旅はまだ終わらない(旧構造有機化学研究室)

構造有機化学研究室(1992-2023)のホームページを引き継いだものです。

これからの時間

2023-12-31 15:40:18 | 日々思うこと

     

大晦日恒例の地元博多区にある若八幡宮の参拝も終えたのだが、その境内には厄年表というのがある。 

     

それによると、もう夫婦そろってその範疇外になってしまっている。 ここは厄払いで有名な場所である。 

     

まあ、所によっては、かなりの高齢まで厄年が記載されているところもあるようだが、昔であれば、60代後半で人生を終わっている人が多かったので、当然ではある。 ある意味、これからの時間は、持てることが幸運と考え、楽しく過ごしたいものである。

     

From Face Book: Lucky enough to live.

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2023年も終わり

2023-12-30 22:08:34 | 日々思うこと

     

2023年も終わった。 今年は、3月に定年退職したこともあり、非常に変化の多い1年であった。 還暦、退職、高齢者の仲間入り等、何か遠く、他人事のように思えていたことが、どんどんと現実となっていく中で、改めて、時の流れを感じてしまう。 また、社会全体を見渡しても、得体の知れない閉塞感があることも否定できない。 少なくとも、我々の子供時代よりはるかに裕福な暮らしができているのに、これまた目に見えない不安感のようなものが漂っている。 最近、あまりにも情報源や情報量が多いため、何がほんとうの姿なのか、判断するのが難しくなっているように強く感じる。 

     

恒例の博多駅前の煌びやかなイルミネーションの元で、人生をエンジョイしている多くの人を見かけると同時に、天神中央公園では、某NPO法人が配布しているわずかな食料品に並ぶ多くの人の姿も見かけると、ほんとうに考えさせられてしまう。 個人的には、新しい仕事がスタートし、来年の手帳も予定で埋まりつつある。 旅はまだ終わらない(もう少しだけ)。

     

From Face Book: Saying good-by to 2023.

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遅くなる日暮れ

2023-12-29 18:27:54 | 日々思うこと

     

今日から正月休みに入ったのだが、晴天に恵まれ気温も随分と上がった。 自宅近くの東平尾公園だが、29日からは車の出入りができなくなるため、ほんとうに静かな公園を散歩することができる。 

     

ところで、今日のような晴天の日だと、夕暮れがだんだんと遅くなっていることを感じる。 22日(冬至)の日の出時刻は7時19分、日の入り時刻は17時15分である。 29日の日の出時刻は7時22分、日の入り時刻は17時19分である。 

     

実は、日の入り時刻は冬至が一番早いのではなく、12月1日頃から10日頃までの17時10分が最も早い。 その時刻と比較すると、29日の日の入り時刻は、すでに約10分も遅くなっていることになる。 同様に、日の出時刻は冬至が一番遅いのではなく、これも来年1月前半の7時23分が最も遅い。 すなわち、これから日の入り時刻は、ほぼ毎日、約1分づつ遅くなることになり、例えば、来月の29日は17時45分で、今日より26分も遅くなる。 一方、日の出時刻は7時17分で、今日より5分早くなるだけである。 

     

From Face Book: The days are getting longer.

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退職して9ヶ月

2023-12-28 12:59:33 | 日々思うこと

     

早いもので退職して9ヶ月が過ぎた。 昨年の今頃は実験室の片付けやオフィスの整理に追われていた。 約30年の間に蓄積された種々の書籍、書類、論文、卒論、修論等の整理は、ちょっと大変であった。 と同時に、こうやって大学のオフィスで仕事をするのも、最後になるという思いも強かった。 他は知らないが、自分の空間を持つことができ、その中で研究という仕事に携わることは、非常に居心地が良かった。 そして、3月末、机、いす、本棚だけになったオフィスを去る時は、正直寂しかった。 しかしながら、縁あって、また大学の自分のオフィスで仕事を始めることができた。 よく考えると、人生、不思議な巡り合わせの連続かもしれない。

From Face Book: Nine months have passed since my retirement.

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寒いブライスキャニオンへ(アーカイブ)

2023-12-26 07:47:12 | アメリカのこと

     

比較的暖かかったアンテロープキャニオン(アリゾナ州)から、ブライスキャニオン(ユタ州)に移動した。 

     

州道98号線、US89号線でユタ州に入り、Kanabで89号線が北に方向を変え、しだいに高度が上がってくると、徐々に雪景色が見られるようになった。 

     

     

もちろん、季節柄、ノーマルタイヤなので、だんだんと不安にはなってはくるが、まだ路面は大丈夫なようであった。 

     

     

     

US89号から州道12へ入ると、一面雪景色に変わった。 

     

     

     

     

さらに、宿に向かうために、州道63号に曲がると、気温も一気に下がり、ビジターセンターに着いた時には、マイナス6度だった。 

     

その時までは、短パンにトレーナー程度だったので、凍えそうになりながら、トランクから持参した着れる限りの服を取り出し、何とかしのいだ。 このブライスキャニオンは、これまで数回、訪れているが、こんな寒いのは初めての体験であった。

