百菜健美☆こんぶ家族ラボ

おいしい
と感じることは生きる喜びに
そして笑顔になります。
舌で味わい、
目は閉じていても
耳は心で。

蒸しナス

2020-07-10 | 昆布
雨量もままならない梅雨ですが、これがおわって日の光が強くなると、お向かいの畑ではナスが色よく、おいしそうになって、早く届かないかな、と心待ち。

うちで一番人気のナスくんをご紹介します。
本来の出自はわからないのですが、みかけから「ナガナス」と呼んでいる、直径3〜5センチの細いナスで、長さはその10倍くらいにまでなります。
いちばん形のいいのを料理してしまってから気がついたので、写真のは残っていた、やや小型です。

蒸しナス_d0043225_12284575.jpgいい素材は、手をかけずに食べるのがいちばん、という原則に従って、シンプルに頂きましょう。

まず、ナスの皮をむき、皿にのせてせいろに入れ、蒸しにかけます。
じっくり蒸してふうわりといい色が出たら、適当な長さに切って食卓へ。
ふつうのナスのような、たねのツブツブ感がなく、するりととけるような柔らかさ、この舌ざわりにぴったりのタレがあります。
ご存じの方にはたまらない「腐乳」です。

腐乳(フウルウ‥‥「フニュウ」と発音するのは、語感がわるいのでフウルウと言いたい)という、中国の調味料。
豆腐を塩とこうじで漬け込んだ発酵食品で、沖縄の「トウフヨウ」にもよく似ています。
いわゆる「くさい」仲間ですが、この紅こうじを使った「紅腐乳(ホンフウルウ)」は、くせが少なく、とくに「紅辣」という、赤唐辛子をいれたのは、ピリ辛で食べやすく、気に入り。

さて、「紅腐乳」のビンをあけて、トロリとまっ赤なかたまりを蒸しナスにかければ、得もいわれぬ香りに、とたんに食欲が刺激されます。
これだけでご飯3杯、なんてことにならないように。
今日はそれに、ニラ玉と牛すね肉の中華風スパイス煮込みを添えました。
 
by sesenta | | いいもの貰った 
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