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ガレージ「とんぼ玉」

愛機「TDM900A:千早」「XSR125:千景」「LTS125-C:千束」と共に歩むブログです。

裏磐梯・奥只見ツー(1日目)

2008-10-04 22:41:11 | 遠乗り道中記(「千早」編)
随分前から裏磐梯は訪れてみたい場所の1つでしたが、漸く実現することができました♪元同僚T氏と友人K、管理人のいつもの顔触れに加えて、今回は同僚H氏も参加の予定だったのですが、ツー直前になり退っ引きならない家庭の事情ということで、残念ながらH氏は涙を呑んでの不参加となってしまいました。また企画するので、次回こそ一緒に行きましょう!

初日は、T氏が途中から合流予定なのと管理人の思惑(ETC割引を受けるための早朝出発 笑)もあって、Kとは東北道の那須高原SAで集合することに。4:40頃自宅を出発し、早朝夜間割引と通勤割引の適用をしっかりと受けつつ、7:00過ぎに集合場所へと到着です。Kはより遠方からの出発なので、朝食でも食べながらのんびり待つことにしましょう。…と、携帯メールを確認していたところ、4:20に出発したとのKからのメールが。気合いが入っています(笑)。待つこと約1時間余り、Kと無事合流できました。

2台揃って東北道を北上します。今回は先ずキャンプ場でテントを設営し、身軽になってから走りを存分に楽しむ作戦です。折悪しく二本松で事故があったらしく、郡山JCTの手前数百mで渋滞が始まりましたが、幸い巻き込まれることは殆ど無く磐越道へ。猪苗代磐梯高原ICで降りたら国道115号から459号、そして県道2号と繋いで、本日の野営地である曽原湖キャンプ場へと到着です。早速テントを設営しましょう。


<キャンプ場の湖畔からの眺め>

すぐに雨が降ってきそうな雲行きではありませんが、一応合羽は持参することにします。来た道を戻り、国道115号へとぶつかったら左折。小腹も空いてきたので、途中で手打ち蕎麦の看板を見付けて寄ります。


<ぶっかけ蕎麦、900円也>

満足して店外へと出ると、雨が降り始めてきました。合羽を着込んで走り出しますが、正に今降り始めたばかりのようで路面は全く濡れていません。この後、本当は母成峠の先にある銚子ヶ滝へと立ち寄る予定でしたが、天候もあまり芳しくないので見合わせることにしました。程無く雨は上がり、一旦県道30号へと離れて再び国道115号へと戻ったら、福島市内で今夜の食材を調達します。県道5号、70号と繋いで、いよいよ磐梯吾妻スカイラインへと攻め入ります!


<否が応でも気分が高揚してきます♪>

<つばくろ谷に掛かる不動沢橋を望みます>

<磐梯吾妻スカイラインの碑と「千早」>

<これから吾妻小富士に向かわんとする臨場感が伝わってくる、お気に入りの1枚♪>

<吾妻小富士>

吾妻小富士に近付いてくると、周囲が荒涼とした風景へと変化してきます。そして、浄土平の手前では…。


<ご覧のような、雄大で素晴らしい景観が待っていました!>

浄土平レストハウスには寄らず、先を急ぐことにします。


<国見台にて>

<国見台からの眺望>

磐梯吾妻スカイライン、通行料はお高いですが、その眺望の素晴らしさと表情の変化にも富み、走り甲斐のある道でした♪続いては、県道70号から磐梯吾妻レークラインへ。


<秋元湖を望みます>

<今回のツーでは有料道路の走行が多いため、このような料金所の画像も多いです(笑)>

次回は、紅葉の季節に中津川渓谷を訪れてみたいですね。さて、ここでツーリングマップルを開いて入浴施設を探します。…国道459号沿いにある北塩原村営の施設「ラビスパ」に決めました!


<入浴料は500円、この値段なら充分満足できます>

<ラビスパの駐車場では、幻想的な雲海(!?)が見えました>

キャンプ場への帰路、桧原湖畔で記念撮影をします。


<ラビスパに向かう往路で目星を付けてあった場所にて♪>

キャンプ場に到着したら、早速夕餉の準備です。その夕餉も終盤へと差し掛かった頃、T氏から連絡が入りました。近くまで来ているらしいのですが、すっかり夜の帳が下りてしまっているので迷っているようです。無線で誘導して、無事到着。テントの設営を手際良く澄ましたら、宴会に合流です(笑)。焚き火を囲んで暫し歓談したら、Kと管理人は早朝の出発で疲労困憊気味なこともあり、明日に備えて皆で早目の就寝です。

本日の走行距離:516km
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日光・奥利根傷心癒し(笑)ツー

2008-08-01 23:28:19 | 遠乗り道中記(「千早」編)
先述した通り、同行する筈だった連中の都合が付かず、予定していた富士・箱根ツーが中止になってしまいました。計画は白紙に戻し、さて何処へ行こうかと考えていた時、自転車に乗る職場の同僚が金精峠に行ったと話していたのをふと思い出しました。戦場ヶ原から先へはまだ行ったことが無く、更にそこから足を伸ばせば、予てから訪れてみたいと思っていた東洋のナイアガラとの異名を持つ吹割の滝へも行けますし、今回は日光・奥利根方面へと行くことにしましょう。

当日は祝日ということもあり混雑が予想されたので、未明には自宅を出発。湾岸線・首都高・外環・東北道へと繋ぎ、一路宇都宮ICを目指しますが、栃木県内に入ってから段々と霧が濃くなってきます。宇都宮ICを降りてからも霧は濃くなる一方で、日光杉並木街道も霧の中でした。


