旅はまだ終わらない(旧構造有機化学研究室)

構造有機化学研究室(1992-2023)のホームページを引き継いだものです。

今週の1曲(No31)(9月30日) No292

2007-09-30 07:19:04 | 音楽
          

今週は、ヴィヴァルディ合奏協奏曲集[調和の霊感]である。 1711年頃の作品なので33歳頃の作曲と思われ、まさに大作曲家としての道を踏み出そうとしている時期のものである。 1台から4台のヴァイオリンのための12曲からなる協奏曲集である。 部分的に、ここでも紹介したコレルリ以来の合奏協奏曲のスタイルも含んでいることから、上記のように呼ばれている。 解説によると、急-緩-急の三楽章から成る典型的なヴィヴァルディ型協奏曲の形をとっているそうである。 とにかく、出版された時には、ヨーロッパ各地で、大きな反響があったらしい。 どの曲も親しみやすく、絶妙なハーモニーが最高である。 あの有名な四季よりも楽しめる作品である。 なお、あのバッハが、第3,9,12番をチェンバロ独奏用に、第8、11番をオルガン独奏用に、第10番を4台のチェンバロ用に編曲している。 その点からも、素晴らしい作品である。 イ・ムジチ合奏団のものが良い。


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売れない書籍(9月29日) No291

2007-09-29 07:24:31 | 日々の出来事
          

9時から、恒例の研究室のセミナー、10時30分からは、再試験を行なった。 基本的には、再試験は1回しか行なわないので、これで合格点をとらないと再履修ということになり、もう一度、講義を受講する必要がある。 成績報告の締め切りまで時間がないので、終了後すぐに採点した。 報告は、数年前から、ネットで行なうようになったので、締め切りが厳格であるが、悪いことではない。 昔は、半年も1年も採点をしない先生も結構いた、そして、何か威張っていた。 そんなことでしか、威厳を示せないどうしようのない教員が、残念ながらまだいる。 採点が終わった頃、出版社の方が来られた、ほんとうは逃げたかったが、今日はそうはいかなかった。 もちろん、私は悪いことなどしていない。 どういうことかと言うと、教科書の宣伝に来られるのだが、もう必死で、悲壮感が漂っているのである。 そう専門書が売れないそうだ、そんなわけで、ぜひとも講義で使って欲しいとお願いされる。 専門書なんて売れないだろうな、というのは実感である、今の学生は教科書以外の専門書は、まず買わないだろうし、たとえ、講義で使っても、売り上げは知れている。 よく経営できるものだと不思議なくらいだ。 献本として置いていってくれるのだが、そんな見本の書籍で本棚の一段が一杯である。 こうやって、また1日が終わった。 (07年9月28日の日記)


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文明の利器(9月28日) No290

2007-09-28 08:23:39 | 日々思うこと
          

大学での仕事を進める上で、今や、電子メールは必要不可欠なものとなっている。 本学に赴任した15年前には、ほとんど普及していなかった状況を考えると、驚くべき変化である。 当時は、連絡事項等を電話や郵便で行なっていたのだろうが、今では信じられない。 ただ、それでも、それなりに組織が動いていたわけであるから、手段の進歩によって、逆に忙しくなったのかもしれない。 現在、インターネット上では、1日、970億通のメールが飛び交っているそうであり、この数字は、2年前の倍だそうだ。 加速度的な増加を考えると、少し恐ろしい。 特に、ジャンクメールの増加は大変なものである。 受信箱を整理するのにも、結構、時間が必要だ。 ほんの少し前に書かれた小説を読んでいるのだが、何か違和感を感じた。 電話線を切断し、橋を爆破して、ある施設を孤立させた上での殺人事件なのであるが、当然、電話連絡できない、警察に伝えられないという設定である。 今は、ほとんどの人が携帯電話を持っているわけで、外部との連絡など簡単なはずである。 そんなわけで、どうもストーリーの進行に不自然さを感じてしまう、2000年頃の初版のものなので、なおさらである。 そう言えば、今知り合いがヨーロッパを旅行しているが、ほとんどの場所で、手持ちの携帯電話が使えるようである。 凄い時代になったものである。