From Face Book: From warm Antelope Canyon to freezing Bryce Canyon. (Archive)

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南海電車

2023-12-24 11:35:07 | 鉄道と航空機

     

関西方面への出張は少なくはないのだが、JR、地下鉄、阪急と比較して利用する機会があまりないのが、南海電車である。 今回、大阪南部にお住まいのS氏訪問の際、利用した。 ターミナル駅は、もちろん「難波」である。 9面8線の巨大なターミナルである。 

     

     

同じ頭端式ホームである巨大ターミナル「阪急梅田」と比較されるが、阪急はほぼ一色の電車が運行しているのに対し、「難波」駅では、実に多様なデザインの電車を見ることができる。 「難波」を出ると、福岡のような地方都市では味わうことのできない複々線区間が続く。 

     

     

ただ、「難波」-「岸里玉出」間は、南海本線と高野線の複線が並んでいる“複々線区間”だが、「岸里玉出」-「住ノ江」間は、純粋な複々線区間となる。 ちなみに、「岸里玉出」から分岐しているユニークな汐見橋線は、数年前、乗りに来たことがある。 「岸里玉出」以南の複々線区間の仕様はちょっと変わっていて、JRとは異なり、左外側から、下り緩行線、下り急行線、上り緩行線、上り急行線と並んでいる。 面白い。 今回、特に興味深く思ったのは、「泉佐野」での乗り換えである。 

     

ちょっとびっくりしたのだが、待っていた電車の両側の扉が開き、何と下りと上りの電車から乗り換えが可能となっている。 同方向の乗り換えなら、少し遅れても問題ないのだが、逆方向からの乗り換えが加わるとそうはいかない。 まあ、こんなことができるのは、まず、日本の鉄道だけである。

From Face Book: Nankai Electric Railway.

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友人との再会で思うこと

2023-12-22 16:28:05 | 日々思うこと

     

大阪南部にお住まいのS氏を久しぶりに尋ねた。 S氏は、大手化学会社を退職後、南カルフォルニア大学のオラー、プラカッシュグループに約20年おられた方である。 その間、私も頻繁に訪問し、また何と言っても鉄道の蘊蓄が深い方ということもあって、長い間、お付き合いさせて戴いている。 アメリカでは、一緒に、テハチャピループ、ペリスの鉄道博物館を訪問したり、サンペドロのPE(パシフィック電鉄)の電車を見に行ったりと、ほんとうに楽しい時間を過ごすことができた。 今回も、ご自宅を訪問し、近所の歴史資料館を見学したり、またランチを挟みながら、鉄道、ロサンゼルスの話が弾んだ。 また、帰り際には、非常に貴重な本も戴いた。 

     

     

     

ただ、私も定年退職した高齢者、S氏も80代後半になられている。 お互い、このような年齢になると、今回のことに限らず、もしかしたらこれが最後になるかもしれない可能性も否定できない。 そう思うと、見送って戴いた姿を見ながら、戴いた本を握りしめていた。

From Face Book: An old friend of mine.

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職場の忘年会

2023-12-20 12:55:27 | 行事(大学関係)

     

10月から勤務している物質機能評価センターの忘年会が行われた。 私の歓迎会も兼ねていたのだが、よく考えると、このように新しい組織に加わっての歓迎会は、32年ぶりとなる。 

     

     

     

現職場が古巣とは言っても、いろいろなことが大きく変わってしまい、また立場も以前とは異なるので、意識的には新人という感覚である。 ただ、日々、科学に触れることができるのは楽しいものである。 今回は、春日市で飲んだのだが、この辺りも、約30年前とは、全く変わっていた。

     

From Face Book: The year-end and welcome party.

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第16回有機π電子系シンポジウム(2)

2023-12-18 19:49:01 | 行事(大学関係)

     

本シンポジウムの特徴は、何と言っても、参加者全員が同じ場所で宿泊するということである。 そんなわけで、夕食後の懇親会では、教員や学生、皆、一同に会して、時間を気にすることなく、さらに気楽な服装で、深夜まで酒を飲むことができる。 

     

最近は、諸般の事情でこのような形式のセミナーは減少傾向にあるようだが、個人的には非常に大事な場だと思っている。 

     

また、和室に布団を並べ時間を気にせず、先生方といろいろな話で盛り上がるのも楽しいものである。 

     

ポスター賞の発表で本シンポジウムは終了した。 来年は、鎌倉での開催が予定されている。

From Face Book: The 16th symposium on organic p-electron system (2).

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第16回有機π電子系シンポジウム(1)

2023-12-16 16:49:04 | 行事(大学関係)

     

第16回有機π電子系シンポジウムに参加するために、姫路から姫新線に乗り換え、播磨新宮駅に向かった。 

     

     

     

     

阪神地区の大きな鉄道ネットワークに含まれている姫路から分岐しているのだが、姫新線は急にローカル線の雰囲気を帯びてくる。 この路線に乗るのは数回目だが、途中のたつのにある鉄道模型の「昭和レトロ情景館」に立ち寄ったことがある。 

     

シンポジウムは「国民宿舎 志んぐ荘」で開催された。 昨年度は会長として参加したが、今回は、一般参加で気楽に講演を聞くことができた。 

     

     

     

学会賞受賞講演、招待講演2件、依頼講演4件、その他、学生によるポスター発表が行われた。 もう、自分で研究を指導することはないが、こうやって化学の講演に触れるのは楽しいものである。 

     

     

     

また、本シンポジウム恒例の総会と、また、今年亡くなられたI先生を偲ぶ時間も設けられた。

From Face Book: The 16th symposium on organic p-electron system (1).