<霧中の杉並木も幻想的です>

続く神橋も霧の中。


<霧によってより荘厳に見えます>

その後は標高が上がるに連れて霧が晴れ、いろは坂では路面も乾いてきました。


<いろは坂にあるカーブ毎の標識、とんぼ玉の「と」(笑)>

明智平で小休止です。


<その名の通り雄大な男体山と「千早」>

程経て、中禅寺湖へと到着です。天気は良く、湖面も穏やかでした。



<中禅寺湖畔にて>

湖畔の道を快走して、奥日光三名瀑の1つである竜頭の滝へ。ここで今回のツーのテーマの種明かしをすると、滝とダムなんです。え?日光なら華厳の滝は外せないだろうって?実は、4年程前に訪れたことがあるので今回は寄りませんでした。


<名前の由来である、竜の頭に見えますか?>

続いて立ち寄ったのは、これまた有名な戦場ヶ原です。


<日光白根山々頂は雲で見えず、残念…>

さあ、ここからは未経験の道。先ずは奥日光三名瀑のもう1つ、湯滝から。因みに、ここの駐車場は有料です(二輪車100円)。


<岩肌を伝うように流れ落ちる、中々に優雅な滝です>

その後はどんどん標高が上がっていきます。途中で今上ってきた方を振り返ると…。


<男体山と手前は湯の湖です>

更に上っていくと、金精峠を貫く金精隧道が大きく口を開けていました。


<今回の目的の1つを達成!>

金精隧道を抜けた先には、原生林に囲まれた沼が見え隠れする美しい表情が待っていました(大型バスを追走することさえ無ければ、更に爽快なことこの上無いのですが…)。

国道120号を更に先へと進むと、白根温泉の秘湯の一軒宿である加羅倉館が見えてきました。


<こちらの本館で料金410円を払います>

<浴場の入り口は、川と道路を挟んだ本館の向かい側にあります>

湯温は少し熱めですが、却ってさっぱりしました。尚、毎週月曜日の午前中が清掃時間になっているようですが、この日は月曜日でも祝日だったせいでしょうか、問題無く入れました。

さて、ここ国道120号は別名玉蜀黍街道という通り、焼き玉蜀黍の看板が目に付きます。その内の1件へと立ち寄り、焼きたての焼き玉蜀黍を頂くことにします。


<実はもう1本、サービスで頂いてしまいました♪>

生の玉蜀黍を娘達へのお土産に購入したら、いよいよ吹割の滝へと向かいます。ここは完全に観光地化していましたね。道沿いに土産物屋が並んでいて、それぞれの駐車場へ観光客を誘導しようと店員が手招きをしています(苦笑)。少し離れた場所へと「千早」を停め、歩くことにしました。しかし、実際に吹割の滝へと到着して、ここでも興冷めしてしまいました。何でも滝壺に転落した人間がいたとかで、地面に白線が引いてあってそこから先へは立ち入り禁止。ご丁寧に監視員も立っていたので、ここは大人しく従うことにします。それにしても、こんなものは各自の責任ですべきことであって、一様に強制されるものではないと思うのですが…。全く煮え切りません。


<白線内からの撮影では、これが限度…>

さあ、気を取り直していきましょう。来た道を少し戻り、国道401号から県道63号へと入って尾瀬ケ原方面へ。



<所々が狭隘ではありますが、ご覧のように清々しい道です>

森の中を快走し、やがて国内最大級のロックフィル式ダムである奈良俣ダムへと到着です。


<ダム湖を背景に>

<巨大な堤体上では、学生の団体がお弁当を広げていました>

<堤体が巨大なら、放流設備も巨大です>

<下から見上げると、その巨大さが良く分かります>

奈良俣ダムを後にして、更に上流の矢木沢ダムを目指します。こちらはアーチ式ダムですね。


<美しい弧を描く堤体>

<ダム湖百選にも選ばれている奥利根湖>

続いて、少しだけ道を外れて裏見の滝へと向かいます。


<看板に書かれていたリフレッシュ度は、「特A」だそうです(笑)>

その先の道中で、思い掛けず本日3つ目のダムである藤原ダムと遭遇。


<堤体の上を県道が走っています>

国道291号から国道17号へと乗ったら、実は密かに楽しみにしていた(笑)永井食堂へ。しかし、日曜祝日はお土産の販売のみとのこと。またしても、もつ煮定食にはありつけなかったのでした…(涙)。今回はお土産を購入して帰ることにします。


<次こそは!>

赤城ICから関越道・外環・首都高・湾岸線と繋いで、無事に帰宅しました。


<今回のお土産は、生玉蜀黍と永井食堂の「もつっ子」>

本日の走行距離:611km
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梅雨の合間にリベンジツー

2008-06-21 15:14:09 | 遠乗り道中記(「千早」編)
中止になってしまった伊豆方面ツーですが、1泊が日帰りとなり、2人で行く予定がソロとなってしまったものの、先日の梅雨の合間を狙ってリベンジを果たしてきました。今回のツーでは走りの方も楽しみたくて、専らスカイライン巡りという欲張りな内容です(笑)。

前日の勤務の都合で少々寝不足気味ではありますが、自宅を6:00少し前に出発。湾岸線から首都高、東名へと円滑に流れ、御殿場ICで降ります。先ず目指すのは高名な箱根・芦ノ湖スカイラインですが、国道138号と両スカイラインとを結ぶ県道401号は切り返しの多いタイトな道。しかし、これがまた楽しい♪ご覧のような富士山の雄姿も拝むことができ、否が応にも気分が高揚してきます!


