旅はまだ終わらない(旧構造有機化学研究室)

構造有機化学研究室(1992-2023)のホームページを引き継いだものです。

長かった夏休み

2020-07-31 13:12:52 | 日々思うこと

     

ようやく梅雨が明けて、夏空が広がった。 10代後半から20代前半のこの時期は、間違いなく、長期の鉄道旅行をしていた。 当時は、2ヶ月の長い夏休みもさることながら、1日の時間も1週間の時間も、今よりはるかに長く感じられた。 意味もなく長時間の夜行急行に揺られたり、ユースホステルで、数日何にもしないで過ごしたり、どうしてあんなに時間がゆっくり流れていたのか不思議な気もする。 いつも、3シーズンのシュラフを携帯していたので、どこにでも(ほとんどは国鉄の駅だったが)、タダで寝られた。 同じような旅をしている学生が大勢いたので、一人ということはほとんどなかったし、駅員さんや他の乗客からも文句を言われることもなかった。 また、列車内の床で寝たりもしたが、これまたそんなに違和感のない時代でもあった。 ところで、200泊以上、利用したユースホステルだが、今、どうなっているのだろうか。 基本的には、確か一部屋、2段ベット四つで8人と思うので、使用できるのだろうか? 多くのことが制限された新型コロナウイルス感染の夏、学生が可哀そうである。

    
    1985年頃

From Face Book: Used to be a long summer off!

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Go to トラベル キャンペーン

2020-07-30 13:28:14 | COVID-19

     

昨日あたりから、各旅行社、航空会社等から「Go to トラベル キャンペーン」の案内が次から次に届き出した。 旅行に関係のある業界の必死さが伝わってくる、言うまでもなく、あらゆる観光業界は瀕死の状態である。 予算は、1兆1000億であるが、これ以上の金額を国民から引き出して、観光業界を好転させようという考えは悪くはない。 ただ、それが今なのか? という疑問が噴出している。 確かに、新規感染者が急増している中でのキャンペーンは、大丈夫かと思ってしまうのも事実である。 ただ、それじゃ、いつ開始するのが良いのかと尋ねられても、答えるのは難しい。 完全に収束してからだと、もう「焼け石に水」状態かもしれない。 

     

ちなみに、「Go to トラベル」は日本語なので全く問題ないが、やはり英語としての「Go to travel」はおかしい。 たぶん、東京に行くが「go to Tokyo」なので、ここから単純に、旅行に行くが「Go to travel」になったのだろうが、この場合、to は前置詞なので、travel の前には付かない。 仮に、to を不定詞としても、travel の中に、go というニュアンスもあるので意味が通じない。 さらに、英語のcampaign(キャンペーン)は、軍事作戦や大きな政治運動の時に使われるので、それもおかしい。 この場合は、promotion が良いような気がする。

     

From Face Book: Go to “Toraberu” promotion!

 








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Is Zero tolerance policy OK?

2020-07-29 13:28:00 | COVID-19

     

新型コロナウイルスの感染者は全国で新たに995人が確認され過去最多を更新した。また大阪府(155人)、愛知県(110人)、京都府(31人)や岐阜県(25人)、沖縄県(21人)では、1日当たりの感染者が過去最多となったようで感染が急速に拡がっている。 感染そのものに加え、経済の疲弊はもとより、人間社会に大きな溝が生じている、他県ナンバーの車排除もその表れかもしれない。 そんな中、大学では通常の講義が始まる様子はない。 新入生からも、授業が開始されている小中高、Go To トラベルでの旅行促進、スポーツ観戦の開始の中、何故、大学の講義だけが始まらないのかという疑問の声が、遠隔講義の疲れや飽きも相まって、強く聞かれる。 どの大学も、学生に感染者が出ることに戦々恐々としている。 ただ、現状を見ると、新規感染者がなくなるということは、当面考えられない。 すなわち、Zero tolerance policy では、数年、講義が始まらないことになる。

     

From Face Book: Is Zero tolerance policy OK?

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劣化した組織

2020-07-28 12:55:49 | 大学のこと

     

2020年度の高校3年生から対象となる大学入試改革には、三つの重点項目があった。 それらは、「英語の民間試験導入」、「記述式問題」そして「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度の評価」であった。 しかしながら、それらすべてが計画の段階で頓挫してしまった。 どう考えても、できもしないことを目標とすること自体、明らかに組織の劣化である。 民間なら倒産である。 そして、こんな劣化した組織が立てた政策に従順なのが日本の大学である。 かたや、留学生のビザ発給に関してトランプ政権を訴えると言明したアメリカの主要大学。 誰の目からも、両者の格の違いは明らかである。 日本の大学、大丈夫だろうか?

From Face Book: Is it OK just to follow the ministry of education in Japan?