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A380初就航(9月27日) No289

2007-09-27 09:50:46 | 鉄道と航空機
          

今日も快晴の清々しい1日であった、気温は30度くらいと思われるが、これまであまりにも暑かったので、涼しく感じる。 午後からは、恒例の教授会と工学研究科委員会が行なわれた、約3時間の会議である。 その中で、学生の不正行為が報告された、カンニングペーパー使用のものらしいが、本学では、発覚した場合、その学期の試験全てがゼロになる。 必修が多いのですなわち1年留年である。 全く、無駄な1年である。 まあ、規則なのでしかたがない。 いよいよ、総2階建ての大型旅客機、エアバスA380の初就航日が決まった。 シンガポール航空のシンガポールからシドニーへのフライトで、10月25日である。 納入延期問題もあり心配されたが、ようやく初就航である。 全長73m、全幅80m、高さ24mの巨大な機体であり、大きな推進力を持つ四つのエンジンで飛ぶ。 シンガポール航空の場合、総座席数471席で、ファーストクラスを上回るスイートクラスというものが新設されている、我々には縁はないだろうが、どんなサービスがあるのだろうか。 ここで、問題になるのは、初便の航空券である。 通常の販売では、大混乱になることは目に見えているので、どうしたかと言えば、インターネットオークションで入札したらしい。 既に、9月10日に終わっている。 なお、初便の収益は、すべて寄付されるとのことである。 さすが、シンガポール航空である。 午後には、卒業生が訪問してくれた。 こうやって、また1日が終わった。 (07年9月26日の日記)

          


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創立50周年(9月26日) No288

2007-09-26 09:36:29 | 日々の出来事
          

ようやく、暑くない青空が広がった。 毎週、三連休なので、ほんとうに一週間が短い、まあ当たり前だが、もう火曜日である。 私の出身学科が50周年を迎えるということで、創設50周年シンポジウムが企画されており、その案内がメールで届いた。 ちょうど、先約の出張が入っており、残念だが出席できない。 ただ、我々が通ったキャンパスから、数年前、新キャンパスへ移転してしまっているので、暑さ(もちろん冷房なし)、寒さ(部屋にダルマストーブ一つ)に耐えながら実験した場所には行くことはできない、ちょっとだけ寂しい。 今、気づいたのだが、私の生まれた時に出来た学科だったらしい。 すなわち、昭和32年であり、まさに、日本が高度成長期へと舵を取り出した頃であろう。 おそらく、それ以来、日本中が、ますますの発展、ますますの拡大を合言葉に進んできたと思う。 ただ、一昨日も書いたが、ほんとうに、ますますの発展、経済拡大が良いのだろうか、と思えてしかたがない。 適切ではないかもしれないが、インド、中国の国民全てが、現在の日本人の生活レベルと肩を並べたら、多分、地球上の文明社会は終わりであろう。 明らかに、それだけの人類を養う力は地球にはない。 ただ、先進国の国民が、発展途上国の国民に対して、おまえたちは豊かになるなとは言えない。 難しい問題である。 我々も、そろそろ、“ますますの発展”の意味を問い直したほうが良いだろう。 日本で一番日暮れが遅い福岡地方も、6時半でもう暗くなった。 こうやって、また1日が終わった。 (07年9月25日の日記)


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魅惑のトレイル(9月25日) No287

2007-09-25 09:43:55 | スプーン(1)
          

前回、ブライスキャニオン国立公園を紹介したが、ロサンジェルスやラスベガス方面からドライブすると、そこへ向かう途中にあるのが、今日紹介するザイオン国立公園である。 寄り道するなんていう表現では、申し訳ないほど、その美しさは、他の追随を許さない。 
         

ザイオン国立公園は、あのヨセミテとほぼ匹敵する広大な広さを有し、何と言っても、切り立った岩山の色合いとその麓に広がる新緑とのコントラストが素晴らしい。 とにかく、公園に入った途端、赤色やピンク、クリーム色の岩肌が現れ、まさに、息をのむ光景である。 最初に訪れた時は、ビジターセンターそばのロッジに宿泊した、たまたま、夜に停電したのだが、その時、満天の星空、人口の音がない世界を味わうことができた思い出の地でもある。 おそらく、麓を流れるバージン川の浸食によってできたのだろうが、その川に沿って、約3キロのトレイルがある。 これが、また、ほんとうに素晴らしかった。 ただ、2歳のcosmiqui氏を肩車しての歩きだったので、奥まで行けなかったのが残念である。 なお、途中は、川の中を歩く場所も多いので、それなりの準備が必要である。 ここも、もう一度訪れてみたい。

          


