旅はまだ終わらない(旧構造有機化学研究室)

構造有機化学研究室(1992-2023)のホームページを引き継いだものです。

時には昔の話を

2023-11-30 16:14:02 | 日々思うこと

     

先日のS君の訃報に際し、ある友人から「時には昔の話を」を聴きながら、彼を偲ぶとのメッセージが入った。 私も大好きな曲の一つであり、久しぶりに聴いた。 内容的には、我々より一世代上の学生運動に没頭した多くの若者のことを描いたものだが、もちろん、我々の青春時代に相通じることも少なくない。 揺れ動く時代ではあったが、何となく将来は明るいという確信のようなものを、皆、持っていた。 少なくとも、当時、老後の心配をするような若者はいなかった。 まあ、勉強しなくても、留年しても、何とかなるという時代であった。 この歌を聴きながら、当時の香りのようなものが脳裏をよぎると、自然に目頭が熱くなった。 手の届かないはるか遠くの青春時代になってしまった。


時には昔の話をしようか
通いなれた なじみのあの店
マロニエの並木が窓辺に見えてた
コーヒーを一杯で一日
見えない明日を むやみにさがして
誰もが希望をたくした
ゆれていた時代の熱い風にふかれて
体中で瞬間(とき)を感じた そうだね

道端で眠ったこともあったね
どこにも行けない みんなで
お金はなくても なんとか生きてた
貧しさが明日を運んだ
小さな下宿屋にいく人もおしかけ
朝まで騒いで眠った
嵐のように毎日が燃えていた
息がきれるまで走った そうだね

一枚残った写真をごらんよ
ひげづらの男は君だね
どこにいるのか今ではわからない
友達もいく人かいるけど
あの日のすべてが空しいものだと
それは誰にも言えない
今でも同じように見果てぬ夢を描いて
走りつづけているよね どこかで

From Face Book: The story that reminds me of the good old days.

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友人(卒業生)との別れ

2023-11-29 12:38:45 | 日々の出来事

     

大学の同級生S君の訃報に触れた。 もちろん同じ歳である。 実は、S君は私の研究室に社会人ドクターとして入学し、博士号を取得した友人である。 そんなわけで、研究室のOBでもある。 彼は、非常に優秀で、博士号取得に際しても何の助言も必要なく、私が行ったのは事務的な手続きと日程調整くらいであった。 約10年前であるが、学位を取れたことをほんとうに喜んでくれたので、友人の一人として、非常に嬉しかった。 3月の私の最終講義にも参加してくれていたが、亡くなったのは6月ということなので、もしかしたら、体調が悪かったのかもしれない。 友人として、そして研究室出身者としての彼の死は、ほんとうに悲しく、辛い。 そして寂しい。

From Face Book: A friend of mine, my former student, has deceased. 

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英語力80位

2023-11-28 13:06:37 | 英語のこと

    

国際語学教育機関「EFエデュケーション・ファースト」(本部・スイス)の発表によると、英語を母語としない112カ国・地域のうち、日本人の英語力は80位ということである。アジアでは、シンガポール(2位)、フィリピン(22位)、マレーシア(24位)、香港(31位)などは、英語が第二公用語みないになっているので、上位になるのは当然だが、韓国(36位)、中国(62位)からも水を開けられているのは問題である。 我々の学生時代から、何十年も、英語力、英語力と言われているのに、全く、向上する気配もない。 大学入試の英語の問題を見る限り、内容もレベルもかなり高いと思っている。 しかしながら、そんな問題を解答して入学してきた学生の多くは、ほとんど英語が使えないのも事実である。 不思議なものである。 確かに、スマートフォン上の翻訳機能の進歩は凄まじく、ほぼ完璧な同時通訳も可能である。 ただ、多国籍の人が集まるような会議等で、皆、英語でやりとりしている中で、日本人だけ、スマートフォンを使っているようでは、やはり意思の疎通は難しく相手にはされない。

From Face Book: English proficiency of Japanese people places 80th out of 112 countries.