<これだけの富士山は、暫く見ていなかった気がします>

そして、そのまま箱根・芦ノ湖スカイラインへと攻め入ります。先の県道とは打って変わって豪快なワインディングですが、これも当然楽しい♪まだ時間が早いこともあり、何台かのスーパースポーツ系二輪とは擦れ違ったものの他車は殆どおらず、ほぼ貸し切りの状態!爽快なこと、この上ありません。


<道中、富士山を背景に>

<絶好の撮影場所の1つ、三国峠での1枚>

<山伏峠から芦ノ湖を望みます>

箱根・芦ノ湖スカイラインを走り抜け、県道20号からそのまま伊豆スカイラインへ。伊豆スカイラインは幾度となく走っていますが、そう言えば全線を走破するのは今回が初めてですね。


<滝知山展望台にて>

伊豆スカイラインでは走りに夢中で、写真は上の1枚しか撮っていませんでした(笑)。終点の天城高原から国道135号へと変針し、東伊豆温泉郷で温泉に浸かることにします。しかし、ここでどの温泉に入ろうかと迷いました。初めは北川温泉の黒根岩風呂を目指しましたが、9:30までの営業時間にギリギリ間に合いそうになかったため、絶景と噂の赤沢温泉は赤沢日帰り温泉館に行く先を変更。しかし、今度は開館30分前に到着してしまい、待つのも嫌だったのですぐ近くの赤沢無料露天風呂へと向かいます。尚、これらの温泉は前以てバイクナビに地点登録をしてあったので、何れも殆ど迷うこと無く到着できました。

程経て、赤沢無料露天風呂へと到着です。


<無料ながら、ご覧のように小綺麗な露天風呂です>

<眺望も抜群♪>

温泉に浸かり、疲れも眠気も吹っ飛びました。実は、露天風呂のすぐ近くに公衆(?)便所があるのですが、ここにちょっと素晴らしい空間があります。是非立ち寄ってみて下さい。

さて、続いて目指すのは熱川の湯掛弁財天。お金を洗うと金運に恵まれるという言い伝えがあり、ここは外せませんね。もう煩悩全開です(笑)。



<果たして、御利益はあるでしょうか?(笑)>

国道135号を更に南下したら、河津で県道14号へと入ります。来季こそは河津桜を愛でたい!との思いを強くしつつ、河津川沿いを走り抜けます。国道414号へと合流して更に進むと、巨大な建造物が目に飛び込んできます。天城路の急峻さが窺い知れる、河津七滝ループ橋です。


<何度訪れても、毎回新鮮で楽しい道です>

ループ橋を抜けたら、そのまま国道414号を暫く北上して途中で横へと逸れ、九十九折れで未舗装路の旧道へ。割と平坦とは言え、滑り易い砂利道を慎重に走行します。


<苔生した、幻想的な壁>

<二階滝>

山深い道を更に先へと進むと、やがて総石造りの隧道が出現。旧天城トンネルです。


<小さいながらも、その重厚さに圧倒されます>

<昨日までの降雨の影響でしょうか?隧道の中は壁も床も濡れていました>

<漸く出口です>

<出口側から隧道を望みます>

実は、今回のツーでスカイラインの走行以外での一番の目的は、旧道を使って天城路を越えること。達成できて感無量です!

国道414号へと戻ったら、続いては有名な観光名所でありながら未だ訪れたことの無かった浄蓮の滝へ。


<流石名瀑、迫力十分です>

今回はもう1つ、萬城の滝も巡る予定ですが、その前に通過する湯ヶ島で小腹を満たすことにしましょう。一度味わってみたかった、マルゼン精肉店の猪コロッケです。



<しっかりと味噌味の付いた、猪型(?)のコロッケ>

さあ、小腹が満たされたところで、隠れた名瀑(?)である萬城の滝を目指しましょう。途中の県道59号は先の県道401号と同様、道幅は狭いのですが楽しい道です。全体的に薄暗く、景観は望めませんが…。そして、萬城の滝へと到着です。


<浄蓮の滝ほど知名度は高くありませんが、中々の迫力です>

<以前は滝の裏側へ回れたのですが、今は立ち入り禁止に。残念…>

萬城の滝を後にして来た道を戻り、国道414号から136号へ。本当はツーリングマップルで指定の快走路を走行するつもりでしたが、…迷いました(笑)。バイクナビを駆使しても見付けられず、断念。


<迷い込んだ先でこのSLに出会えたことが、唯一の収穫>

結局、土肥峠からの西伊豆スカイラインを使うことに。何度か走行したことがあり、稜線を繋ぐ爽快な道なのですが、如何せん当日は靄が掛かっていて眺望はあまり良くありませんでした。


<戸田駐車場からの眺めも、ご覧の通り>

終点の県道18号から17号へと繋いで、大瀬崎を経由することにします。しかし、前回来た時は曇天で今回は靄のため、大瀬崎からの富士山はまたしても拝めませんでした…。仕方がありませんが、また次回以降の宿題ですね。

海沿いのワインディングを楽しみながら沼津ICを目指し、その途中で今回の最後の目的地である柿田川湧水群へと立ち寄ります。国道1号のすぐ傍にありながら、喧騒とは無縁の空間なのです。


<目を見張るばかりの透明度!>

せせらぎに暫し癒されてから、帰途に就きました。

本日の走行距離:568km
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春を感じに…

2008-04-29 23:40:00 | 遠乗り道中記(「千早」編)
芝桜が見頃を迎えていることを知り、是非一度この目で見てみたいと思い立ちました。芝桜と言えば秩父の羊山公園が有名ですが、色々情報収集していくと、群馬は高崎にある「みさと芝桜公園」も中々の景観のようです。しかも、少し足を延ばせば志賀草津道路まで近いではないですか!前回、雪の回廊を訪れた2年前は開通から約2週間が経過していましたが、今年はまだ1週間しか経っておらず、より立派な雪の回廊が期待できます。

入園料が掛からず、人出も少ない時間帯に「みさと芝桜公園」へ到着するべく、自宅を4:00過ぎに出発。久々にETCの出番です。湾岸線から首都高、関越へと入り、前橋ICで降ります。国道17号から県道28号を繋いで、6:30頃に到着しました。駐輪場へ「千早」を停める前に、先ずは1枚。