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旅のつばくろ

2023-12-15 15:55:58 | 旅関連

     

沢木耕太郎の新書が出たのでさっそく購入した。 何と言っても、彼の「深夜特急」は、個人海外旅行が一般的でなかった80年代に出版されたもので、香港からロンドンへの陸路の旅の話に私も含め、その著書に刺激された旅好きは多いような気がする。 巷では、バックパッカーのバイブルとも言われている。 今のように、ネットがなかったあの時代、ワクワクしながら、光景を思い浮かべながら読んだことを憶えている。 今回の新書は、初の国内旅エッセイということである。 

From Face Book: The new work by Kotaro Sawaki.

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消えつつあるコンパ

2023-12-13 20:43:12 | 大学のこと

     
(写真は九州大学旧箱崎キャンパスにあった”三畏閣”、コンパ会場として利用されていたが、移転に伴い解体された)

今日のニュースで「合コンは死語?」という話題に目が留まった。 そう言えば、研究室内でも「コンパ」という言葉が使われなくなっているのも事実である。 歓迎会とか送別会に置き換わっている。 我々が学生生活を過ごした昭和後半では、クラス、部活、サークル等、あらゆる場で「コンパ」が日常化していた。 

     

特に、新歓コンパでは、多くの学生がアルコールの洗礼を受ける場でもあった。 私も、冷やのコップ酒3杯を、自己紹介を挟みながら飲まされ、人生で初めて、天井が波打ったことを憶えている。 その後のことは、なんとなく記憶はあるのだが、目が覚めると植え込みの中で寝ていた。 確か、靴も片方がなかった。 会場(六本松のまるます?)からその植え込みまで、途中、大きな通りを横断したはずだが、その記憶はない。 よく事故に会わなかったものである。 よく考えると、ほとんど未成年の新入生の新歓コンパ、今だったら、テレビの前で、大学関係者は謝罪会見を行い、翌日の新聞では批判である。 当時は、マスコミも、大学も、親も、警察も問題視することさえなかった。 そんな昭和も遠い過去になってしまった。

     

From Face Book: So-called “Compa” is fading away.

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先導研伊都キャンパス

2023-12-11 19:23:09 | 大学のこと

     

現在勤務している九州大学先導物質化学研究所であるが、私のいる筑紫キャンパスの他、伊都キャンパスにも建物がある。 まだ、面識のない先生もおられるので、伊都キャンパスの研究所に伺った。 

     

     

伊都キャンパスの先導研には、教授6名、准教授9名、助教13名、学術研究員7名、テクニカルスタッフ15名がおられる。 ちなみに、筑紫キャンパスの先導研には、教授10名、准教授10名、助教14名、学術研究員6名、テクニカルスタッフ21名がおられる。 合計では、教授16名、准教授19名、助教27名、学術研究員13名、テクニカルスタッフ36名ということになる。 

     

私が3月まで所属していた九工大応用化学科は教授6名、准教授10名、助教3名、学術研究員、テクニカルスタッフ少数となっている。 改めて、旧帝大系列の組織の大きさには驚く、特に、助教の数の違いは顕著である。 伊都キャンパスで、多くの20代前半の学生を見かけると、まだまだ多くの夢に溢れている姿を羨ましく感じられた。

     

From Face Book: Institute of Materials Chemistry and Engineering at Ito campus.

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福岡空港新管制塔(1)

2023-12-10 18:44:40 | 鉄道と航空機

     

福岡空港国際線ターミナルビル側に、新しい管制塔の建設が進められている。 完成は、2024年秋で、完成時の高さは94.2メートルで、これは羽田空港の管制塔の高さ115.7メートルに次ぎ国内で2番目となる。 これは、約20階建てのビルに相当する。

     

また、現在の管制塔は31.4メートルなので、約3倍の高さになる。 2本目の滑走路の完成は2024年度末ということである。

From Face Book: The new comtrol tower of Fukuoka airport (1).

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質問できない学生

2023-12-08 14:34:24 | 行事(大学関係)

     

担当している「有機化学基礎」の中間試験を実施した。 試験範囲等については、2週間前に通知しておいたが、その際、本工学部の学習支援室の利用を強く勧めていた。 この学習支援室は、講義内容について質問や疑問点がある場合に、気軽に専門の先生に尋ねることができる制度で、化学に関しては、A先生が水曜日の午後に待機されている。 特に、A先生は有機化学がご専門ということもあり、多くの学生が利用したものと思っていたのだが、今朝、A先生に尋ねたところ、誰も来なかったということであった。 結局、何が理解できていないのかを自分で把握できていないような気がする。

From Face Book: Most students do not know what they should ask.

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