先週(19~25日)のつながりあそびの譜面です。
20日【あかちゃん大好き】
ぶっつけ本番の口から出まかせ指遊び歌でした。すんません。
というか、あかちゃんや乳児のつながりあそびの役割というか、子どもにどんな働きというか、成長や発達にかかわりがあるかを、この間、ずっと考えていました。確か、大学時代は社会教育を専攻していたし、教職課程を受講していたし、発達心理学なども学んだはずですけど、なにも残っていません。これが事実です。ま、時代が70年安保の時代ですから、大学へ通うより、違うところへ通っていたのかな。
勉強、学習と言えば、むしろ社会人になってからの方が、自分で言うのもなんですが、本も読んだし、学習もしたと思います。ま、仕事上も必要に迫られたのですね。
コロナ禍で、サマー・カレッジも中止になって、いろいろな地域での研修会も中止になって、つながりあそびの楽しさや思いを発信することがなくなり、また、つながり仲間とのつながりをコロナ禍なんかに断ち切られることはできないと思い、そのひとつとして、5月中旬からつながりあそびの動画をフェイルで始めてきました。先週でちょうど50回目の投稿になりました。
YouTubeも「二本松はじめつながりあそびチャンネル」を立ち上げて、発信しています。中身はフェイスブックと同じです。ついでに、「ステイホームソング」と称して、週一に基本的にはオリジナル曲を投稿しています。遊んでいます。
今のつながりあそびの動画は、様々な条件で、どうしても赤ちゃん向きというか、乳児さん向きというか、そういうつながりあそびしか動画することしかできません。乳児向きとか、幼児向きとか書いてしまいましたが、やはり、親子の関係性でも、子どもと子どもとの関係性でも、子どもと先生との関係性でも、思惟て言えば、人が人となる基礎をつくるために必要なところを遊んでいる、楽しんでいるのではないかと思っています。ですから、乳児だけでなく、幼児にも必要なつながりあそびだと考えています。
さて、『あかちゃん大好き』は、そんな経過もあって口から出まかせで創作できたと思っています。最初につけたタイトルが『あかちゃんグ~』でしたが、これは、途中のセリフにもあるように、赤ちゃんが目を覚ますのですが、前提としてあかちゃんがグ~と寝ているからです。
もう一つは、抱っこ通信1109号にも書きましたが、♬最初はグ~ グ~ グ~ グ~ 生まれたときからグ~ですよ♬(『ひらけグーチョキパー』より)、いのちの進化を歌っているからです。
でも、それよりも、「あなたがいてくれるだけで幸せ」「あなたが大好き」「あなたが大事」「かわいい」「なんともいえない」ということを、今、伝えた方が良いかなと思って、わかりやすく『あかちゃん大好き』とタイトルになりました。
一応、譜面は動画に合わせて書きましたが、若干動画とは違ったところもありますのでご了承ください。譜面に合わせて歌ってください。
21日【ねないこだれだ】
「おそれおおくも前の副将軍・・・」ではなく、絵本『ねないこだれだ』(せなけいこ作 福音館書店発行)にも曲をつけてしまいました。
20年前以上に現場の先生からのリクエストからですからね。断れないのです。たまたま、当時一緒に活動していたつよぽん(宮田剛さん)に伴奏譜を書いてもらっていたので、見つかったので掲載します。
自分が子どもたちに読み聞かせをするとしたら、正直、どうやって読んだらいいのかわかりません。難しいのです。これは、『ねないこだれだ』に限りませんが・・・。
どこかを切り取って歌にする作品でもないし、短いフレーズで1冊を表現できないし、ウ~ンと考えて、何回か読んでいるうちにメロディが浮かんできた曲です。なんのヒネリもありません。自分としては、とっても素直な曲です。ま、作曲家ではないですから音楽的なヒネリなんか思い浮かぶはずはないです。遊んでいるだけです。
22日【おいで】
これも名前を呼んで抱っこするだけのあそびですからね。あらためて、子どもにとってあそびなのか、なんなのかわかりませんね。きっと、子どもはあそびだとこの段階では思っていないでしょうね。
