じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

ベガーズ・オペラ 13回目

2006-01-29 23:36:45 | 観劇記
今日のマチネ、最前列での観劇でした。でも……とんでもないことに野暮用を済ませてたら遅刻しちゃって バカバカ~~ なんてことぉぉ~~ でもね、ただでは起きませんでした。ちょうどベガー一座が会場に入るところで、一座がすたんばってるところに遭遇 娼館のお姉さん役の人たちが「よろしくお願いしま~す」って挨拶しあってたり……もう、この時から全員ベガーになりきっていらっしゃって、テンション でした。内野さん、軽~くステップ踏みながらウロウロ~~ステージまでの通路で客席にイタズラしたりスリをしたりする時と同じ雰囲気。でも、素の内野さんを想像させるような感じでちょっと可愛かった

今回は歌も良かったし、前半のような勢いや熱気がありました。ただ、内野さんが何度かセリフをかんだり言い直したりってことがあって……2幕の脱獄シーン、ルーシーに「金の勘定に例えるとお前は俺に借りがあるんだ」(←あってます?)っていうセリフ、「勘定」「計算」って言葉がウロウロしてたような感じでごちゃごちゃしながら言い直されてたんですけど……ここは緊迫しつつも切ないシーンなので勘弁~~ って思っちゃいました。ここ何回かセリフが怪しい時がある内野さん……さすがにお疲れなのかなぁ~~心配ですよぉぉ~~

気になると言えば笹本玲奈ちゃんのポリー。こちらはますますヒートアップしてます。ルーシーとの対決でマクヒースに迫りながら「夫なら~誘惑に~♪」って歌うところは叫びが入ってるし、ルーシーとの取っ組み合いの喧嘩は「え、本気?」って思わせるくらいドレス引っ張り合ってるし……ま、見ている分には面白いんですけど そういえば、この喧嘩を見ているマクヒースの表情、いつもは「やれやれ~~」って面白がってて、ピーチャムが「娘はどこだぁ~」って出てくると「ほい、ここだよぉ~」って感じで指差すんですけど(今日もこんな感じでした)、昨日は「困ったなぁ~」「勝手にやってくれよぉ~」みたいな表情だったような……いくつかパターンがあるのかな

第1幕、ポリーとマクヒースのラブラブシーン。最初の「どうしたポリ~」って曲でマクヒースがポリーの両手をそれぞれ握って頬ずりするところがあるんですけど、ほんの一瞬、トート閣下と同じ手の握り方と目つきなんですよ。ただし、醸し出してる雰囲気はマクヒースそのものだし、やっぱり目の前にいるのはマクヒースなんですけどね。そこでじいが思うのは、こんな風にシシィとも見つめ合って手を握り合えたら閣下は幸せなんだろうなぁ~ってこと。失礼しました すっごい自分勝手な妄想でした。

1幕でマクヒースがピーチャムのノートを見るシーン、じいの目の前にマクヒースがぁぁ~~ 下を向いてノートを見ている姿をじいは下から見上げることができて卒倒寸前 ブラックリストに載っている自分の名前を必死に探している表情はカッコイイし、胸元が必要以上に(?)深く開いているシャツに萌え~~ で、自分の名前を見つけた時のはっとした表情、気持ちまでこっちに伝わってきます。あ、そうだ 今日はめっちゃ近かったので、内野さんの目元と口元のホクロがよく見えました

2幕の客席下り、今日は下手の席に年配のオジサマがいたようで「よく来たね」「待ってたよ」って女性たちに言った後、「あ、お父さん」って で、その後は最前列の人たちに「好き」の連発なんですけど、じいは端っこ寄りだったので届きませんでした 悔しいけど我慢しないと!先日のステージサイド席でマクヒースのセクシー視線を独り占めしたんですから

捕まって監獄に入れられるシーン、舞台中央に投げ倒された後、せり出している舞台の上手に蹴られながら転がされていくんですけど、またまた目の前に内野さんが横たわってるぅぅ~~正直、スタイル、微妙??なんて思っちゃったんですけど、背中に何故か色気を感じてしまうんですけど。

第3幕、今日はここで内野さんの演技と歌にやられました 最後の「覚悟を決めろ」~「吊るされるのは誰だ」のところ、凄すぎました。処刑の恐怖を紛らわせるための酒を飲むところ、男の弱さがにじみ出てるように思うんですよ。だから「覚悟を決めろ~ひるむな~」って歌う時、かっこいいけど切なくて……で、で、で、一番胸をえぐられたシーン。「吊るされるのは誰だ」冒頭のマクヒースのソロ 震えるようなかすれた声で体の中から搾り出すように歌われる姿、辛くて見ていられないんだけど、目が離せなくて……しかも手が震えてるんですよね。あれは演技というよりも演じている役として生きているから自然に出てきたしぐさとしか思えない 「金で自由を手に入れて~不正で儲けて生きるやつ~」っていう部分、マクヒース自信の人生も振り返っていたのでは?と感じました。いやぁぁ~~涙は出てこなかったけど、“泣く”なんて安っぽい(?)受け止め方は許されないくらいの深~~い悲しみ、辛さを感じました。

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