つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信737号 サマー・カレッジにも県民性が?

2016年07月28日 | 抱っこ通信
何事にも一生懸命な福井の仲間が好きだな

先週末、福井サマー・カレッジも楽しく終えることができました。
初参加者が70%以上でしたから、さすがにスタートは表情もからだも硬かったです。
まっちゃんのあそびやゆずりんのうたを通して、少しずつからだも心も解れていくのが後ろから見ても伝わってきました。
参加者自身の中での解れ方はマックスなのかもしれませんが、私から見れば、それは福井らしい解れ方です。

そんなのあるの? と思われるかもしれませんが、あるのです。
感じる側の問題?なのかもしれませんけれどね。県民性、地域性なのでしょうか。

若い参加者が多いのですが、前週の愛知サマー・カレッジでの若者たちの解れ方とは明らかに違うのです。
もちろん、全員が、ということではありません。私が気付く範囲です。

福井の雰囲気はあそびを覚えることに一生懸命なんです。
あそびを遊ぶところまでなかなか気が回らないというか、仲間と戯れる、群れてあそぶという経験が少ないのでしょうね。
私はそういう福井の保育者、サマカレ参加者、実行委員が好きなんです。なんでも一生懸命だもんね。
もっともっと寄り道、道草、遠回りをしても良いような気がしますが・・・。

経験が少ないということではもう一つ。
ま、私が目にしたり、聞いている範囲ですが、愛知の仲間たちは、職場の仲間たちとのかかわりが、「保育」でつながっているだけでなく、自分から、もちろん、仲間たちから誘われてでしょうけど、いろいろな活動でつながっているのです。
文化活動やスポーツ活動であったり、組合活動であったり、地域活動であったり、同世代だけでなく、よき先輩?たちとのつながりもあるように思います。
そういう活動、そういう仲間の中で、日々の中で、たくさんの刺激をもらっていること、たくさんの学びになっていること、そういうことが福井の若者には少ないのではないかなと思うのです。

ですから、「保育」についてのつながりといっても、どういうつながりのなのでしょうかね。
つくられた中だけのつながりではないと思いますが・・・。
ま、この辺りは、幸福度日本一の福井県ですから、別に取り上げて言うことでもないですが・・・。



サマカレ実行委員として一緒に

福井サマー・カレッジも同じですが、どこの会場に行っても、私の予想よりも実行委員の人数が多いことが嬉しいです。
もちろん、諸般の事情で、定例的な会議には出られなくても、当日は実行委員として活動している仲間もいると思います。
なにしろ、実行委員の当日の仕事量は結構多いですからね。
また、サマー・カレッジが終われば、すぐに翌年のサマー・カレッジの準備に入らなければならないのですから、通年に近い活動です。
ほんとうに実行委員の仲間たちに感謝感謝です。

私の願いというか、希望として、一年中、保育の中でも、暮らしの中でも、活動の中でも、自らの生き方の中でも、“つながり”が真ん中にあって、人間らしく生きている仲間が増えることです。

もちろん、私のように“つながり”を生業とするわけではないですから、自ずと限界というか、制限・制約はあります。
それでも、“つながり”があるから保育もがんばれる、“つながり”の仲間たちがいるから「私」もがんばれる、という仲間が増えると嬉しいなと思っています。
がんばれるということは楽しくできる、楽しめるという言葉に代えてもいいですが。

私たちと“つながり”の活動・運動を主体的に協働する中で、自らの保育が、人生が、生き方が、少しでも豊かになってくれると嬉しいです。もちろん、自分のすべてではなく、いま、自分が「生きている」どこかに重なる部分があればいいのですが。

もしかしたら、実行委員会の核になっている仲間たちは、自らがこの重なる部分を発見し、少しでも大きく育てていってくれている仲間たちなのかなと思います。この人たちがいなければサマー・カレッジが成立しないのです。

