壱岐で訪れてみたい場所の一つが「黒崎砲台跡」である。
ここは、昭和3年から6年までの年月をかけて完成した口径41cmのカノン砲二門の砲台で砲身の長さ18.83m、弾丸の重さ1t、最大射程距離約35kmであった。
当然、対馬海峡を航行する艦船を攻撃する目的で設置された砲台であるが、戦況や戦術の変化から、一度の試射が行われたのみで、実戦で使われることはなく戦後には解体されてしまった。
ただ、小高い丘をくり抜いて築かれた地下7階建ての主砲のあった場所は、今でもはっきりと残っている。 隣りのお土産屋の中には、貴重な当時の写真が残っていた。
猿岩で有名な観光地であるが、当時、この砲台を守っていた兵士の方々は、どんな思いで、この海を眺めていたのだろうか。
From Face Book: The ruins of Kurosaki battery.