旅はまだ終わらない(旧構造有機化学研究室)

構造有機化学研究室(1992-2023)のホームページを引き継いだものです。

全米日系人博物館(LA)

2022-11-30 14:54:35 | アメリカのこと

     

今回、ようやくマンザナー強制収容所跡を訪問することができたので、再度、LAダウンタウンにある全米日系人博物館を再訪した。 

     

新しくなってから三度めである。 日本人のアメリカへの移民は1885年から始まり、1924年までの間、一世と呼ばれる約20万人がハワイに、約18万人がアメリカ本土に集団移民している。 

     

     

     

     

     

     

なお、1924年5月の合衆国移民法(排日移民法)の成立により、正式には7月1日以降、実質的には6月24日の移民船「シベリア丸」でサンフランシスコ港に到着した移民を最後に日本人の移民が全面的に禁止された。 一世は市民権を得ること、土地を所有すること、白人と結婚することも禁じられ、偏見と差別の中で過酷な労働生活を送ったようである。

      

     

     

     

さらにアメリカ国籍を持つアメリカ生れの二世に対してさえ、公共施設の使用や雇用などの面で、差別は歴然と存在し続けた。 そして何と言っても1941年12月7日、日本軍がハワイの真珠湾を攻撃したことにより、日系人社会に対する反発が広がり、12万人以上の罪のない日本人と日系人の強制収容所へ送られることになった。 その収容者のほぼ3分の2はアメリカで生れ育ったアメリカ人であった。 

     

     

     

     

ちなみに、ここで展示してあった収容所バラックは、あのマンザナーではなく、ワイオミング州ハートマウンテン強制収容所で日系人らが暮らしていたものが再現されている。 

     

     

     

     

ちなみに、現在、日系アメリカ人は約150万人、4世、5世の世代になっており、私の知り合いの日系人も、日本語を解さない人も増えている。 同じ日本人の血を受け継ぎながら、全く異なったカルチャーの中で育った日系アメリカ人、ある意味、学ぶことが多いような気がする。

     


From Face Book:Japanese American National Museum in LA.

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消えつつある商店街

2022-11-29 14:44:17 | 北九州ローカル

     

戸畑駅前の商店街はほぼシャッター街と化し壊滅状態だが、そんな中、アーケードの一角に建っていたビルの1階部分は、いくつかの店舗があり、最近まで営業を続けていた。 そのビルも解体されるようである。 実は隣接して建っていたビルも、随分前に解体され、定番の駐車場になっていた。 これらの跡地はどうなるのだろうか? 人口減、老齢化が急速に進む戸畑区において、町の発展につながるようなものができるのだろうか? まあ、とにかく人がいない。 唯一、人が集まる戸畑駅に隣接するイオンに立ち寄ったが、火曜日の午前中ということもあり、店内は完全に老人ホーム化していた(私もその一人だが)。 


From Face Book: Falling into a decline.

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巨大なガスステーション

2022-11-28 12:54:47 | アメリカのこと

     

アメリカの所謂Middle of nowhereをドライブしていると、いろいろと面白いものと出会う。 今回は、アメリカらしいサイズのガスステーションで給油した。 

     

ポンプだけでも100ヶ所以上あり、さらに付随するマーケットの規模にも驚いた。 

     

     

     

見渡す限り何もない場所に忽然と現れる現代文明、これもアメリカらしい。 ガスステーション前には、スターバックスもあり、これまた荒野に建つコーヒーショップであった。

     


From Face Book: The huge gas station in the middle of nowhere.

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ANAグリーンジェット

2022-11-27 21:50:44 | 鉄道と航空機

     

今月14日から国内線に就航した「ANAグリーンジェット」が、福岡空港を離陸するところを見ることができた。 2色の緑が尾翼にデザインしてあり、通常のANAの機体とは随分と印象が異なる。 機種はB787-8である。 

     

ただ、「ANAグリーンジェット」の初号機(B787-9)は10月に投入されており、欧米線を始めとする長距離国際線に使用されている。 

     

From Face Book: ANA Green Jet for the domestic flight.

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勤務時間管理とその将来

2022-11-26 11:35:02 | 大学のこと

     

11月から就労管理システムというのが導入され、出勤して、大学で最初にやることが大学のウエッブサイトに入っての打刻、そして帰宅前の打刻である。 さらに出張時についても出張先への到着の打刻、さらに戻る際の打刻等、その他休日出勤や休暇、深夜勤務等、煩雑(私にとっては)である。 そのマニュアルだけでも、67ページもある。 何でこんなことばかりに、労力とエネルギーをつぎ込むのだろうか? 特に、私のように、大学にのみ37年間、身を置く者として強い違和感を感じるとともに、何か気持ちの悪い暗雲みたいなものも感じる。 目的は、労働時間の把握、長時間労働の是正強化等となっているが、そもそもほとんどの先生方は、研究業務を所謂“労働”とは考えていないし、ましてそんな時間を何故他人に把握されないといけないのだろうか。 また、長時間労働是正と言うが、個人的には、休暇を取らされて仕事が溜まった方がはるかに健康に良くない。 数年前から年俸制に切り替わり、また裁量労働制でもある。 そんな教員に対して、分単位の労働時間管理を求めている。 何かおかしい。 将来的には、もしかしたらスマホを使った位置情報に基づき、自動的に管理されるようになり、それに基づいた給与査定が実施される(大学の経費削減)ような気もしないではない。 息苦しさだけでなく、恐ろしさも感じる。 


From Face Book: Working time management and its future.