まずは「私の要求」から出発して、「私たちの要求」としてサマー・カレッジを一緒につくってくれる実行委員が一人でも増えることを楽しみにしています。


京都・関東(東京)で

さあ、明日は京都へ移動です。今週末は京都サマー・カレッジ、8月13~14日は関東(東京)サマー・カレッジ。
この2会場で、私の2016年サマー・カレッジは終わりです。



『夢わかば』を今年のサマカレで初めてうたう

福井サマー・カレッジに鹿児島から田村さんが参加してくれました。
熊本地震を受けて、夢わかばプロジェクトとして『夢わかばカレンダー』を出版しようという話が持ち上がっています。
まだ、7割ほどしか出来上がっていませんが、その下絵を見せに来てくれました。
11月か12月に、今度は私が鹿児島に行って、進行具合を確認します。

二日目の私の時間の最後に、『夢わかば』の歌を、紙芝居を見ながら歌いました。
もちろん、絵を描いてくれた田村さんの子どもたちと夢わかばへの思いを聞きました。

また、『夢わかば』を創作した14年前に、敦賀市の保育園の年長さんだったKちゃんが、今年は保育士になってサマー・カレッジに参加していたのです。もちろん、前に出てきてもらって一緒に歌いました。その時の担任が実行委員の松永さん。サマー・カレッジにも誘ってくれました。

Kちゃんにとって保育園はどんな場所だったのだろうか?
松永さんをはじめ、先生たちがどんなふうに映っていたのでしょうか。

小さな実践を、ドラマを丁寧に丁寧に積み重ねていきたいものですね。

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抱っこ通信736号 サマカレで発見「責任」と「仲間」と

2016年07月21日 | 抱っこ通信
2016年サマー・カレッジも福岡・大阪・神戸・愛知と終わり、今月は、福井と京都、来月は静岡・関東(東京)・埼玉・山梨、教員バージョンが来月に京都・関東(千葉)と予定されています。

ここまでの4会場でいろいろな発見がありました。もちろん、毎年、感じていることですが、今年は会場問題とか、実行委員会問題とか、いろいろありましたので特に、です。


一つは「責任」ということです。

福岡会場も大阪会場も当初予定していた会場がいろいろな問題で確保できなくなり、日程も会場も変更せざる得ない状況に追い込まれました。追い込まれたのです。それでも、必死に会場を確保してくれて、日程も調整してくれて、無事に開催にこぎつけてくれました。

神戸会場も、4月のダンス伝達講習会の直前に、新体制の実行委員会で、会場確保などが、1月の代表者会議からなにも進展していないという状況がわかり、急きょ、前代表者?ともう二人で取り組むことになりました。大阪サマー・カレッジ実行委員会の仲間たちや関西のつながり仲間の協力で無事に開催出来ました。

神戸の仲間との話の中で出てきたことが「責任」という言葉でした。
「サマー・カレッジを待っている人たちへの責任をどう考えているか」「それを考えた時に、簡単にはサマー・カレッジをやーめた、とはならない」と。

嬉しいですね。きっと、これは神戸の仲間だけでなく、サマー・カレッジを開いてくれている仲間たち、つながりを広げてくれる仲間たちみんなの思い、決意なんでしょうね。

実行委員会に参加する仲間は、自分の思いとしてはもちろん、自分たち(仲間)の思いとしてサマー・カレッジを考えてくれているから、もう少し言えば、自分と、仲間たちと一緒にいる子どもたちのことを考えているから「責任」という言葉が出てきたのでしょうね。

つながりあそび・うた研究所としても、できれば集団として、二日制サマー・カレッジは講師三人体制で、一日制サマー・カレッジは講師二人体制でというように、参加してくれた仲間たちに(子どもたちに)、講師がそれぞれの研修内容に連動しながら、つながりの思いとその楽しさを届けることで「責任」をとれると考えて進めてくれていると思います。ま、二人が集団と呼べるかは?ですが。