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感染者急増ー福岡市

2020-07-27 12:27:12 | COVID-19

   

特に対策が取られない中、福岡県でも新型コロナウイルス感染者が急増している。 昨日が90名、2週間前が2名だったことを考えると、検査数や検査対象の変化はあるとは思うが、明らかに、感染が拡がっていることは間違いない。 特に、気になるのは、福岡市で昨日は61名が報告されている。 福岡市の人口は160万、東京都は1,400万である。 昨日の福岡の感染者を人口比率で換算すると、東京都での534人の感染者に相当する。 すなわち、福岡は東京の倍以上ということになる。 福岡市内から市外に通勤している者として、だんだんと肩身が狭くなるような気がする。

From Face Book: The infection of Coronavirus has been rapidly spread in Fukuoka.

 

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久しぶりのスタバ

2020-07-25 15:49:36 | 日々の出来事

     

連休の中日、これまた久しぶりに自宅近くにあるスターバックスに出かけた。 ここもお気に入りの場所であるが、緊急事態宣言中はずっと閉店していた。 

     

     

雨上がりだったこともあり、風も爽やかでテラス席でも心地よかった。 

     

何となく在宅勤務の延長線のような感じで、PC持参で仕事もした。 

     

     

店内もいろいろと感染予防策が取られてはいるが、どうも来店客には、以前のような緊張感はないような感じである。 まあ、外で過ごすぶんには関係ない。

     

From Face Book: A pleasant time at the Starbucks coffee shop.

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研究室再スタート

2020-07-24 11:44:48 | 大学のこと

     

学内への入構規制が徐々に緩和され、ようやく研究室の全メンバーが通常どおりの研究活動を、連休明けから開始できるようになった。 今年度の学生数は前年度のほぼ半分になっているので、一人当たりの占有面積に余裕があるので可能になっただけで、通常なら困難であった。 さらに、念のため机の間の間仕切りも強化した。 一方、グループミーティングは、当面、Zoomで行う予定である。 

     

ただ、福岡県の1日の感染者数は、過去10日間で、2人から66人に急増している。 また、全国的にも拡大している。 今のところ、前回のような緊急事態宣言が出される気配もないし、政府担当者は、毎日、「危機感を強めている。しっかり分析を進めながら、メリハリの効いた対策をしっかりと講じていきたい」と、誰でも言えることの繰り返しである。 再度、月単位の研究室閉鎖となれば、今年度の卒論、修論研究はほぼアウトである。 幸い、博士課程の学生は社会人なので、その点はほっとしている。

     

From Face Book: Back to normal in my lab for the first time in four months.

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久しぶりのシンガポール航空

2020-07-23 13:28:13 | 鉄道と航空機

     

ほんとうに久しぶりに、福岡空港でシンガポール航空のスマートな機体を目にした。 機材は、Boeing 787-10 Dreamlinerである。 通常であれば、SQ655便として、10時にシンガポールに向けて出発するのだが、もちろん、旅客便としては欠航の案内であった。 

     

一方、Flightrader24で調べると、正式に655便としてシンガポールに向かって飛行していた。 たぶん、貨物便としての使用と思われるが、早く、通常の運航に戻って欲しいものである。

     

from Face Book: Singapore Airlines 655 from Fukuoka to Singapore.

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豊肥本線全線開通

2020-07-22 12:53:39 | 鉄道と航空機

     

熊本と大分を結ぶ豊肥本線は、2016年に発生した熊本地震と豪雨のダブルパンチに見舞われ、肥後大津―阿蘇間が不通となっていたが、来月の8日に運転が再開され、4年ぶりに全線復旧する予定である。 特に、嬉しいのは「3段式スイッチバック」も復活することである。 これは立野駅から赤水駅までの200メートルの標高差を登るため、列車の進行方向を2回変えるスイッチバックで、他ではなかなか見ることができない。 ただ、先日の豪雨で、肥薩線の八代~吉松間と久大本線の日田~向之原間が甚大な被害にあい、復旧のめどはたっていない。 何とか復活して欲しいものである。

From Face Book: Restoration of Hohi line in August.

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博多三大祭り中止

2020-07-21 12:17:42 | 福岡ローカル

     

予想はしていたが、9月12~18日に行われる予定だった「放生会」も中止が正式に決まったようである。 これで、博多どんたく、博多祇園山笠に加え博多三大祭りが全てなくなったことになる。 おそらく、日本全国似たような状況だろう。 特に、「放生会」に行くと、これだけ世の中が変わっているのに、数十年前と変わらないお化け屋敷、金魚すくい、風船つり、射的、輪投げなど、そこだけ時間が止まったような空間があった。 ただ、このような祭りにつきものの露天商がこれを機になくなってしまうかもしれない。 心配している。

From Face Book: Three major festivals in Fukuoka have been canceled this year.

 

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cc, cc’ing, cc’ed.