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新しいモールで思うこと(9月24日) No286

2007-09-24 07:00:25 | 日々の出来事
          

9月も後半になったが、なかなか涼しくならない。 ちょっとした用事を済ませた後、帰り道に、最近、拡張されたアウトレットモールへ、sillyvelle氏と出かけてみた。 先週オープンしたばかりなので、駐車場に入るだけでも30分以上かかっただろうか。 また、駐車スペースを探すのにも一苦労するほどの人混みであった。 三連休の中日ということもあったようだが、それにしても、異常に混雑していた。 新しい店もでき結構楽しめたのだが、渋滞している車の列、ピカピカの店舗、溢れるばかりの商品を見て、ふと考えされてしまった。 ちょうど、昨晩、アイルランド賛歌という本を読んだこともあったのだが、ほんとうに、こんなにあらゆる資源を消費、いや浪費しないと、生活できないのだろうか、という素朴な疑問が生じた。 よく言われるように資源は限られている、この地球の中だけにしかないのである。 21世紀も7年が過ぎた、そろそろ、我々も、人生の質というものを考え直す時期なのかもしれない。 次々と出される新製品、新サービスに、常に追われてしまっているような気がする、そして、そのスピードがどんどんと速くなっている。 それに付いて行くことが豊かさだと勘違いしているのではないだろうか。 少し立ち止まってみるのも悪くはないだろう。 自然の摂理と、あまりにもかけ離れた行動を続けていると、とんでもないしっぺ返しが待っているような気がする。 こんなわかったような事を書いてしまったが、駐車場に向かい腕には、しっかりとショッピングバックがぶら下がっていた。 こうやって、また1日が終わった。 (07年9月23日の日記)

          


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今週の1曲(No30)(9月23日) No285

2007-09-23 07:08:17 | 音楽
          

今回は、バッハ無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータである。 3曲のソナタと3曲のパルティータから成り、1720年に作られた。 この1720年であるが、バッハ35歳であり、妻のマリアが36歳で急逝した年でもある。 その頃から、ケーテンの宮廷楽団が縮小され始めたようである。 翌年の1721年に、ソプラノ歌手をしていたアンナ・マグダレーナと再婚しており、そんな時期に書かれた作品である。 このパルティータであるが、共通の主題を持ち統一された組曲のことであり、パルティータとしては、本作品が最も有名ではないだろうか。 ここでの3曲のソナタは、教会ソナタと呼ばれ、勇ましい舞曲風の楽章は含まれていない。 この作品には、特に有名な二つの曲が含まれている。 パルティータ第2番第五楽章のシャコンヌ、そして、パルティータ第3番第三楽章のガボットである。 特に、後者はバッハのガボットとして、どこかで聴いたことのある旋律である。 まさに、大バッハの代表作の一つである。 日本人を含め、100人以上の演奏家の録音がある凄い作品である。 ヘンリク・シェリング、ルッジェーロ・リッチらのものをよく見かける。


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怒った金曜日(9月22日) No284

2007-09-22 00:01:18 | 日々思うこと
          

福岡地方は、平年と比べて、約8度も気温が高い日が続いている。 残暑というより、盛夏という感じである。 今日は、9時から研究室のセミナーを行い、その後、三つの会議に出席した。 講義がない時期なので、いろいろと勉強したいのだが、結局、スケジュールに追われている、何となく虚しい気もする。 今日も、不快な記事を目にした。 例の光市母子殺害事件の差し戻し控訴審公判が広島高裁で行なわれた。 ここで、特に注目されているのが、被告弁護団の動きである。 確かに、弁護団の役目の一つに、被告の立場を守るということがあるだろう、ただ、今回の弁護士の主張が、減刑、すなわち、死刑回避が目的であり、そのためには何でもありという態度が、見ていて腹立たしい。 屁理屈もここまで来ると感心してしまう。 茶番である。 中心となっている今枝仁弁護士自身のブログ(
http://beauty.geocities.yahoo.co.jp/gl/imajin28490)がある。 多くのことが書かれていて、まとめられないが、最新の記事の中に、このようなくだりがあった。 被告の「僕をなめないでいただきたい」という発言に対し、今枝(あえて呼び捨て)は、「国家権力に対し、せいいっぱい発した抗議と言葉とも思える」と述べている。 これだけで、彼の思想が分るような気がした。 ここには、最愛の家族を殺された被害者への想いなど全くなく、これを利用して、国家による殺人である死刑制度に抗議することが目的であろう。 本人は、ブログの中で、自分は死刑廃止論者ではないと主張しているが。 被告も人間のくずだが、弁護士も同じレベルである、こんな連中の主張が認められ、仮に、死刑以外の判決が出るようなら、日本の正義はなくなったと言えるだろう。 久しぶりに熱くなってしまった。