ゆずりんもまっちゃんも集中して、良いものをつくろうと精いっぱい奮闘していると思っています。会場ごとにあそびの内容が変わっていることや話す内容が変わっていることにそれが見られます。もちろん講師である本人たちが一番楽しみながらですが。

二日目の午後には、それぞれの担当した研修内容で足りなかった部分や、全体の流れの中で欠けていた部分などを補うようなプログラムになっていることも「責任」の表れです。

サマー・カレッジでの私たちの「責任」とはなにか考えてみたいですね。


もう一つは「仲間」ということの発見です。

「たくさん、遊んで、歌って、踊って…
いろんな人と関わって…

人って良いなぁ〜って思う。
保育士って素敵な仕事だよな〜って思う。

サマカレは私の中で自分と向き合えたり、リフレッシュ出来たり、大切な時間です。

こんな素敵な研修会を、講師の方々や参加者の皆様と共有できる幸せ💕
名古屋から来た初参加の子達が『来年も来たい』って言ってくれる嬉しさ
リピーターもいる嬉しさ
初対面の人でも仲良くなれる、声かけてもらえる嬉しさ

何よりも
2日間過ごして、この愛知サマカレ実行委員会の仲間を素敵ってますます思う
そんな仲間の中に居させてもらえることを幸せに思う」

これは愛知の仲間のフェースブックに載っていた感想です。
他の研修会(講習会)にこれほど「仲間」を感じられる研修会があるでしょうか?

今、見られる研修会のほとんどが、講師との対面型というか、あそびにしても講師の真似っこというか、一方通行というか、参加者同士が関わることが少なく、気がついたら隣に誰がいたかわからなかった、で終わってしまうような研修会が多い気がしています。
そういう形のあそびが必要な場面も保育の中にはたくさんあります。もちろん、楽しいし、会場が盛り上げっていることには間違いないと思いますが。

私はつながりあそび・うたの、つながりという言葉の中に、タテのつながり=いのちのつながり(例えば『誕生日って』の歌やあそび)と、ヨコのつながり=仲間・社会のつながり(例えば、『手と手と手と』の歌やあそび)を意識しています。もちろん、そんな単純で簡単なことではありませんが。

タテのつながりを断ち切るのが戦争です。ですから「平和コンサート」を、自分からの持ち出しがあってでも続けています。

ヨコのつながり断ち切るのが、今はアベ政治です。ですから、人と人とがつながりあう楽しさを、生きる楽しさをつながりあそびで仲間たちと共に広げています。
生きる楽しさを奪うものに立ち向かう楽しさを広げているのです。

具体的に、よくユズリンが語ってくれるのですが、「ピカリンのあそびは隣の人と、横のつながりをつくっていく」ことです。
まっちゃんがあそびの後で良く口にする「あんた、だれだっけ」の言葉に象徴される、知らない者同士がからだと心をふれあって関係をつくっていくって、とても勇気がいるというか、恥ずかしくて、難しいことです。特に今の時代は、そして、若い世代には。
でも、からだと心を人と関わることで、サマー・カレッジではつながりあそび・うたの楽しむ中で、人とつながりあいを感じてもらって、自分は「ひとりじゃないさ」や「仲間がいっぱい」に発見してもらえることが嬉しいのです。

できれば、その楽しさを享受する側から与える側に変わっていってほしいです。最初の、参加して楽しかったから一緒につくる側、実行委員になってほしいのです。その方がフェースブックの感想の中にもあるように、より仲間を感じられるのです。

一人ひとりが自分の主人公でもあるし、集団の、社会の、歴史の主人公であるということを自覚してほしいのです。そのことが「タテ」と「ヨコ」の「つながり」をより豊かなものにしていくと思うからです。その一人と一人がつながることから、仲間になることからすべてが始まるのです。実行委員会はそんな場なんです。

