じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

ジキル&ハイド

2007-04-25 23:49:13 | 観劇記
1ヶ月ぶりの観劇~~ 今日のためにだいぶ猫を被って残業を頑張ってみました。これが内野さんの舞台なら言うことなしなんですけどね~~スミマセン 毎週楽しませてもらってるのに、ですね で、無事に定時にあがって日生劇場へ ジキハイを観てきました。お目当ては今回でファイナルの鹿賀丈史さん あと、音楽もCDで聞いて気に入っていたので、とっても楽しみにしてました 一言で言うと……久々に骨太な女優さんたちに会ったって感じ え?鹿賀さんは あはは~~詳細は後ほど ではでは早速。。。

ストーリーは有名ですよね~~薬によって善と悪の二重人格になった医師ヘンリー・ジキル博士の葛藤と悲劇の話です。舞台はほぼ歌 で進行していくんですけど、どーも古くさい印象が拭えなくて セットの転換もたくさんあってそれなりに 豪華ではあるけれど、平面的な使い方だなぁって。じいが勝手に思うには、常にセットを背にしてキャストが演じているせいなのでは???セットは背景に徹しているので“学芸会”的な基本使用としか思えない……ってのは言いすぎ? でも、博士の研究室の場面とかジキルとハイドの狭間で苦しむ場面の照明は善悪/普通&怪しい、どちらの場面か分かりやすくて良かったと思います。

音楽……アンサンブルの曲とか、思わず口ずさみたくなるメロディー 耳に残る曲も結構あって楽しめました。が 普通の会話部分もあるんですけど、喋ってると思ったら突然歌い出すんですよ~~昔のミュージカル映画ほどの違和感はないけれど、じいの苦手な突然歌うミュージカルの匂いプンプンで おいおい、そこで歌う必要があるのか~~ってツッコミを入れそうになりましたわ 例えば、ジキル→娼婦のルーシーに手紙を渡して自分は危険人物だから逃げろっていうところ。ルーシーは恋するジキルに手紙を貰って嬉しい気持ちを表す歌を歌うんですけど、歌ってる場合じゃなくてハイドになったジキルが襲いにこないうちに逃げろよ~~ なんて思って勝手にドキドキ まるでドリフの「志村、後ろ後ろ!」な状態でした ←年がバレそう?!

キャスト、一番印象に残ったのは博士を巡る二人の女性、婚約者のエマを演じた鈴木蘭々さんと、博士に好意をよせる娼婦のルーシー役のマルシアさん 蘭々さん、じいは昔のキャピキャピしたテレビ のイメージがあったんですけど、今回は健気で懐の深い、マリア様のようなたおやかな雰囲気だったのでビックリ 喋り方も、そんなに大声ってわけではなく、そうかといって聞こえないわけではなくって、フワフワした優しい声でした。結構好きかも~~ 歌も悪くなかったし……まぁ、1幕最後の方でキャスト勢揃いで歌うところは他の方々に比べて負けてる感はありましたが……これは仕方ない…かな

マルシアさんも素敵でした。日本語で手紙を読むところは……レミゼ同様発音がゴメンナサイ だったんですけど、歌は申し分なし 大人の魅力満載のセクシーさにノックアウト むせび返されるような雰囲気を舞台いっぱいに作っていらっしゃって、圧巻でした 大人の男な雰囲気では言うことなしの鹿賀さんと対等に渡り合えてるし……あの二人のシーンの雰囲気、なかなか作れるものじゃないですよぉ~~しかも恋する乙女心 もちゃんと表現されてて可愛かったです。その分、ラストは可哀想でしたね~~ 博士を思って歌うエマとのデュエット辺りから胸いっぱいでした。(隣の席の女性は号泣してました……)

さてさて、主役の鹿賀さんですけど……悪くはない マント姿はめちゃめちゃかっこいいし、大人の魅力がいっぱい。かつての超年上大好きなじいの中の血が騒いでしまいました しかし どこまでも“鹿賀さん”なんですよね~~見栄を切るような独特の振舞いも、それが活かされる役ならカッコイイ~~ ってなるんですけど、今回の役では悪目立ちしてるというか……しかも、歌う声も喋る声も同じなので単調に感じてしまうのもちょいと で、ふと思ったんですよね。もう一人いたわ、常に役の中の人全開なお人 今は帝劇で怪しい役をやってます……あ、この二人を並べてはバルジャベ対決、しかも大人の事情地雷 リアル対決になりそうなので止めときましょう。あと、気になったのは最後。ジキルの人格とハイドの人格が交互に出てきて狂気じみていく場面があるんですけど、やっぱり鹿賀さんが演じてる感が拭えなくて……歌唱力はあるので二重人格の狭間で葛藤する様に圧倒されるんですけど、もう一人のじいが(ハイドじゃないですよ~~)すんごく冷静に見てて、大袈裟というか、わざとらしいというか、感情移入できなくて でもぉ~~歌はやっぱりさすがでした じいのお気に入りの曲「時が来た」、生で聞いたのはもちろん初めてだったんですけど、とっても素晴らしくて 鹿賀さんの歌い方って心地よい聞かせ方ではないんですけど、心にズシズシ響いてくるんですよ。こういう歌い方、嫌いじゃないのでその点は満足、かな ただ、欲を言えば最後、ハイドな面が出て友人に撃たれて死ぬところで何かしらの思いが伝わってくるとよかったかな~~って思います。一度は魂を解き放つかのように薬で善悪を分離したけど、結局は善悪両方を消す=死ぬことでしか自由になれなかった……救えなかった父親への思い等など……とにかく 心を揺さぶる何かが欲しかったですぅ。。。

言いたい放題言ってますけど、ジキハイの役、演技ができたとしても「それなりに」歌える歌唱力では務まらないと思います。もちろん歌えるだけなのも問題ですけど……そういった意味では、舞台で凄い存在感を放てる鹿賀さんだからこそ演じられる役なのかもしれないですね

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