動画フェイスブックに投稿するときに、東久留米市立しんかわ保育園での地域活動でのひとみちゃんの話をだしましたが、たまたま早くにホールに来て、初めて見るおじさん、きっと先生が言っていたおもしろいことをしてくれるピカリン、という人が気になって、気になって仕方なかったのでしょうね。どうも悪い人ではないし、見かけも緩いし、もしかしたら、ひとみちゃんの大好きな親さんや先生みたいにぎゅっと抱っこしてくるかもしれないし、ピカリンのところに行ってみたいけど、なにをされるか不安だし、でもでも行って抱っこしてもらいたいし、ひとみちゃんの心の中ではたくさん揺れていたのでしょうね。それがいいのですね。そういう気持ちが起こるのも、先生との関係性があるのですね。やっぱり先生のお膝の上が一番安心、安全、先生の側が一番なのを知っていたのですね。
焦れてしまったのは私でした。そのお陰で『おいで』が誕生しました。ありがとうです。
23日【おやまにのぼりましょ】
このつながりあそびは、子どもとの関係性を豊かで楽しいものに、安心の世界をつくるために意識的につくったものです。顔を見ながら、ドキドキしながら、面白おかしく遊びたいです。
こういうあそびの場合は、子どもと一緒につくるというか、一緒におもしろがって遊んでいます。ですから、実際ではアドリブが多いです。
動画出てくる「ただいま」「おかえり」のやり取りは私がつくったものではありません。つながりあそび研修会の中で、参加者が自然とやり始めたことなんです。こういう例、参加者がつながりあそびに命を吹き込んでくれることは多いですよ。やはり先生にはかなわない。子どもの一番の味方であり、理解者は先生たちです。そんな仲間たちが、私の自慢です、宝です。
24日【誕生日ありがとう】
2006年に、「月刊保育とカリキュラム6月号別冊附録」(ひかりのくに発行)としてCDを制作。その中の1曲です。その年の夏に、この附録だけを無理を言って分けていただいて1000部以上普及しました。
翌年、保育選書として出版(絶版)されたのですが、あまり協力できなかったのです。勇み足で申し訳ないことをしてしまいました。
その附録のテキストにも書きましたが(下記、ピカリンメール)、子どもの良いところ探しがとても大事です。きっと、親さんも先生もわかっちゃいるけど・・・ということでしょうね。親自身が、先生自身が褒められるということが、ますます少なくなっています、今でも。
私なんかどれだけみんなにおだてられたか。ブタならぬピカリンも樹に登ってしまいました。ということで、『あしたはどんな花を(夢の樹)』(CD『笑う門には福来る』に収録。自主制作・発行)なんていう曲もつくっています。最後はCMでした。ジャンジャン!
♬つややかに光る 太い幹
大地にしっかり踏ん張って
希望に向かって 両手を伸ばして
夢を飾る枝たち
風が伝えてくれる あしたはどんな花を
咲かせてくれるのか きみの花を
自分の中にある大好きを見つけよう
仲間の中にある素敵を探そう♬
(『あしたはどんな花を(夢の樹)』より)
誕生日ありがとう
作詞・作曲 二本松はじめ
1.今日はあなたの誕生日 いつも笑顔をありがとう
今日はあなたの誕生日 いつもやさしさありがとう
ハッピー・ハッピー ハッピー・ハッピー
ハッピー・バースデー ツーユー
2.今日はあなたの誕生日 いつも元気をありがとう
今日はあなたの誕生日 いつもうたごえありがとう
ハッピー・ハッピー ハッピー・ハッピー
ハッピー・バースデー ツーユー
3.今日はあなたの誕生日 いつも勇気をありがとう
今日はあなたの誕生日 いつも応援ありがとう
ハッピー・ハッピー ハッピー・ハッピー
ハッピー・バースデー ツーユー
ハッピー・ハッピー ハッピー・ハッピー
ハッピー・バースデー ツーユー
(遊び方)
1) 誕生会でうたってください。その時は「あなた」ではなく、友達の名前を入れてうたってください。
2) 誕生日を迎えた友達のよいところや、いつもともだちがもらっている気持ちを歌詞にしてうたってあげましょう。
例…今日はピカリンの誕生日 いつも明るさありがとう
今日はピカリンの誕生日 いつも輝きありがとう
(ピカリンメール)
親子コンサートの時に、子どもたちが運動会で取り組んだダンスを見せてくれる時があります。そんな時は保護者にもその場で簡単なダンスを覚えてもらって、子どもたちの前で踊ってもらい、踊り終わった後、子どもたちに保護者のダンスを見た感想を言ってもらいます。ほとんどが「楽しかった」「上手だった」「きれいだった」などと褒めてくれます。子どもたちは大人たちを褒めるの大人たちは・・・。もっともっと子どもたちを褒めてやってください。子どもたちの「良いところ探し」が大事だと言われはじめてどのくらい経過するでしょうか。