤、通学客も多くなり、それまでの電車とは、全く雰囲気が異なっていた。
松本の東京、名古屋からの距離感がわかる
「豊橋」を出発して、9時間20分で「松本」、もちろん、「まつもと~、まつもと~」というあの独特の到着案内放送に迎えられた。
From Face Book: Iida line (from Tenryukyo to Okaya) to Matsumoto
「中部天竜」駅を10:42分に発車した電車は、いよいよ天竜川沿いの「秘境駅ゾーン」に入っていく。
この電車の終点である「天竜峡」駅までの約1時間半の間に、秘境駅ランキングベスト10の中に入っている駅が四つも連なる。
小和田駅
まずは、ランキング3位の「小和田」駅である。 この駅は最も近い集落から1時間半ほど歩かないとたどり着けない場所にある。
中井侍駅 飛び降りて写真を撮る人も多い
次の駅の「中井侍」駅はランキング10位、周囲に人家はない。
好天にも恵まれ、素晴らしい車窓が続く
通常の定期列車とは思えない雰囲気(何故かズボンが干してある) 居心地抜群の車内である
田本駅で下車された方(羨ましい) 次の電車まで約2時間である
しばらく走った場所にある「田本」駅はランキング5位で、断崖絶壁に狭いホームが造られており、集落まで険しい道で約20分、また「金野」駅はランキング6位で、ここも自然に囲まれ、集落まで狭い小道で3キロ。
金野駅
どうしてこんな場所に駅を造ったのだろうか?という素朴な疑問が湧き続ける路線であった。
この電車の終点である「天竜峡」には、12:10分に到着。
天竜川に架かる姑射橋(こやきょう)を渡ったところにある食堂でランチタイム。
信州そばと、もちろん冷たいビール。 鉄道旅行の楽しみである。
From Face Book: Iida line (from Chubu-tenryu to Tenryukyo)