<芝桜と菜の花の対比が美しいです>

駐輪場へと移動しながらふと通路の方を見遣ると、そこには「8:00~18:00 歩行者専用」の文字が。これは「その時間帯以外なら二輪車の乗り入れも可」とも解釈できます。とは言え、他の人が既に何人か園内を散策しているので、傍若無人に振る舞って二輪に対する心証を悪くしてもいけません。入口近くの看板付近で少し控え目(笑)に「千早」の撮影をしたら、早々に退散します。


<「千早」と芝桜、この画も早朝なればこそ>

後は、歩いてゆっくりと観て回ることにしましょう。


<目に鮮やかな、赤・白・桃色の花々>

<展望台からの眺望も見事>

<遠くに見えるのは、相馬山でしょうか>

想像以上の景観に感動冷め遣らぬまま、「みさと芝桜公園」を後にします。今走ってきた県道28号で、そのまま榛名湖を目指します。途中からは道幅も狭くなり、くねくね度合いも増してきますが、「千早」との久し振りのツーはとにかく楽しいの一言!難無く走り抜けます。やがて、美しい形をした山が目に飛び込んできました。榛名山です。


<均整の取れた美しい形状です>

そして、榛名と言えばこの直線道路。他の車両は皆無に近いので、折角ですから往復しましょう。


<直線道路も貸し切り!>

この途中にはメロディラインなるものがあって、時速50km/hで走行すると或る旋律が聞こえてくるらしいのですが、…私には聞き分けられませんでした(汗)。

続いて、榛名湖畔へ。ここでも榛名山を背景に良い画が撮れました。


<お気に入りの1枚(逆光ですが…)>

この後、県道28号で更に下っていく訳ですが、裏榛名とも呼ばれるこちらの北西側は道も良く整備されていて、正に快走路!気分良く走行していると、路肩に「安全溝(グルービング)」の看板と同時に、二輪にとっては安全どころか危険極まりないグルービング舗装が出現。一気に興冷めしてしまいました…。

国道145号へと乗ったら、渋滞気味に。途中で給油することにします。

給油所のおじさん「今日は少し冷えたね。これから何処に?」
とんぼ玉「志賀草津道路です」
おじさん「白根山の辺りは、昨日雪が一面降ったみたいだね」
とんぼ玉「路面は大丈夫ですかね?」
おじさん「大丈夫だよ。ところで、このウインカーはオレンジ色に点くのかい?」

実際に点けてみせると、おじさんは感心してました(笑)。こんなちょっとした遣り取りもツーの醍醐味ですね。

給油を済ませてから入った国道292号沿いは、まだまだ桜が咲き誇っていました。


<その内の1本と>

草津市街を抜けたら、いよいよ志賀草津道路へと攻め入ります!

初めから往復するつもりでいたので草津白根レストハウスは帰りに寄ることにし、撮影場所も吟味しつつ走行しますが、…それにしても寒いです。標高が上がるに連れて気温はぐんぐん下がり、恐らく一桁前半。ここだけ季節が異なっています(笑)。スリーシーズン用の手袋では指先がかじかんでしまうので、途中でネオプレンの手袋へと換装します。

程経て渋峠へと到着です。国道最高地点の石碑を入れた構図での撮影は、当然外せません。…と思いきや、前回は見落としたのか撮影していませんでした(汗)。


<改めて、石碑を背景に>

懸念だった路面状況も総じて乾燥はしていましたが、横手山ドライブイン付近では融雪剤が撒かれて真っ白になっていました。

標高を下げていき、道の駅「信州やまのうち」で転回したら再び来た道を戻ります。


<手始めに、前回と同じ場所で撮影>

さて、雪の回廊は一体どうなったのかと気を揉んでいる方もいらっしゃるでしょう(笑)。ご安心を、期待を裏切らない代物でしたよ。



<全体的に、前回の1.5倍くらいの高さはあったと思います>

大満足で草津白根レストハウスにて腹拵えをしてから下山です。そうそう、途中で黄色いTDMと擦れ違いました。向こうも気付いたのですが、双方共コーナリング中だったのでお互いに会釈。意外ですが、「千早」乗車中に他のTDMと遭遇したのは初めてです。

この後は、まぐ太さんのブログにも度々登場している永井食堂でもつ煮定食を食することに決めていたので、国道145号を東進。途中にある「高山温泉ふれあいプラザ」で一っ風呂浴びます。やはり、疲れた体に温泉は最高ですね。欲を言えば、冷え切った体にはもう少し湯温が高くても良かったのですが…。


<入浴料500円/3時間でした>

入浴後、何となくそんな気分(笑)になり、県道36号を南下。国道353号から17号を繋いで、目的の永井食堂へと到着。…しかし、非情な張り紙に気付きます。4月27日から5月6日、ゴールデンウィーク中は土産販売のみ!?失意のまま、帰路に就きます(今思うと、土産のもつ煮だけでも買っておけば良かった…)。まあ、これを口実にまた来るとしましょう!


<今回は画像だけ…>

今回は久々の、そして日帰りではありましたが非常に充実したツーとなりました。

本日の走行距離:629km
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美食記事に誘われて…

2008-02-19 00:26:47 | 遠乗り道中記(「千早」編)
先日の鯛飯に続き、またしても二輪雑誌の特集記事に感化されて行ってきました。今回は、月刊BikeJIN誌今月号の「未開の千葉でジャスト・イート」という記事にあった二輪乗り専用(!?)の特別メニューを目当てに、千葉県八千代市は「楽園レストランPALMS」へ。オムライスとナポリタンの上に特大チキンカツが乗ったそのメニューは、記事の写真を見ると根室のエスカロップや長崎のトルコライスを彷彿とさせますね。

店に到着してみると、偶然そこには1台のTDM850が停まっていました。当然、「千早」を並べて記念撮影(笑)。しかし、そこは隣の店先なので写真を撮ったら早々に移動させますが、駐車場は疎か駐輪のためのスペースが見当たらなかったため、歩道上のなるべく端へと寄せて「千早」を停めます。さあ、いよいよ店内へ。