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Captain Kidd’s restaurant

2022-11-25 18:54:14 | グルメ

     

レドンドビーチのピア付近にも、シーフードを楽しめるたくさんのレストランやフードコート的なものがあるのだが、個人的には、ピアから少し離れた場所にある「Captain Kidd’s」レストランが気に入っている。 

     

     

     

ここは、どちらかと言うと魚屋さんにレストランがくっついているという感じの場所で、並んでいる新鮮な魚介類を自由に選び、また調理法も選択できる。 ただ、値段交渉や料理法を選ぶ必要があり、ちょっと英語で苦労するが、まあ何とかなる。 

     

     

     

オーダー後は、隣りのカウンターで、もちろんビールを注文する。 ビールを飲みながら待っていると、番号が呼ばれるので、料理を取りに行くだけで良い。 

     

爽やかな南カルフォルニアの風に吹かれながらの、ビールと料理、美味しくないわけがない。 ほんとは、ここのオイスターも美味しいのだが、予算オーバーで断念した。 お勧めである。

     


From Face Book: Good seafood and beer at Captain Kidd’s restaurant near Redondo Beach pier.

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女子枠

2022-11-24 16:58:00 | 大学のこと

     

東工大が2024年度入試から新設する「女子枠」について賛否両論があるようである。実は、私が滞在していた南カルフォルニア大学(私立)には、教員や職員(?)の子供は、自動的に入学できるシステムがあり、また同時に教職員のベネフィットの一環として、高額の授業料も減額あるいは無料(現在は?)になる。 こんなことがアメリカで許容されている背景には、一定レベル以上の大学では、出口(卒業)の基準がしっかりしていることがある。 すなわち、子供であっても学力がなければ、キックアウトされてしまうので、ここで自浄作用が働く。 これに対して、日本では、まあ入学さえすれば、ほとんど勉強しなくても、あまり大学に出てこなくても、多くの学生は何となく卒業できてしまう。 きちんとした基準を設けて、留年率を増やしたら、教育の基準設定が悪いと文句を言われる。 文句を言われるくらいなら、適当に単位を与えて出て行ってもらったほうが、教員、学生、保護者、企業就職担当、皆ハッピーである。 これが、日本の多くの大学の現状である。 このような状況だと、就職時や就職後に「君は東工大卒だけど、女性枠で入学したんだよね?」なんて質問が出ないとも限らない。 こちらの方が心配である。 出口さえきっちりとしておけば、まあ多様性確保のために、いろいろな枠があっても大きな問題ではない。 


From Face Book: Positive action in Japan.

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パウエル湖(2)

2022-11-22 17:19:19 | 旅関連

     

日本ではそれほど知名度の高くないグレンキャニオンダムであるが、コロラド川にある高さ216m、幅475mのアメリカで2番目に高いコンクリートアーチダムで、1966年に完成している。 

     

     

     

     

詳しいことは隣接するカール・ハイデン・ビジターセンター(Carl Hayden Visitor Centor)で学ぶことができる。 

     

     

     
     日本では考えられない「自己責任」の国

     

ただ、聞いたところ、最近、貯水量が大幅に減少しているとのことであった。

     

     

     

     

このダムで造られたパウエル湖の眺めは壮大で、こんなスケールの大きな大自然は、日本では味わえない。

     

From Face Book: Lake Powell(2).

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タウシュベツ橋梁

2022-11-21 10:53:16 | 鉄道と航空機

     

旧国鉄士幌線のコンクリートアーチ橋梁群の話題が出ていた。 ほんとうに懐かしい響きである。 この士幌線は帯広駅から北へ向かい、士幌町、上士幌町を経由して、大雪山のふもとの十勝三股駅までをむすぶ、全長78キロの路線であった。 幼稚園から高校まで同じ場所で過ごし、また大の鉄道好きの友人が帯広畜産大学に進学したこともあって、帯広を拠点として、あの辺りをウロウロしていた。 もちろん、士幌線にも乗ったが、当時でさえ大赤字路線で、ちょっと調べてみると、100円の収入を得るのに22,500円の支出が発生する状態ということであった。 1978年から、順次、廃止が続き、1987年には全線廃止となった。 

     

当時は、それほど意識していなかった多くの特徴あるコンクリート橋であるが、今でも残っているそうで、それらが、観光資源になっているようである。 その中で、特に有名なのは、タウシュベツ川に架かる橋梁(旧線の橋梁、1955年まで共用)で、糠平湖の水かさが増える6月頃から湖面に沈み始め、8月頃には湖底に沈みます。 水かさが減る1月頃から凍結した湖面に再び姿を現すため、幻の橋と言われている。 まだ、行ったことがない。 ぜひ見たいものである。

From Face Book: Taushubetsu bridge.