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世界一周(9月21日) No283

2007-09-21 08:18:40 | 鉄道と航空機
          

私は旅が好きである。 航空機に十数時間揺られて外国を訪れることも、あるいは、自転車で、通いなれた道からちょっと脇道に入ってみることも、基本的には同じくらい楽しい。 極端な話、普段とは道を逆方向に歩いてみるだけでも、違う発見があったりもする。 そんな旅の中で、世界一周旅行という、古くて新しい言葉であるが、誰でも、一度はあこがれる言葉ではないだろうか。 その中で、世界一周クルーズというものがある。102日間で、世界を廻るものである。 日本を出発して、シンガポール、ドバイを経由して、スエズ運河から、地中海に入る。 地中海の名所に立ち寄りながら、リスボンから大西洋を渡り、南米へ渡る。 リオデジャネイロなどを経て、パナパ運河を抜け、メキシコ、アメリカ、カナダを廻り、アラスカを経由して日本に戻るというものである。 途中、25ヶ所に立ち寄り、上陸して観光を楽しむことができる。 来年2008年は、4月7日出発、7月17日帰国の予定で、使用する船は日本丸という大型客船である。 気になる料金だが、280万円から1160万円ということである。 三食、交通費、観光料金込みなので、安いか高いかはわからない。 今年も、100日以上の休みと上記料金を払える人で、満員だったらしい。 まあ、20万円程度の旅行を、数十回行ったほうが良いのかもしれないが、やはり興味はある。


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秋風の9月入学(9月20日) No282

2007-09-20 09:40:23 | 大学のこと
          

今日の新聞によると、9月入学の導入を促進して、国際競争力を強化するという方針が文部科学省から示されたそうだ。 現状を良く把握することなく、何となく美辞麗句のような気がする。 現在、学部教育においては、基本的に年度を前期、後期に分け、それに従ってカリキュラムを組んでいる。 例えば、私の専門である有機化学の講義は、1年生の後期に有機化学基礎、2年生の前期に有機化学Ⅰ、後期にⅡ、3年生の前期にⅢというように、順序立てた構成になっている。 このような教科がほとんどである。 これを後期から始めるとなると、新しいカリキュラムが必要となるが、これだけ、先生の数が削減された中では、不可能である。 ただし、大学院では、教科間の連携は、あまりなく可能かもしれないが。 留学生を増やすと言うが、東大等の一部の大規模研究大学以外は、はっきり言って、留学生など期待できないだろう。 設備的にも、近隣のアジア諸国と大差なく、まして、英語の講義もないようでは、そもそも、期待するほうが変である。 さらに、日本特有の入試制度を考えると、これまた、何をか言わんである。どうも、最近、目新しい、そして、耳障りの良いことが、どんどんと導入され、あたかも、進歩しているように思われるが、現場は、場渡り的な変革に、もううんざりしている。 聞いたところによると、文部科学省内の担当の人が変わると、それに従って制度も変わるらしい。 信じたくはないが、あながち否定もできない。 教育は、国家100年の計であることをお忘れなく。


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虚しい出来事(9月19日) No281

2007-09-19 07:05:06 | 日々の出来事
          

今日は、9時から助教研究発表会が行なわれた。 {助教}おそらく耳慣れない言葉と思うが、我々も馴染んでいない。 今年の3月まで、助手という役職があったが、これが4月から、現行の助教という呼び名になった。 妙な響きがあるが、おそらく、アメリカの大学のAssistant Professor から来ているのだろう。 中身は、何にも変わらないのに、このように名前だけ変えて、良くなったような錯覚を楽しんでいるのが行政である。もう、ばからしくて、文句を言う元気もない。 さらに、続いて行なわれた大学院学務委員会であるが、ここでも、来年から、工学研究科から工学府へと名称変更である。 何となく、府となって偉くなったような感じがするが、中身は、ほとんど同じである。 これまた、日本的な手法である。 もううんざりではあるが、しかたない。 ほとんどの大学教員は諦めている。 そう言えば、数年前までは、大学教官だったのが教員に変更になった。 もう書きたくはないが、何にも変わっていないのである。 数百円の漫画を万引きしよとして、店員から暴行を受けた男性が死亡し、暴行を加えた店員二人が傷害致死容疑で逮捕された。 現場の状況がわからないので、コメントできないが、死んだ者も逮捕された者も、たった数百円で人生が変ってしまった、何か虚しい出来事である。 ふと窓の外を見ると、もう暗くなっていた、日暮れが早くなったようだ。 こうやって、また1日が終わった。 (07年9月18日の日記)