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変わってしまったキャンパス周辺

2023-11-27 13:05:15 | 大学のこと

     

10月から週に数回通っている九州大学筑紫キャンパスであるが、約30年前とは周辺が大きく変わってしまった。 以前は「白木原」だった駅名が「大野城」と変わり、駅舎も橋上駅となり、キャンパスへの利便性も向上している。 

     

     

そして、何と言っても、周辺には大規模マンションが林立しており、昔の何となく荒れた空き地に囲まれた雰囲気はなくなった。 

     

そのため、人口も増えたようで、快速が停車するようにもなっている。 そんなわけで、博多駅から約10分で到着する。 オフィスからも約10分で駅なので、九工大時代と較べると、通勤時間は極端に短くなった。 ただ、電車に乗っている時間が少なくなったのは、ちょっと寂しい。

      

From Face Book: The surrounding area of Chikushi campus has totally changed.

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3年ぶりの忘年会(山笠)

2023-11-26 12:09:50 | 博多祇園山笠

     

山笠の町内の忘年会が3年ぶりに行われた。 よく考えると、このような大人数で集まる忘年会に出席するのも3年ぶりとなる。 ようやく、普通の生活に9割程度は戻った感じである。 

     

しかしながら、伝統行事の一つである博多祇園山笠においても、他と同様、高齢化が進んでいる。 

     

     

私が20代、30代の頃は、同世代がたくさんいたが、現状は、ほんとうに少なくなっている。 さらに、我々の世代も、コロナや経済の影響もあり、だんだんと少なくなっている。 ただ、山笠の仲間と酒を飲むのは、ほんとうに楽しい時間であることも間違いない、さらに、来年は当番町でもある。 まあ、体力が続く限り参加していくつもりではある。

     

From Face Book: The year-end party for the first time in almost three years.

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1週間の入院(アーカイブ)

2023-11-24 16:13:30 | 日々の出来事

     

日記を捲っていたら、昨年のちょうど今頃、左右の鼠径ヘルニアの手術のために、約1週間入院していた。 

     

最初は右側に違和感があり、診察してもらったのだが、左側も兆候があるということだったので、両側の手術となった。 

     

     

基本的には、ポリマーネットで弱くなった部分を補強するのだが、その手術過程の進歩には驚かされる。 傷もほとんど残らず、数週間後には通常の運動も可能になり、1ヶ月後にはスポーツジムにも通えるようにもなった。 

     

     

入院期間中も、ほんとうに快適であった。 改めて、日本の医療制度や保険制度の先進性には感心させられた。

From Face Book: Hospitalized in one week. (Archive)

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消える思い出の場所

2023-11-23 14:02:30 | 日々の出来事

     

講義のために訪れた戸畑キャンパスの一角で工事が行われていた。 実は、九工大に赴任した31年前には池があった場所である。 その後、安全や水質の関係で木製の蓋で覆われてしまった。 

     

池があった時は、よくその周りで学生とBBQをしたことを思い出した。 まあ、当然であるが酔った学生が池に入ることも度々であった。 そんなこともあり、学内で火気の使用や、また屋外での飲酒も規制されていった。 今回の工事で池があったことも忘れ去られるような気がする。 時が流れ、また、思い出の場所が一つ消える。

     

From Face Book: The pond that brings back the good memories will disappear.

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何が悪かったのだろうか?

2023-11-21 12:15:33 | 日々思うこと

     

3日間のプサン滞在も終わった。 38年前に初めてプサンを訪れた時は、古い町並み、整備されていない道路や古い車、また、地下鉄も確か開通したばかりであり、何となく少し前の日本を見ているような印象であった。 当時は、圧倒的に日本の存在感を感じたのも事実であった。 それから、経済が停滞した平成の約30年間を挟み、だんだんとアジア諸国との相対的な差が縮まってきているのも事実で、既に、逆転されている分野も少なくない。 研究分野においても、引用される頻度の高い論文数は、実は、人口が約半分の韓国から抜かれている。 何が悪かったのだろうか?  

     

現在、福岡と韓国各地を結ぶ多くの路線があるが、韓国の航空会社8社(Korean Air、Asiana Airlines、 Air Busan、 Eastar Jet、 t’way、 JEJU air、 Air Seoul、  Jinair)が就航しているが、日系は全くない。 やはり、勢いの差を感じてしまう。 何が悪かったのだろうか? 海雲台ビーチの美しい海を見ながら考え込んでしまった。

From Face Book: I am just wondering what have been the problems.