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パウエル湖(1)

2022-11-20 09:47:04 | 旅関連

     

アンテロープキャニオン訪問の際、レイクパウエル(Lake Powell)のそばに建つホテルに宿泊した。 

     

     

     

このパウエル湖は、コロラド川をグレンキャニオン・ダムでせき止めて出来たアメリカで2番目に大きい人造湖で、アリゾナ州とユタ州にまたがっている。 

     

     

     

確かに人口湖なのだが、褐色のビュート(残丘)と青々とした湖とのコントラストが幻想的で、こんな光景を見るのは初めてであった。 

     

     

幸い、ホテルの部屋からパウエル湖を望むことができ、短い滞在ではあったが十分に楽しめた。 これまで45本の映画のロケが行われており、あの「猿の惑星」もここで撮影されたそうである。 まあ、この眺めを見れば納得である。 

     

     

     

     

     

少し、早起きして見た日の出も忘れられないものとなった。


From Face Book: Lake Powell(1).

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Kind of embarrassing.

2022-11-19 10:19:00 | 大学のこと

     

今、話題になっている「国際卓越研究大学」の公募が12月から始まるようである。 内容はさておき、最終的には文部科学省が認定することになる。 これで思い出したのが、十数年前に始まった「世界トップレベル研究拠点プログラム」である。 ただ、「国際」、「卓越研究」、「世界トップレベル研究」等の名称は、最初からこちらが名乗ることだろうか? 何となく恥ずかしいような気がする。 「卓越研究」、「世界トップレベル研究」などは、結果として、自ずと世界が評価することではないだろうか? 

From Face Book: Kind of embarrassing.

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南カルフォルニアで博多の味

2022-11-16 12:54:39 | アメリカのこと

     

ロサンゼルスの南側の海岸に近い地区は、サウスベイと呼ばれており、世界的に見ても稀有な場所である。 日本食だけでなく、博多の味が普通に楽しめるのである。 前回、紹介した「博多一幸舎」だけでなく、新選組が経営している「HAKATA RAMEN」店もある。 

     

     

     

個人的には、こちらのラーメンの方が好きである。 ここも、以前は日本人の来店者を多く見かけたが、今回は店員も一人だけが日本の方で、来店されていた方も、日本人は私だけであった。 

     

     

ただ、ラーメン1杯、約1500円、タックスとチップを加えると、約2000円にある。 さらに、「YAMAYA」(あのやまやの支店である)では、あの明太子がいつでも食べられる。 快晴の日がほぼ続く南カルフォルニアでの博多の味、悪くはない。

     


From Face Book: The taste of Hakata in southern California.

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フリーウェイ

2022-11-15 12:18:28 | アメリカのこと

     

ロサンゼルス滞在中、頻繁に利用したフリーウェイ、あの車線の数や混雑、複雑なジャンクションというイメージを持っている方からは、運転は大丈夫ですか? と聞かれることも少なくない。 

     
     この抜けるような青空は羨ましい限りである。

     

     

     
     Exposition Blvd. USCもよりの出口である。

     

しかしながら、個人的には、そんなに難しいと感じていない。 確かに、路面状態は日本の高速道路と較べると非常に悪い箇所も多いが、車線表示や案内板等は、非常に合理的で、外国人である私でさえ、そんなに戸惑うこともない。 

     

     
     LAダウンタウン

     

さらに、合流地点では、何となく、交互に入っていくという暗黙のルールがあり、それほど気を使う必要もない。 まあ、一般道路の運転では、少なくとも、”yield”と “4 way stop” の意味さえ知っていれば、普通の日本人で運転に困ることはない。

     

From Face Book: Driving on the freeways in LA.

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クロモジ

2022-11-14 15:00:31 | グルメ

     

長く続いた好天も最後と思われる週末の土曜日、山間のカフェに行ってみた。 福岡市と境を接する佐賀県の三瀬にあるのだが、日本の正しい農村が残っている地区である。 

     

     

そんな三瀬の少し奥まったところにカフェ「クロモジ」がある。 小さな標識を曲がって小道に入るのだが、私の車でさえ、かろうじて通行できる細い道の突き当りにポツンと建っている。 

     

     

     

     

前庭も、特に整備されているわけでもないのだが、そんな場所で、コーヒーを飲みながら、ゆっくりとした時間の流れを楽しむのも悪くはない。 確かめてはいないのだが、この「クロモジ」、爪楊枝に使用されるあのクロモジからとったものと思われる。

     

From Face Book: The café in solitude.

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介護保険証

2022-11-13 15:28:50 | 日々の出来事

     

この10月で65歳になったが、この時点で、こんなにいろいろな状況が変わるとは想像もしていなかった。 成人になった時以来の変化である。 まずは、「介護保険証」が届いた。 「介護」という言葉自体、何となくまだ遠いものと感じていたが、一気に身近になった。 そして、国民年金の支給決定の通知。 さらに、自治体で提供している「65歳以上の特典」の案内、これが予想以上に多種多様であり、少し驚いている。 健康を維持していけば、結構、これから楽しめるなとも感じている。


From Face Book: The insurance card for nursing has arrived.  

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