ちなみに『手と手と手と』のあそびの中に手つなぎが入ってきますが、まず、自分が隣の人と手つなぎし、その手つなぎしてくれた人が主人公になって(変わって)、その人がさらに隣の人と手つなぎして、その人が主人公となってさらに隣の人と手つなぎ、というようになれば、オーバーな言い方ですが、永遠に他の人と手つなぎが広がっていくのです。だから♪仲間がいっぱい♪なんです。そんな思い、夢をもって『手と手と手と』を楽しんでいます。

「ファンはいらないけど、仲間はほしい」という私の言葉の意味もそこにあるのです。サマー・カレッジで、一人でも多くの人とつながり仲間になりたいです。


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抱っこ通信735号 ピッタリ抱っこが嬉しい

2016年07月13日 | 抱っこ通信
参議院選挙、結果は残念。
でも、多くの市民を声にこたえた「市民を主人公に」の選挙、政治戦のはじめの一歩が踏み出されたこと、結果を出したこと、そこに希望を見つけ、勇気と元気をもらいました。

長い目で見ると今回の選挙は大きな意味のある選挙になると思います。

但し、毎日の暮らしがさらに大変になっていくとと、
人間に、人間になるということがますます難しい時代に入っていくのかなという思いもありますが。

だからこそ、私に、もう少し、活動を続けていいよ、と言われたのかなと受け止めて、「笑って笑って笑って」いきますよ。明日から東京都知事選挙もあるしね。


一昨日、やはり8時間走って東京に帰ってきました。
往きの先週の金曜日は走って研修会。帰りはただ帰ってくるだけ。
同じ距離を走っても疲れが全く違います。もちろん、それでも疲れは半端じゃないですけどね。
神戸サマー・カレッジをしっかり勤め上げたのでね。


さて、昨日は埼玉県三芳町にある小鈴幼稚園父母会主催の親子つながりあそびコンサート。
昨年の夏休みに初めて企画されたのですが、「今年も是非!」と保護者さんたちから要望されて開かれました。

午前の前半は、年長の親子で遊びました。昨年、どんな感じで遊んだか、親子の反応はどうだったかを思い出すように『元気いっぱい』『満月仮面』で様子見です。正直、どこの会場でも最初は緊張しています。
昨年、親さんたちが自分が生まれた意味を考えたという『誕生日って』のリクエストがあったので、肩組み、手つなぎしながら歌いましたよ。このあたりで、なんとなく昨年の「感じ」がつかめてきました。

感じがつかめればあそびは遊びに集中。親子で『相手がいるから』、『でんしゃにのってゴーゴーゴー!』重きり走って。全員で輪になって『大きくなるんだ』のダンスをみんなで踊りました。最後はもちろん『夢わかば』の紙芝居。

午前の後半は、年中の親子。『元気いっぱい』の後に、『ゴシゴシゴシゴシ』を入れて展開。親子二人きりのあそびから、参加者全体に広がるように考えました。楽しさが広がったかな?『だるまさんと』との絵本あそびから『おさんぽおさんぽ』。家族の枠を超えて楽しんでいる姿にニンマリでした。

午後は年少の親子。少々眠たい子どももチラホラ。無理もないです。
『おはようのうた』の後に『だるまさんが』の絵本あそびから、さらに絵本あそび『はらぺこあおむし』。『はらぺこあおむし』の歌をうたいながら、仰向けに寝ている子どもに、親さんが親指と人差し指で子ども体中を這いまわって、おいしそうなところ(からだ)をムシャムシャするだけのあそびです。話は絵本を展開しながら遊んで行きます。この日は「金曜日、オレンジ5個食べました」で終わってしまいましたが。
今年も窓口になってくれたつながり仲間のあゆ先生「私、はらぺこあおむし、初めて」と言っていました。

最後の『夢わかば』の前に『おちゃらかホイダンス』。回数を重なるたびに、最後の親さんに飛びつく子どもたちの笑顔が広がっていくことと、抱っこがぴったり抱っこになっていくのが嬉しかったです。

