じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

内野さんメモ

7/5 5:20~ TBS「THETIME,」
   10:25~ TBS「ひるおび」
   13:55~ TBS「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」
   15:50~ TBS「Nスタ」
   18:30~ TBS「『二宮孝太郎』✕『それSnow Manにやらせて下さい』合体SP」
7/6 9:30~ TBS「王様のブランチ」午前の部
7/7 13:30 TBS「今夜初回!日劇「ブラックペアン2」&明後日初回火ドラ「西園寺さん」開幕超直前SP」
   19:00 TBS 「バナナマンのせっかくグルメ」
   21:00 TBS「ブラックペアン」放送開始
10月 芭蕉通夜舟 東京公演
    映画「八犬伝」公開
    芭蕉通夜舟 地方公演(群馬)
11月 芭蕉通夜舟 地方公演(宮城・岩手・兵庫・愛知・大阪)
    映画「アングリースクワッド」公開

雪組エリザベート

2007-07-31 23:38:28 | 観劇記
雪組エリザを観てきました ヅカエリザは2年前の月組以来 あの頃に比べると随分と自分のエリザ的拘りや自己主張が強くなった……かも 今でもひよっこ ですが、月組エリザの頃は劇場の住人の駆け出しも駆け出し 宝塚に至ってはお初だったので ま、前置きはこれくらいにして……観劇記スタート なお、じいのベースは東宝エリザで、ヅカ版ので なのは宙組なことをご了承くださいませ。

今回の雪エリザ、全体的にはゆっくりテンポ 初演の雪エリザを彷彿させる速度でした。ま、ヅカ版は全体的にゆっくりなんですけどね~~でも歌はイマイチ 悪くはないんですが(萌え萌え 魂を持っていかれそうになったことも多々あり…)マイク使いが下手なのか、音響のせいなのか、急に音量が強くなったりして没入できないことが結構ありました あと……はっきり言っちゃいますけど そんなに歌が上手い人はいなかったですわ トップ二人も悪くはないけど微妙 音楽の強弱や緩急でごまかしてたのでは?と思うことも。それに、歌える人と歌えない人の差がありすぎ~~ プロローグなんてゾフィー&ルドヴィカが良くて今回のヒット!と思ったら他のアンサンブル+プリンの一部が歌えてないから迫力なくて それでなくても女性ばかりで音域が狭いんだから頑張ってくれなくては 最近ずっと東宝版を聞いていた耳にはなおさら腑抜けな感じに聞こえてしまいました

じいは3月に大阪でウィーン版を観ているんですが、その時が東宝エリザでさえ甘く感じるほど激辛 辛辣な 舞台だったんですよ なので、ヅカエリザは砂糖塗しまくり ふと、「小池氏はよくここまで潤色したなぁ」と感心してしまいました。でも、油断してるとここが宝塚だって忘れることもあるんですよね~~やっぱりじいに染み付いているのは東宝版。なので、フランス病は出てこないし(スミレコードに思いっきり引っ掛かる)ルドルフの最後のセリフが違うし、フランツとシシィは最初は歩み寄る努力をしてるし(笑) そうそう、じいのお気に入り場面 第1幕ラスト、「エリザベート~~」と絶唱するのはトートでしたわ そういえば、東宝エリザの時にフランツが歌ってたことに激しく驚いてた黄泉の国の友人。。。

そしてそして……やっぱり一番の見どころは水トート 花組のトートに似てる って声も聞きましたけど(じいは生理的に受けつけないの)似てません 水トート、全然嫌じゃなかったし、惹かれてる部分もあったし 佇まいが妖しく透き通ってる感じで、手の動きもしなやか(思わずじいの閣下を思い出しちゃった)死としての存在感が十分に出てたと思います 歌も悪くはないですね……まさか宝塚で吐息混じりのエリザの歌を聞けるとは思いませんでした ただアンサンブルを先導したり劇場全体を支配するには弱いですね~~闇広はまだマシだったんですけど「最後のダンス」は……ゴメンナサイ 圧倒されるような凄さは感じられませんでした