<新旧TDM、PALMS前にて>

記事そのままの南国風の店内でTDMの持ち主らしき二輪乗りを探してみましたが、見当たりませんね。席に着いたら、早速例のメニューを注文します。

とんぼ玉「BikeJINという雑誌に載っていたメニューは注文できますか?」

すると、女性店員が奥の厨房へ相談しに行きます。何か嫌な予感がします…。

女性店員「あのメニューは予約になるんですよ。通常メニューのチキンカツカレーならできますが…」
とんぼ玉「じゃあ、それでお願いします」

店内に置いてある二輪雑誌を眺めて待つこと暫し。テーブルへと運ばれてきたそれは、想像以上のボリュームでした。


<ビッグチキンカツカレー>

しかし、味の方も想像以上。特に、チキンカツのジューシーなこと!カレーも絶品で、本当に美味しく頂きました。

この日は夜勤の中日なので、そのまま帰路へ就くことにします。「千早」の下へと戻ってバイクナビの操作をしていたところ、1人の男性から声を掛けられました。

男性「10VALVESの方ですか?」

10VALVESとは、ヤマハ5バルブ並列2気筒車のオーナーズクラブです。そして、声を掛けてきた男性はPALMSのオーナーであるタカ氏(BikeJIN誌に登場していました)でした。

とんぼ玉「(10VALVESは)知っていますが、会員ではありません」
タカ氏「そうですか。TDMだったので…。ウチのもTDMだし、10VALVESの方も良くいらっしゃるんですよ。また来て下さい」
とんぼ玉「はい、また来ます」

勿論、氏とは初対面ですが、雑誌に載っている有名人と話すと緊張しますね(笑)。また、先のTDM850の持ち主も無事判明しました。

それでは、次回は予約をしてから来ることにします。

本日の走行距離:25km

<追加記事>
帰宅してから改めて件の記事を読み返してみたところ、誌面には今回味わうことができなかったメニューの他に、もう1つの特別メニューが存在することに気付きました。ビッグカヴァイチキンカツカレーと名付けられたそれは、御飯4合と巨大チキンカツが4枚、そして溢れんばかりのカレー。女性店員の「通常メニューのチキンカツカレー」との言葉を一寸深読みすれば分かりますが、このメニューと勘違いしていたのでは?次回は事前に電話確認をしてみましょう。
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2008年ツー初め

2008-01-11 01:04:51 | 遠乗り道中記(「千早」編)
追加購入のバイクナビ試用も兼ねた走り初めの機会を窺っていましたが、先日夜勤明けだったにも関わらず(笑)、春の陽気に釣られて行ってきました。行き先は、ショートツーとして距離的にも手頃な、道の駅「オライはすぬま」に決定。また、ここで販売している愛用のソースの購入も目的の1つです。

いつも通り混雑している国道51号を外れ、県道66号・53号・76号と繋いで成東へと出たら、目的地までもう少し。県道では工事箇所が幾つかありましたが、それ以外ではほぼ快走でき、無事に道の駅「オライはすぬま」へと到着です。既に13:30を回っているので、先ずは腹拵え。


<ミックスフライ定食と鰯団子汁で1050円也>

満腹になったところで物産館へと移動して、いよいよ目当てのソースと嫁や娘への土産を購入します。


<美味い「ユニオンソース」(製造は地元ではなく東京ですが・・・)>

そのまま帰路へと就き掛けましたが、「千早」の画が1枚も無いことに気付いてUターン。道の駅の敷地内にある漁船(!?)を背景に撮影します。


<やはり愛機の写真も1枚くらい撮らないと・・・(笑)>

新しいバイクナビ「迷WANポータブル【2GB】(BZN‐400)」は、画面や使い心地に違和感が無いのが第一印象でした。機能や使い勝手の詳細、前機種との相違点については、もう少し使い込んでから改めて報告することにします。

本日の走行距離:113km
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月山・鳥海山ツー(最終日)

2007-10-31 23:51:22 | 遠乗り道中記(「千早」編)
昨夜は結構冷えました。シュラフカバーを使用したのは、購入してから初めてのことです。寒くて目が覚めたという訳ではありませんが、朝5:00前には起床。テントから顔を出すと、東の空が薄赤く染まっていました。



<美しい朝焼けと日の出>

そう言えば、テントサイトを撮影するのを忘れていました。ご覧のように、キャンプ場のすぐ前が滑走路。眼前でジェット機が離発着する様は、本当に迫力があります。


<滑走路を望む特等席!>

朝食を摂ったり、撤収の準備をしたりしている間にも、2機の飛行機が相次いで離陸・着陸。



<朝陽に機体を煌かせながら、飛び去っていきました>

<こちらは小型機、主翼先端が恰好良いです>

荷物を「千早」へと積み込み、出発の準備も完了です。実は、ここでI氏とはお別れ。私は1人で千葉へと帰還(涙)、I氏はそのまま北上して北海道ツーを楽しむそうです。羨ましい・・・。

さて、千葉までは結構距離があるので、高速道路主体の移動となります。先ずは、庄内空港ICから湯殿山ICへ。ここから月山ICまでは高速道路が通っていないので下道を走行することになりますが、今回は往路とは異なる新道の方を選択。・・・想像通りの道でした(笑)。

月山ICから再び山形道へと復帰したら、東北道は村田ICで降り、近くの白鳥神社へ。ここへはツーリングマップルに載っている樹齢1300年の蛇藤を見に立ち寄ったのですが、期せずしてそれ以外の巨木とも出会えました。


