ようやく梅雨が明けて、夏空が広がった。 10代後半から20代前半のこの時期は、間違いなく、長期の鉄道旅行をしていた。 当時は、2ヶ月の長い夏休みもさることながら、1日の時間も1週間の時間も、今よりはるかに長く感じられた。 意味もなく長時間の夜行急行に揺られたり、ユースホステルで、数日何にもしないで過ごしたり、どうしてあんなに時間がゆっくり流れていたのか不思議な気もする。 いつも、3シーズンのシュラフを携帯していたので、どこにでも(ほとんどは国鉄の駅だったが)、タダで寝られた。 同じような旅をしている学生が大勢いたので、一人ということはほとんどなかったし、駅員さんや他の乗客からも文句を言われることもなかった。 また、列車内の床で寝たりもしたが、これまたそんなに違和感のない時代でもあった。 ところで、200泊以上、利用したユースホステルだが、今、どうなっているのだろうか。 基本的には、確か一部屋、2段ベット四つで8人と思うので、使用できるのだろうか? 多くのことが制限された新型コロナウイルス感染の夏、学生が可哀そうである。
1985年頃
From Face Book: Used to be a long summer off!