が、、、しか~し 水トートの表現する「死としての存在感」はヅカ版には合わない気がしたんですよね。ヅカ版の醍醐味、というか落としどころは、やっぱりトートとシシィの愛の物語なんですよ。でも、水さん演じるトートだとシシィへの恋愛としての があるのかがイマイチ伝わってこなくて 愛と死の輪舞の後に命を返すシーン、目覚めたシシィが呼び止めるところで何の迷いもなく 振り返って優しい微笑みを浮かべながら手を前に出すんですが、最初、じいはこの解釈が??だったんですよ。何もじいの閣下のように「振り返るな!」とはいいませんけど、何で微笑むのかな~って。でも、第2幕ラストでシシィを迎える時の優しい雰囲気で勝手に解決 まさに“ウン・グランデ・アモーレ”というか、愛するがゆえに優しく見守ってたんだなぁ~って思ったんですよね。となると 宝塚でトートが主役だからこそ許される愛の表現と合わなくなってしまう気が……第1幕でシシィに拒まれた後の苦悩とか、第2幕の「死は逃げ場ではない」の後の胸が苦しくなるような閣下の吐露、それなりに演じていらっしゃったし、じいもその場面だけを切り取るならイイかも と思ったんですけど、、、何だか一貫性のないトートに頭がゾワゾワしちゃって じいの勝手な提案ですけど、死としての存在を前面に出すなら、絶対に無理だけど帝劇の閣下をやってほしいな~~そんで、やっぱり甘美な愛の物語にするんだったら、演出を再考した方がいいのでは?と思います。ついでに……できればじいの好み 切ない系のトートでお願いしたいですっ

一方、お相手の白羽シシィ。まぁ、歌える人ではあるので「私だけに」「私と踊る時」は堪能させていただきました。第1幕ラストの勝負服 めちゃめちゃ綺麗でした まさに息を飲んだって感じで圧巻 あと、「夜のボート」はウルウル フランツが甘々系で超優しかったし、ちゃんとはもれてたから二人の運命が切なくて ただ、じいの中ではやっぱりアントワネット様の印象が強いんですよね~~声も低めなので冒頭の少女シシィには無理があるとは言わないまでも違和感があるんですよ 後半は大人っぽい感じで味わいがあったんですけど、どうしても王妃様っぽく見えてしまうので、エリザベートではないかな と。。。どうしても、じいがヅカ版でデフォルトされてるのが女帝さんなので、そのイメージが拭えないんですわ。宝塚のシシィはおきゃんで世間知らずでかわゆ~~~い少女 でも、白羽シシィだと最初から強そうなので、ゾフィーとの争いでも「フランツ助けて」なんて言ってるけど一人で闘えそう なんちゃって 強い感情だけじゃなくて、微妙な気持ちや表に表れない思いも伝えるような表情豊かな演じ方をしてもらえると嬉しいですね~~それができる人だと思うし。

彩吹フランツ、珍しく 甘々な雰囲気全開の皇帝陛下でした 世間知らずのマザコンっぷりがよ~~く出てましたわ。声もちょいと女性っぽい(本当に女性なんですけどね)感じでしたけど、嫌味な感じではなかったので良かったと思います。他のフランツだと「女性が思い描く理想的な男性」として演じる人が多かったんですけど、彩吹フランツは「女性が思い描く男の愚かさ」が表れていたような気が 悪い人ではなかったと思うんですよね~~ただボタンを掛け違えてすれ違ってしまったというか。。。そんなフランツの戸惑いやなんとかしようとする努力等々の細やかな部分をきちんと表現されていたのが良かったですね~~

音月ルキーニ。。。一生懸命なのは分かるんですけど、声も仕草も雰囲気も一定なんですよ。動きのテンポも悪いし、場の雰囲気を変える力はないし……見ていて重々しくなるルキーニは初めてです さながら徳井テナを見ているのと同じ感じだったんですけど 真面目すぎるんですよ もっともっと狂気じみたところがあってもいいんじゃないかな

ラスト2場のショー じい、実は宝塚のショーが苦手 本当にヅカファンの人はこっちがメインって人もいると思いますけど、じいの限界は2幕モノの2場 それ以上は無理でございますぅ~~もう、スターさんたちが銀橋に出てくる度に大拍手 エリザだと劇中で銀橋登場があっても拍手はないので助かりますけど、他の演目(ベルばらとか…)だと銀橋登場の度に拍手 理解不能です ま、今回のショーは曲が耳慣れた、というか完璧なエリザの歌なので楽しめましたわ。歌謡ショー並みのキラキラ衣装は……何度見ても苦手…か……も そうそう、ファンの方には叱られそうですけど、拳を上げる振り付けや脚を斜めに上げ下げする仕草、ビリーをやってるように見えちゃったよぉぉ~~

最後に……やっぱり重症 ↓↓↓を見て思わずドキッ

近くで見ると全然違うんですよ でも遠目に見ると……似てない…か ホント、病気ですね~~

さてさて、煌びやか 華々しい世界とは一転 明日は汚い、じゃなくて 力強い 人間ドラマ溢れるレミゼの世界が待ってます。今期最初にして最後の今井バル。エポ&コゼが地雷ですが、いずみんマリをかぶりつきで堪能してまいりますぅ~
コメント (2)
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