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エクスカーション(2)

2023-11-20 15:09:18 | 行事(大学関係)

     

その後、楽しみにしていた「ビーチトレイン」の乗り場に向かった。 

     

     

     

これは釜山の釜田駅と慶州区間を運行していた鉄道の廃線区間を利用した観光列車で、座席はすべて海側を向いている。 

     

     

     

     
     スカイウォーク

     

     

晴天下の海を眺めながら、約30分で海雲台ビーチである。 

     

        

     

ここは、100階建ての超高層ビル他、70~80階のビルが林立する姿を見ると、韓国の経済的発展のスピード感を感じてしまう。 

     

     

     

     

ただ、オフィシャルな訪問もこれで最後のような気がするので、海雲台ビーチの姿を脳裏に刻んでおいた。

From Face Book: Ride of Haeundae Beach Train as the excursion (2).

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エクスカーション(1)

2023-11-19 19:06:34 | 行事(大学関係)

     

最終日の土曜日はエクスカーションに出かけた。 これまで、プサンはあちらこちらに連れていってもらったが、今回、2020年に開通した「海雲台ブルーラインパークを走るビーチトレイン」に乗るということだったので、非常に楽しみにしていた。 

     

     

     

     

9時にバスで出発し、まずは「海東龍宮寺」に向かった。 ここは海の岩場に建てられた寺で、ここでは煩悩を取り去り、心から祈れば必ず一つの願い事を叶えてくれるということで有名な場所である。 そんなわけで、受験当日はあまりの混雑のため閉鎖されるということであった。 

     

     

     

     

     

     

約10メートルの観音大仏が有名で、一つの石から作られた仏像としては韓国最大級らしい。 

     

     

     

幸い、雲一つない晴天にも恵まれ、青い海を背景にした龍宮寺は見ごたえがあった。 

     

     

     

     

     

     

その後、バスで10分ほどの昼食会場に向かったのだが、この周辺は、新しいモールやアミューズメント施設の建設ラッシュのようで、晴天だったこともあり、何かロサンゼルス郊外のような雰囲気であった。 

From Face Book: Visit to Haedong Yonggungsa Temple as the excursion (1).

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第25回 日本化学会九州支部、韓国化学会プサン支部合同セミナー

2023-11-18 17:08:17 | 行事(大学関係)

     

日本化学会九州支部、韓国化学会プサン支部との合同セミナーの会場であるプサン大学に向かった。 

     

     
     地下鉄1号線釜山大学前駅(高架駅である)

ホテルもよりの駅から地下鉄1号線を使えばプサン大学前駅まで20分程度である。 駅から大学までは、小さな店がひしめき合っておりいかにも大学街らしい独特な雰囲気で好きである。 残念ながら、九工大前駅から正門まではほとんどシャッター街になっており寂しい。 

     
     駅から大学までの通り

前日の夜は雨だったが、当日は快晴に恵まれた。 

     

     

     

     

     

     
     このビルの3階に会場がある。

     

38年前に初めてプサン大学を訪問して以来、何度となく訪れているが、その間のキャンパス内の発展スピードには驚かされる。 

     

     

     

     

シンポジウムの会場となった建物もちょっとデザイン性のある建物だった。 昼食を挟んで、若手研究者9名の講演、41件のポスター発表、招待講演9件が行われた。 

     
     大学周辺も随分と変わった。

通常の学会とは異なり、非常に広い範囲の講演を聴けるのは良い。 この3月で退職はしたが、やはりこのような講演を聴くのは非常に楽しい。 

     

シンポジウム終了後は、キャンパス近くのレストランで恒例のコリアンBBQである。 これが、またほんとうに美味しい。 

     

     

     

     

     

     

もちろん、非常に楽しい会になった。 

     

     

     

その後、また友人のSuh先生に誘われ、もう1軒のコリアンBBQレストランで飲みなおした。 12時近くの地下鉄でホテルに戻ったが、日本同様、全く治安の心配をしなくて良いのは嬉しい。 

     

     
     夜12時近くの地下街

ホテル近くには、日本の屋台のようなものが並んでいた、次回、機会があったら行ってみたいものである。

     

From Face Book: The 25th Joint Seminar of the Busan Branch of KCS and the Kyushu Branch of CSJ.