<赤い欄干の橋を渡り、鳥居を潜ると・・・>

<長ーい蛇藤が参道を横切っていました>

<大欅に・・・>

<大銀杏。巨木のオンパレードです>

白鳥神社を後にしたら、表情豊かな県道25号で東進。目指すは阿武隈川の河口です。河口に架かる亘理(わたり)大橋を渡ったら、道を一旦外れます。


<亘理大橋と「千早」>

<橋の下を潜って・・・>

<眼前に広がる河口は、やはり広大でした!>

続いて、国道6号と並行して走る県道38号で南下します。途中の海岸では、テトラポッドに当たって砕ける波濤を背景に記念撮影。


<某映画会社のオープニングを想像して下さい(笑)>

目指すは、帰路で最大の目的地である松川浦です。ツーリングマップルでその地形を目の当りにした際、志賀島に続く海の中道を想起させられ、是非走ってみたいと思いました。


<巨大で美しい松川浦大橋>

<鵜の尾埼灯台下の短い隧道を抜ければ、松川浦は直ぐです>

両脇が海(正確には、片側は潟湖と呼ばれる塩水湖)の只中を1本の道が貫いており、(海の中道より海面からの高さがあるため、爽快度では幾分か劣るものの)爽快な道です!


<太平洋と松川浦(潟湖)に挟まれた、風光明媚な場所です>

<「福島の松島」と呼ばれるのも分かる気がします>

後は、県道74号から内陸の県道34・35号へと繋いで、常磐富岡ICから常磐道へと乗ります。あの忌まわしい現場(の反対車線)も通過しましたが、何だか遠い記憶の様です(笑)。柏ICで降りたら、走り慣れた国道16号と県道8号を繋いで、無事帰宅。

初日から色々ありましたが、人生は何事も経験ということで(笑)。

本日の走行距離:531km(3日間の合計:1,226km)
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月山・鳥海山ツー(2日目)

2007-10-29 11:32:56 | 遠乗り道中記(「千早」編)
昨夜は温かい布団で熟睡できたので朝5時頃にはスッキリと覚醒し、気分も爽快。早速、宿の温泉へと浸かりに行きます。やはり、朝風呂は気持ち良いですね♪一っ風呂浴びて戻り、暫くするとI氏も起きました。朝6時からやっているという蔵王温泉大露天風呂へ行くことは予め申し合わせていたので、早速向かうことにします。大露天風呂は温泉街の中でも最高所にあり、道中の急坂は日頃から運動不足の私(達)には堪えます(笑)。10分ほど歩いて、入口へと到着です。


<雰囲気のある、入口の門構え>

大露天風呂は狭い渓流沿いにあって、野趣溢れる、そして文字通りの大露天風呂です。朝風呂の連荘、しかも湧出した温泉が流れる渓流のせせらぎを聞きながら温泉に浸かる、この贅沢・・・。至福の一時を、暫し堪能します。


<温泉から宿への帰り道に見付けた、珍しい道路標識(笑)>

宿に戻って「千早」に荷物を積み終えたら、宿の方々にお礼を述べて出発です。何度でも言いますが、本当に素晴らしい宿でした!

山形市内を抜けて国道458号を走行しますが、これがまた分かりにくい、途中狭小な箇所があったりする少々厄介な道でしたね。国道112号へと乗ったら、月山湖の畔にある道の駅(?)で休憩。ここで、思い掛けないモノが見られました。


<「千早」の傍らで休んでいると・・・>

<目の前で噴水が上がり始めました>

<最大で112mもの高さまで上がるそうな・・・>

ここから先は、道が二手に分かれます。長い隧道が月山山麓を幾つも貫いているバイパス(新道)と、山間を縫って走る昔の街道(旧道)です。新道は何となく面白みが無さそうなのと、旧道側に「日本の滝100選」にも選ばれている七ツ滝が存在することもあって、迷わず旧道を選択します。道幅は狭目ですが、想像通りの楽しい道ですね。


<当初は曇っていましたが・・・>

<ご覧のようにピーカンに!>

<見晴らしの良いところで小休止>

さて、肝心の七ツ滝ですが、場所が非常に分かりにくいです。現に、先行していたI氏はそのまま通過してしまいましたし、私もナビが無ければ気付かなかったでしょう。携帯電話でI氏へ連絡しようとしたら、I氏が戻ってきました。「いやー、またパンクしたのかと思いましたよ」とI氏。縁起でもない!(笑)


<少々遠いですが(笑)、典雅な滝です>

<停車していた「千早」に、小さなお客さんが・・・>

滝を後にして、新道へと合流したら月山ダムの脇を抜け、庄内あさひICから山形道で一気に庄内空港ICへ。ICの至近に本日の野営地「庄内夕日の丘キャンプ場」があります。受付を済ませたら、早速テントの設営です。ここは二輪専用サイトがあって愛車の乗り入れも可能ですが、サイトは芝の傾斜地のため、大排気量車や重量車はお勧めできません。そして、このキャンプ場を選択した一番の理由。それは、眼前で飛行機が離発着すること!この時も、テントを設営し終わって一息突いていると、一機の旅客機が動き出しました。


<駐機場から滑走路へ>


<目の前で転回して・・・>

<轟音と共に飛び立っていきました!>

凄い、想像以上です!興奮も冷め遣ってはいませんが、今回のツーの最大の目的地である鳥海山へと向けていざ出発!再び庄内空港ICから山形道へと乗り、北上します。暫く走ると、正面に雄大な鳥海山の姿が見えてきました。「あそこを走るのか!」益々気持ちが高ぶってきます。終点の酒田みなとICで降り、国道7号で更に北上。途中で給油も済ませて、さあ、いよいよ鳥海ブルーラインへと攻め入ります!

林の中の適度なワインディングから、標高が上がるに連れて視界が開けてきます。


<途中での1枚。まだまだ序の口です>

空に向かって飛び出すようなコーナーを1つ1つ抜け、ヘアピンカーブの連続も気持ち良く走り抜けると、そこにはえも言われぬ絶景が広がっていました!


