まいど!昆布おじさん喜多條です。
少し前に書いたと思うのですが、去年はラウス昆布が大凶作でしたが、今年は豊作ですよとお伝えしたのですが、どうも雲行きが怪しくなってきました。
元々はラウス昆布は生産量が少ない地域で、北海道全体の生産量の1〜2%前後でした。僕が昆布屋になった40数年前は、天然昆布しか無かったのですが、その後養殖昆布も生産するようになり多い年では、両方合わせて200トン以上の生産量が有りました。
ところが平成19年を境にどんどん減ってきて、昨年は天然昆布35トン・養殖昆布44トンと合わせても100トンを切るようになってしまいました。
昨年は特別の凶作年だと思ってそれまでの在庫で、なんとか凌いで来ましたが春先には豊作の情報も有り、今年は安心だなと思っていましたが、先日 漁業組合から発表のあった数字を見て驚きました。
天然昆布92トン・養殖昆布37トンで両方合わせても130トン足らずです。
ラウス昆布には特別のファンの方が大勢居られ、特に北陸地方では昆布と言えばラウス昆布というほどです。
しかし 豊作の年がこれだけ少ない生産量では、僕たち昆布問屋も今後の販売方法を考えざるを得ません。僕も大好きな昆布の種類でしたが安定供給の保証が出来なければ、他の昆布にシフトする事も視野に入れないといけないかも知れませんね。
生産者の人の中には昆布では生計が立たないから、昆布漁師を止めるという人の声も聞きます。ラウス昆布が近い将来滅亡してしまう可能性も、無きにしも非ずと心配するのは僕だけでしょうか?
多分 もう瀬戸際にきている状況だと思います。抜本的な事をラウス昆布を扱っている者全部で考えないといけないですね。
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