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Rainbow cloud(9月18日) No280

2007-09-18 08:24:31 | 日々の出来事
          

台風11号も、日本に影響することなく通り過ぎたようだ。 その台風の影響かどうかわからないが、昨日の夕方、不思議な光景を見かけた。 夕立で雨が降って、雲っていたのだが、その後、急に空が明るくなるのと同時に、空の色が、オレンジ、黄色と変化していった。 夕焼けのようではあるのだが、空は雲で覆われており、その雲に太陽の光が低い角度で反射したためではないだろうか。 なかなか見ることができないものであった。 敬老の日ということもあり、いろいろな数字が、新聞等に出ていた。 65歳以上の人口の総人口に占める割合は、21.5%である、すなわち、5人に一人の割合となる。 80歳以上も、700万人を超えているそうである。 今後、総人口も頭打ちとなり、さらに、高齢者の割合も増えてくることを考えると、少し心配な面もある。 かといって、アメリカのように若い移民を受け入れる素地もなく、何となく沈滞した社会になっていくのだろうか。 ただ、高齢者の定義が65歳以上となっているが、まわりには、65歳を超えた元気な人(山笠に参加している人もたくさんいる)も、非常に多く、とても、従前の高齢者、老人というイメージはない。 今年で、50歳になるが、今からの人生をエンジョイするためにも、足腰だけは鍛えておいきたい。 そんなわけで、今日もスポーツジムに通って汗を流してきた。 そう言えば、ジムも高齢者の割合が高いようである。 こうやって、また1日が終わった。 (07年9月17日の日記)

          


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ユタの大自然(9月17日) No279

2007-09-17 07:14:11 | スプーン(1)
         

アリゾナ州、ユタ州、コロラド州には、グランドキャニオンをはじめ、素晴らしい大自然を数多く楽しむことができる場所が数多くある。 アメリカの国立公園システムは、ほんとうに素晴らしく、自然保護と我々がその自然に触れる機会とのバランスがよくとれている。 どこかの観光地みたいに、無秩序に土産物屋が並んでいることもない。 あのような大スケールの自然は、世界各地に点在していると思うが、我々のような一般人が、車で気楽に訪れることができるのも、アメリカならではであろう。 

          

そんな中で、今回は、一番のお気に入りのブライスキャニオンのスプーンである。 ここには、季節を変えて5回ほど訪れた。 ロサンジェルスから、インターステート15号線を北上し、ラスベガスを過ぎ、さらに進むとユタ州に入るが、ここのセントジョージという町から曲がる。 ザイオン国立公園(ここも素晴らしい)を過ぎると、ブライスキャニオン国立公園に着く。 

          

だいたい、650キロくらいであろうか。 気が遠くなるような年月をかけて侵食された結果、かすかにピンクや黄色、赤といった色合いの尖った岩群が形成されている。 約30キロのシーニックハイウエイが続いており、スケールの大きな大自然を楽しむことができる。 夜明け、日没の色の変化も、筆舌を尽くしがたい。 また、雪に覆われた岩群も、他にない素晴らしさである。 もう一度、訪れてみたい。
          
          


          

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今週の1曲(No29)(9月16日) No278

2007-09-16 07:04:09 | 音楽
          

以前、アレッサンドロ・スカルラッティを紹介したが、今回は、その子供の一人であるドメニコ・スカルラッティである。 偶然ではあるが、バッハ、ヘンデルと同じ1685年に、アレッサンドロ・スカルラッティの六男として、ナポリに生まれている。 16歳の時に、ナポリ王室の礼拝堂のオルガン奏者兼作曲家となり、18歳で、最初のオペラを発表している。 やはり、天才的な音楽家の一人であろう。 同じ歳のヘンデルと、鍵盤楽器の技量を競い合ったという噂もある。 1715年には、サン・ピエトロ大聖堂にあるジュリア礼拝堂の学長の地位を得ている。 特に、チェンバロの名奏者であったらしい。 何と言っても550を越えるソナタが有名であろう。 彼のソナタは、主に、チェンバロで弾かれることを想定して作られたものであり、現代のピアノで演奏するには、微細な技巧が必要らしい。 ほとんどが、単一楽章で単純な二部形式になっている。 後の時代のピアノ曲とは、随分と趣向が異なっているような感じを受けるが、彼のソナタの中には、ピアノ演奏に必要な近代的な技法も、すべて網羅されているとのことである。 スコット・ロスは、すべての曲を録音している。 ロスの弟子の曽根麻矢子、また、ピアノでは、廻由美子の録音などがある。


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