<鳥海ブルーラインの最高所付近からの眺望>

下の画像で、黄色い水田の中に点在する緑が九十九島。昔は1つ1つが海に浮かんだ文字通りの島で、江戸時代の大地震で海底が隆起して地続きになったそうです。


<象潟の街、九十九島を望みます>

下ってくる途中の鉾立展望台からの眺めも絶景!


<正面に聳えるのは、鳥海山でしょうか!?>

<眼下に広がる、千尋の奈曽渓谷>

更に下っていくと、陽光が日本海の海面に反射して黄金色に輝き、それがまた神々しく見えたので、思わず「千早」を停めて写真に収めます。



<目映いばかりの荘厳な景色>

寄り道をしていたら、I氏に随分遅れてしまいました。I氏は鳥海ブルーラインを下り切ったところで、鳥海山を背景に愛車撮影の真っ最中。私も便乗します(笑)。


<頂が雲に隠れているのが残念です>

続いて、「100名瀑」の1つである奈曽の白滝へと立ち寄ります。ふと思ったのですが、「日本の滝100選」と「100名瀑」は何が違うのでしょう?前者が美しさで、後者は豪快さが採点の基準でしょうか?


<確かに豪快でした!>

さあ、後はキャンプ場へ向けて南下。道中、夕陽を浴びた鳥海山がとても綺麗でした。


<夕陽に染まる鳥海山。手前は吹浦川>

「あぽん西浜」で入浴中に日没を迎えました。買い出しを済ませたら、山形道でキャンプ場まで一っ飛び!このアクセスの良さは本当に助かります。夕食を終え、細やかな宴会でまったりしていると・・・。21:15、最終便の飛行機が到着しました。



<見事、着陸>

天候に恵まれ、素晴らしい景色の数々も堪能できた、本当に素敵な1日でした。

本日の走行距離:270km
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月山・鳥海山ツー(1日目)

2007-10-24 11:24:10 | 遠乗り道中記(「千早」編)
思いも寄らない出来事によって出鼻を挫かれた形になりましたが、気を取り直してツー再開です。いわき湯本ICにてETCの清算後に常磐道へと復帰し、磐越道・東北道と繋いで安達太良SAでI氏と合流します。


<実に5時間振りの再会>

腹拵えを済ませたら、今後の行程の打ち合わせ。何しろ、当初の予定から随分遅れているので、大幅な修正を余儀無くされます。本来は国見ICで降り、七ヶ宿湖・蔵王・月山を経由して一気に日本海側へ抜け、鳥海山の麓でキャンプ泊の予定でしたが、今から日本海側へと辿り着くのは到底無理。そこで、蔵王でキャンプ泊することに予定を変更しました。

少しでも遅れを取り戻して距離を稼ぐため白石ICで降り、県道12号(蔵王エコーライン)へと突入します。登りの路面は結構荒れていますが、適度にワインディングを楽しみつつ、順調に標高を稼いでいきます。しかし、段々とガスってきて、不帰の滝へと立ち寄った時には真っ白。I氏が11年前に訪れた時もガスっていたそうな・・・。I氏の無念さは、きっと私以上でしょう。


<瀑布の音はすれど、姿は拝めず・・・>

不帰の滝から少し登っていくと、画像のように荒涼とした山肌が露になっていました。私は初め、ここに有名な御釜があるのだとばかり思っていましたが、案内によれば更に奥の方にあるようです。


<一瞬だけ霧が晴れました>

<左下の黄色い看板に注目!>

刈田峠を越えて下っていくと、幾つか工事箇所はあったものの登りよりは遥かに路面が良いですね。程経て、本日の(予定変更後の)キャンプ地である蔵王坊平国設野営場へと到着です。しかし、ここでまた予期せぬ事態が発生。ツーリングマップル最新版を見ても営業期間は10月末までとなっているのですが、何と管理棟が閉まっています。さて、どうするか。暫し思案に暮れた後、I氏から蔵王温泉での投宿の提案が。キャンプ泊に拘っていた私には、決して出せない代案です。しかも、結果この選択は大正解でしたね。以前にも書きましたが、I氏は的確で素早い状況判断と臨機応変さに長けていて、今回もそれに助けられました。

素泊まり温泉付きの安宿を探しに、蔵王の観光案内所へ。そこで紹介された宿は、良い意味で私達の期待を見事に裏切ってくれました!改装して間もないと思われるその宿は小綺麗で、部屋はロフト・トイレ付き!温泉は自家源泉の掛け流しで貸し切り!これで素泊まり4200円は、正直言って驚きです!次回、山形方面のツーでは勿論、是非家族でも来てみたい宿ですね。


<本当に綺麗>

<湯は熱め、新しい木の香りがします>

<外には無料の足湯も>

夕食は、店頭の「焼き肉」の文字に惹かれて(笑)近くの食堂(?)へ入ります。I氏と2人で米沢牛の焼き肉定食を注文しましたが、2人前には少々在庫が足りないとのことで蔵王牛とのミックスに。


<どちらも本当に美味しく頂きました>

I氏には初日から多大な迷惑を掛けてしまいましたが、そのお陰(!?)で素晴らしい宿にも巡り合えたということで許して下さい(笑)。

本日の走行距離:425km
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高速での出来事

2007-10-20 01:21:37 | 遠乗り道中記(「千早」編)

<この画像は一体何でしょう!?(笑)>

10月初旬に友人I氏と2泊3日でツーへ行きましたが、今回はそのツーレポではありません。ツーの初日に遭遇した、或る体験についての報告です。

出発時に降っていた雨も上がり、I氏・私の順番で常磐道を快走していました。関本PAの手前、長い関南隧道を抜けた次の短い隧道(名前は不明)の中を120km/h程度で走行中、ハンドルとシートに細かい揺れを感じて「何だろう?」と思った次の瞬間には後輪の安定性が一気に破綻し、後輪が左右に暴れ出しました。咄嗟にハザードランプは点滅させたものの、後は転倒しないように愛車「千早」を押さえ込むのだけで精一杯。隧道を抜けたすぐのところで何とか路肩付近に停車できましたが、転倒しなかったのは本当に奇跡的でした。