9月には、同じ法人の子育て支援センターと2歳児クラスの親子約120組とあそびます。楽しみです。


サマー・カレッジ。今週は愛知会場、来週は福井会場、再来週は京都会場です。
3回終わっていますので、今年のサマカレもだんだん調子が出てきて、さら盛り上がっていくことでしょう。

まっちゃんの時間をもう少し保障しないと反省しています。オープニングのおしゃべりを短くすることは難しいから、まっちゃんの時間の終了時間を延ばすことかな、と考えています。

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抱っこ通信734号 明日は自分のための一票を

2016年07月09日 | 抱っこ通信
明日は参議院議員選挙の投票日です。

神戸サマー・カレッジの会場からはダンスを踊る若い仲間たちの楽しそうな歓声が聞こえてきます。この楽しさを、仲間たちのいのちを輝かせることが私たちの活動であり、よろこびでもあるのです。
自分のいのちを輝かせるため、自分の人生を楽しいものにつくるため、一票を投じてください。

昨年、私の思いを書いた抱っこ通信600号を再掲します。
「戦後(敗戦)70年目の今年に、という思いもありますが、「積極的平和主義」の名のもと、戦後、一貫して守りつくられてきたこの国の「平和主義」を根本から変え、戦争できる国へと着々と触手を伸ばしている安倍政権。民意を無視し続け、非民主主義的に、かつまた、強引に推し進める姿勢にも大きな危機感を覚えます。だからこそ、いま、歌わなければと思い創作しました。

私自身は、あの戦争を体験していません。1947年生まれです。憲法と同い年です。
ですから、今回のようなテーマの曲は歌い続けるとしても、戦後70年の今年は、自分としての最後に近い大きなチャンスなのかなと思っています。

戦争を体験していないということは、とても幸せであり、大事なことです。この国の子どもたちだけでなく、地球上のすべての子どもたちに、戦争を体験させてはいけないのです。また、地球上のあらゆる戦争、戦争状態を止めさせ、戦下の子どもたちが、子どもらしい、人間らしい暮らしができるようにしなくてはと思うのです。きっと誰でもが願っていることだと思います。私たちの子ども、孫にもです。平和を守る、つくりだすのは、誰かに与えられるのではなく、私たちの闘いにあるのです。

私が言い続けている、九条の子ども「戦争をしない子ども、戦争を許さない子ども、平和を守り広げる子ども」は、そのたたかいの主人公になれる子どもなんです。九条の子どもを生み、育て、守ることです。だからこそ、いま、うたわなければと思って創作しました。

以前に書きましたが、戦争体験のない私は、戦争を体験した子どもたちの詩や文章に曲をつけてうたっていますが、この『あなたを』は、私が父親から、母親から唯一聞いていた話を基にしてつくりました。
ほとんど子ども時代から家には立ち寄らない私ですから、両親からじっくり話を聞くという機会がありませんでした。外で遊んでいた方が楽しかった子どもであり、青年でした。
そんな私が、高校生の頃の正月に、父親が親戚のオジサン(父親の従兄弟)との酒の席での話を基にしています。母親の話は小学生の頃に、家の近くに焼夷弾が落ちた跡あったこともあり、焼夷弾の落ちてくる話はよく聞いていて、最後は必ず、「はじめ(私)だったら怖くて泣いていただろうね」と。どうもなにかがあって「お前は意気地なし」ということを言いたい時に話していたような気がします。


あなたを~父母から聞いていた時代に戻してはならない~

作詞・作曲 二本松はじめ

1.瞼をギュッと閉じると 花火の雨が見えてきた
  母から何度も聞いていた 焼夷弾の嵐  
  たちまち町は火の海 川が燃え 橋が燃え
  家が燃え 人が燃えた 地獄を見ていた
    火の海から生まれたあなた 焼け跡から生まれたあなた
    安心して眠りないさいと 母のように語りかける

