つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信828号 やっと重石がとれました

2017年10月13日 | 抱っこ通信
今日の午前中は、大槌町大槌保育園でつながりあそびを楽しみました。
6年前の震災の年の7月。ユネスコからの支援で建てられたプレハブの園舎で子どもたちと遊び、次は新しい園舎が完成した2年前、そして、今回で3回目です。
定員も増えて、保育士さんも5人も増えました。実習で来た学生が故郷で保育士さんになっていました。

『ゴシゴシゴシゴシ』や『でんしゃにのってゴーゴーゴー!』などの定番を楽しみました。考えてみたら今年初めてのパターンでした。からだを動かすことで心も動いていくのが嬉しいです。どこでもそうですが、『ダルビュッシュ』では、一人ひとりの子どもたちの姿が見えておもしろいです。

被災地ではどこの園でも見られますが、年長さんの人数が少ないです。震災の年に生まれた子どもたちです。岩手の大学ではこの年に生まれた子どもたちの生育について追跡調査をしています。

午後は、山田町の船越保育園で子どもたちと遊びました。
唯一の町立保育園です。保育園まで広い道が出来ていました。住宅の高台移転計画で、道が出来たということです。新しい家が建っていたり、建設中でした。
震災の時は、保育園が避難所となり、一時は多くの人々が生活していたので、満足に保育が出来なかったと先生が言っていたことを思い出します。

また、5年前に遊びに行ったときは、腰痛が発症し、ホールをハイハイしながら移動、やっとイスに座りながら歌いあそびました。時間も短くしてもらって十分に遊べなかったので、いつかリベンジというか、借りを返すというか、そんな気持ちをずっと持っていましたので、今回は遊べてとてもスッキリしました。

『だるまさんと』を何回も繰り返して遊びましたが、回数を重ねるごとに声も動作も大きくなって行きました。自分の欠点ですが、このあそびを繰り返し楽しむということがなかなか出来なくて、直ぐに次へ展開してしまうのです。たまたま人数も40人足らずで、年長、年中さんの人数も少なかったこともあり、今回は自然と繰り返しが多くなったのでした。これからはもっと意識的に取り組まなければと思いました。

年長さんが二人しかいませんでした。いつもはまわりを気にして、なかなか自分を出さなかったそうですが、今日は大きな声で歌ってくれました。先生たちはビックリしていましたよ。

帰り際に前回もいた先生から「前は大変だったねえ」と声をかけられました。




終了後、山田町から盛岡市に120キロ移動してきました。街灯もない真っ暗闇の中、地元の車は飛ばす飛ばす。つられて私も飛ばした飛ばした。疲れてホテル内で夕食でした。












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