心臓が速く拍動し、両足も小刻みに震えています。先ずは愛車から降りようとしますが、サイドスタンドが出せません。車体を支えながら何とか降りて、リアタイヤを触ってみるとペッタンコ。パンクでタイヤが潰れて車高が下がり、サイドスタンドがつかえて出せないようです。次にセンタースタンドを掛けようとしましたが、積載した荷物の重さもあってかビクともしません。バイクが自立できない、どうしようも無い状態であることを悟りました。JAFやRBに救援を依頼しようにも、また、何も知らずに先行しているであろうI氏に状況を伝えようにも、携帯電話はトップケースの中。さて、どうしたものか・・・。

ここで、一大決心をしました。「形振りなんか構っていられない。通り掛かりの車に助けを求めよう!」早速、左手でハンドルを持ちながら、やってくる車に対して大きく右手を振ります。すると、運の良いことに1台目の車が停車してくれました。中から降りてきてくれたのは2人の女性でした。「どうしました?」簡潔明瞭に、パンクしたらしいことと自立できないことを伝えます。「どうしたらいいでしょう?」取り敢えず自立さえできれば何とかなると考え、センタースタンドを掛けるのを手伝って頂くことにします。力を入れる方向だけ指示して、1、2の3!!センタースタンドを掛けることができました。「ありがとうございました。本当に助かりました。何とお礼を申し上げたら良いか・・・。後は何とかします。本当にありがとうございました」丁重にお礼を述べると、「それじゃあ、お気を付けて」の言葉と共にお2人は颯爽と走り去っていかれました。水戸ナンバーの軽自動車に乗られていたお2人の女性の方、本当にありがとうございました!この場をお借りして、改めてお礼を申し上げます。

何とか「千早」から離れられるようになったので、携帯電話を取り出してI氏の携帯電話へ掛けましたが繋がりません。パンクしたらしいので、戦線復帰の目処が立ったら改めて連絡する旨を留守番電話に残します。次は救援の依頼です。ツー前にRBのツーリングロードサービスに登録しておいたのですが、今の時間は午前8:00過ぎ。RBの営業時間まで2時間近くあります。迷いましたが、少しでも早い方が良いと考えてJAFに依頼することにしました。オペレーターの方に、JAFの会員であることとパンクしたらしいこと、ナビで現在位置を確認しつつ至近のキロポスト表示を手短に伝えます。本日は混み合っていて1時間~1時間半掛かるとのことでしたが、仕方ありません。現場は隧道を出てすぐの場所なので、少しでも目に付くようにと「千早」の手前の路肩にヘルメットを置き、待つことにします。


<待っている間に、写真を撮影してみたり(笑)>

小1時間ほど経った頃でしょうか。JAFから連絡を受けたNEXCO東日本のパトロールカーが近付いてきました。発煙筒を焚いたり、パイロンを置いたりしながら現場に到着。しかし、この場所では危険だとのことで、200mほど先にある路肩が拡幅されガードレールも設置されている地点まで移動することに。1人の職員の方が「千早」を押したり、センタースタンドを掛けるのを手伝ってくれました。感謝です。


<パイロンと発煙筒を背景に>

<問題の「穴」、タイヤ交換してからまだ180kmしか走行していないのに・・・(涙)>

NEXCO東日本のパトロールカー到着から更に小1時間ほど経過し、漸くJAFのロードサービスカーが到着です。


<藁にもすがる思いで待ち兼ねていました!>

しかし、ただのパンク修理かと思いきや、現場では作業ができないのでロードサービスカーへ「千早」を積載して近くの二輪販売店へ向かうとのこと。何だか拍子抜けしてしまいました。今回のロードサービスカーは元々は四輪積載用で、そこへ二輪の対応機材も積み込んだ車両ですね。「千早」を荷台へと乗せ、前輪を挟み込んで自立させた後にタイダウンベルトで固定し、冒頭の画像へと至る訳です。向かう二輪販売店はこれから探すとのことだったので事情を話し、現場からの最寄りのRBである「RBいわき店」へと向かうことにします。行きつけのRB店からRBいわき店へと連絡を入れてもらい、隊員の方と色々雑談を交わしながら(笑)走ること約1時間。RBいわき店へと到着です。

RBのサービスの方が携帯式の窒素ボンベを持ってきて、リアタイヤへと窒素を充填。その隙に「千早」を工場へと移動させますが、窒素が結構凄い音を立ててシューシューと抜け続けています。こんな勢いで抜けてしまっては、成す術もありませんね・・・。悪夢のようなあの場面を思い出し、ゾーッとしました。結局は通常のパンク修理で済み、ツーは続行できそうだったので、改めてI氏と連絡を取り合い合流することにしました。ここからのツーレポは、また改めてしますね。


<お世話になりました>

さて、今回の教訓です。
①JAFの料金(牽引料)は従量制であり、割高に感じた(今回は隊員の方からのありがたい申し出もあって、大分負けてもらいました。決して私が値切った訳ではありません 笑)
②一方、RBのツーリングロードサービスに前以て登録しておけば、ロードサービスが距離無制限・無料で受けられる(但し、RBの営業時間内に限る)
③パンク修理キットを携帯していなかったことが反省される
④今回は転倒しなかったこと自体が奇跡であり、パンクへの抜本的対策が望まれる
⑤ETCを使わずに高速を降りてしまったため、その後の手続きが煩雑であった(降りたICにある事務所で手続きをすればさほど問題ではないが、今回は別のICへと行ってしまった)

④については、現時点での構想を改めて述べる予定です。
コメント (7)
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