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プサン大学との夕食会

2023-11-17 23:47:50 | 行事(大学関係)

     

合同セミナー前日の夜は、プサン大学の先生方との夕食会が西面近くの韓国料理店で行われた。 ほんとうに久しぶりに会う先生方ばかりで、楽しい会となった。 

     

     

もちろん、最近来られた若い先生方も多く、改めて時の流れを感じる。 と同時に、このような対面での交流が非常に重要であることも改めて認識させられた。 

     

     

また、こちらの先生方との話の中で、5年間勤務すると約1年のサバティカルリーブ(海外で自由に研究できる)が認められるそうである。 

     

一方、日本では、もう若い先生方が海外で長期に研究することは人的、予算的に難しくなっている。 ただ、こんなちょっとの節約が長い目で見ると、研究力の低下につながることがわからないのだろうか。 あまりの近視眼に寂しくもなった。

     

     

会終了後は、友人のSuh先生と二人で、うなぎを食べながら、夜遅くまで飲むことができる。 

     

     

     

     

こんなプサンの下町にある店など、やはり現地の友人がいないと訪れることはできない。 プサンの街は、そろそろクリスマスの飾りつけが始まっているようである。

     

     

From Face Book: A nice dinner with old friends of mine of PNU.

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久しぶりのプサン

2023-11-16 23:39:07 | 行事(大学関係)

     

プサンで行われる第25回日本化学会九州支部、韓国化学会プサン支部との合同セミナーに参加するために福岡空港国際線ターミナルを利用したのだが、3週間前に工事中であった拡張部分の使用が始まっているようで、搭乗機のエアーブサン141便も新しいゲートからの出発となった。 

     
     新しいターミナル

     
     混雑している国際線ターミナル

     
     大学共通入試聞き取り問題のため滑走路閉鎖

ところがである、まず出発が約45分遅れた、その理由は、着陸時に同時間に行われている大学共通入試の聞き取り問題を邪魔しないためということであった。 これには驚いた。 

     

     
     真新しいボーディングブリッジ

     
     満席の機内 ほとんどは韓国の方である

さらに金海空港上空まで来ると、同じ理由で40分間、旋回して、ようやく着陸した。 日本の常識では考えられない。 

     
     プサンらしい光景

     

     

     

     

     

     

     

     
     韓国らしい駅中の屋台

     

     
     日本と全く同じ光景

     

     
     交通系カードチャージ機

空港ターミナルで、日本から来られた先生方、学生と一緒に昼食を食べ、無人運転のモノレールで、沙上駅に向かい、ここから地下鉄2号線を使い、ホテル近くの釜岩まで乗車した。

     

From Face Book: Visit to Pusan for the first time in a while.

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放送大学福岡学習センター

2023-11-15 11:35:06 | 大学のこと

     

10月から通っている筑紫キャンパスだが、そこには放送大学がある。 実は、大学時代の一学年先輩のH先生がそこの所長に4月から就任されていたので、部屋まで伺った。 H先生は、非常に優秀な先輩で、配属された研究室をそのまま引き継がれ、その後、学部長や理事を歴任されている。 

     

     

名前は知ってはいたが、詳しいことは何も知らなかった放送大学についてもいろいろと教えて戴いた。 ちなみに、現在、約8万5千人の学生がいるそうである。 また、出身学科の先生方の話も盛り上がった。 

     

31年ぶりの古巣だが、まだまだ、知り合いの多くの先生方も活躍されており、今後の交流も楽しみである。

From Face Book: Fukuoka center of the open university of Japan.

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関門橋開通50年

2023-11-14 12:36:32 | 北九州ローカル

     

関門橋が開通してちょうど50年ということである。 これで思い出したのだが、開通して間もない冬休みに友人のK君と自転車で関門橋を見に行ったことである。 当時、「サイクルスポーツ」という雑誌に誘惑されて、サイクリング用の自転車を購入したばかりだった。 当日は雪の日だったが、まあ、自転車なので問題ないだろうと出発したが、途中の凍結した坂道(赤間付近等)で大変な苦労をしたことを記憶している。 また199号線では、大型トラックに巻き込まれそうになりながら走ったこともあった。 そして、何と言っても、宿泊先の国民宿舎「めかり山荘」が山の上にあったため、疲れ果てた体に鞭打って、真っ暗な坂を登ったことは忘れられない。 

     
     めかり山荘

今となっては良い思い出である。 それにしても若かった。 当時のめかり山荘も今はない。

From Face Book: The 50th anniversary of Kanmon bridge. 





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