2020-07-20 12:35:03 | 英語のこと

     

電子メールでは日常的に使用されている「cc」であるが、すでに“英単語”となっているようである。 動詞としても使用でき、例えば「Could you cc me on that mail?」のような文もOKである。 また、進行形は、cc’ing、 過去、過去分詞は、cc’d または cc’edである。 今度、使ってみよう。 それにしても、梅雨がなかなか明けない。

From Face Book: cc, cc’ing, cc’ed.

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春日ロッジと太刀洗通信所

2020-07-19 12:43:23 | グルメ

     

福岡では有名なカレーの「春日ロッジ」に移転後、初めて立ち寄った。 

     

2017年までは、春日市で営業していたが、その後、現在の朝倉郡の永利牧場内に新しい店舗をたちあげている。 

     

     

     

     

     
私も持っていたビートルズのLP、懐かしい。

いろいろな方のSNSによると、緑に囲まれたレンガ造りの建物の雰囲気が良かったのだが、なかなか行く機会がなかった。 

     

     

     

ここは、1972年の創業だが、やはり看板メニューは印度風チキンカリーである。 

        

隣接して永利牛乳工場併設のカフェもあり、ちょっと福岡とは思えないような空間が広がっており、訪れる価値大である。
  

     

     

このようなのどかな牧場ではあるが、すぐ横には、自衛隊の太刀洗通信所がある。 この自衛隊の通信・電波傍受施設は、ここの他、北海道の稚内から鹿児島県喜界島までに10ヵ所設置されており、日本周辺のロシア・中国・北朝鮮の出す通信・電波を24時間体制で傍受している。 

     
     太刀洗通信所

必ずしも友好的ではなく、かつ軍事力を使うことに何ら躊躇しない上記3ヶ国が、そばにあるという厳しい現実がある。

     

from Face Book: Good curry at Kasuga Lodge restaurant and Tachiarai interception base.

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遠隔大学院入試

2020-07-18 13:13:21 | 大学のこと

     

大学院入試が、初めてオンライン形式で行われた。 要項には、「入学試験の実施方法を、対面形式での試験からオンライン学力検査に変更します。」とさらりと書かれているが、現場は大変である。 誰もこれまでに経験をしたことがない方法で、入試という大事なことを公平感をもって実施する必要があるわけであるから、簡単なわけがない。 当然、受験生も大変である。 本学に限らず、どの大学も感染者を出すことに、非常に敏感になっている。 そもそも、少ない受験生、しゃべることもない、皆、同じ方向を向いて座って行うことのできる大学院入試は、他の社会的な行動(野球観戦や会食等)と比べると安全と思われる。 現状を鑑みると、感染がゼロになることはないわけで、このままだと、大学の根幹である教育と研究に大きな影響が出てくる。 

From Face Book: A remote entrance exam for graduate school for the first time.

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28年の歳月

2020-07-17 12:34:01 | 大学のこと

     

オフィスの戸棚を整理していたら、懐かしいものが出てきた。 以前、発行されていた本学の学園誌で、ちょうど私が赴任した時の新任教官紹介欄が掲載されていたものである。 1992年、34歳の時で、あれから28年の歳月が流れたことになる。 一般教養の自然科学教室の所属だったが、幸い、卒論生4名を受け入れることができ、研究室がスタートした。 ただ、実験室にはまともな実験台がなく、たまたま、捨てられていた実験台を運び、学生とカシューを塗ったことを憶えている。 また、実験台本体と比べて天板が大きく、引き出しが使えないという笑い話のようなこともあった。 コンセントも壁に数個しかなく、大規模な電源工事を行った。 さらに、試薬棚は特注し、アングルは自分たちで組み上げた。 今思うと、楽しい時でもあった。 ただ、当時は、校費も多く、また新任には別途予算が付いたので、研究室整備が行えた。 

     

From Face Book: That reminds me of the time 28 years ago.

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もう戻れない「Old normal」?

2020-07-16 12:31:15 | 日々思うこと

     

感染が収まったかに見えた新型コロナウイルスであるが、ここ数日、全国的に拡大しつつある。 経済活動を考慮すると、もう簡単には緊急事態宣言は出せない状況なので、急速に感染が拡大していくような気がする。 そんな中、WHOのトップから発せられた言葉が胸に突き刺さった。 もう我々は「Old normal」には戻れない可能性が高いということである。 自由な海外旅行、多人数での飲み会、祭り行事、その他、対面での学会発表、等々、すべてが過去のものになってしまうのだろうか? そう考えると、ほんとに寂しいものがある。 「あんな時代もあったね」と孫たちに伝えることになってしまうのだろうか?

あの南カルフォルニアに戻る日は、巡ってくるのだろうか?

     

From Face Book: There will be no return to the 'old normal' for the foreseeable future.

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