2.瞼をギュッと閉じると 無言の列が見えてきた 
  父から何度も聞いていた 兵士という人形
  土足のまま踏み躙り 理由(わけ)も知らず人を殺し
  軍隊という名の狂気 地獄を見ていた
    人形から生まれたあなた 人に返って生まれたあなた
    人間らしく歩きなさいと 父のように語りかける

3.瞼をぎゅっと閉じると 再び軍靴が聞こえてきた
  父母から何度も聞いていた 耳を澄ませなさいと
  戦争は誰も知らぬまに 静かに始まっていると
  秘密の秘密ごく秘密 目を口を開きなさい
    自由願って生まれたあなた 平和願って生まれたあなた
    再び戦争をしないと誓った あなたは語りかける

  父と母が聞かせてくれた 遠い日に目をやり
  戦争だけはいけないと 戦争だけはいけないと
  人は幸せになるため 人を幸せにするため
  生まれてきたのだから 憲法を生かそう
  人は幸せになるため 人を幸せにするため
  生まれてきたのだから 憲法を生かそう」

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抱っこ通信733号 床に座るのも躊躇なく

2016年07月08日 | 抱っこ通信
今夜は大阪障教、大阪府障教主催の講座。この4月から市の特別支援学校が府の特別支援学校に。ということで主催に両者の名前が。約100人前後の先生たちが集まり歌いあそび楽しみました。

今回で何回目になるのかな?ここ3年は連続して担当させていただいていますが。
「前に来て座りましょう」の呼び掛けに、躊躇なく床に座る先生たち。みなさん、通勤服のままなんですが・・・。ここ2年は椅子に座って遊んでいたので、今回は椅子を退けて遊びました。

新採さんも多いということで、遊び方、歌い方というよりも子どもたちとの向かい合う姿勢とかについておしゃべりしながら楽しみました。

朝、東京を出発して8時間走って、講座を担当して、と言うのは久しぶり。若い頃は、ま、50代はなんともなかったのですが、今はさすがに疲れます。神戸のホテルに入ってバタンキュー。
明日からの神戸サマカレ、がんばります。

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抱っこ通信732号 私の投票の基準は

2016年07月06日 | 抱っこ通信
今日は内科、昨日は眼科、一昨日は整形外科と、一カ月に一回通っています。医院にいる人はじいさん、ばあさんばかり。ふと気がつくと自分もその仲間入りしています。普段はまったく気にしていませんが、この時だけは年齢を感じてしまいます。

体調はすべてで良い方向に向かっています。順調だそうです、太っていることを除けばね。両親とも太っていました。私の今の体形はおやじそっくりです。頭の方もね。体重の遺伝率は74%だそうです。ま、太っているのは遺伝でしょう、と言い訳しておきます。



昨日、期日前投票に行ってきました。7月10日は神戸サマー・カレッジを開催していますからね。

私の投票する基準は簡単です。つながりあそび・うた研究所を立ち上げる前から、いのちのつながり、人と人とのつながりを豊かにする人、政党に投票してきました。
特に、子どもたちとそのつながりの楽しさを一緒につくりたいとねがっていますから。

そのつながりを保障するのが憲法であり、憲法九条だと考えています。
そのつながりを断ち切るのが人間が起こす戦争です

ですから、現憲法に関していろいろな考えがあって当然ですが、結果的に、いま、憲法の改正を口にする人たちの、政党の最終目標は憲法九条を改悪することなのです。しかも、この参議院選挙が始まったら、憲法改正のことに口を閉ざしているのです。いかに、その改正案の内容が国民に支持されないかという証明でもあるのです。

特定秘密法、集団的自衛権、戦争法(安保法制)などなど、憲法違反をしてもこの国を戦争できる国へと変えてきた政党に、この選挙で、♪いのちが一番、平和一番、子どもに一番 好き好き大好き 九ちゃん大好き みんなの宝♪(『九ちゃん音頭』より)と私たちの大きな反撃の声をぶっつけましょう。


~子どもたちと育ちあうあなたへ~
ほんの少しだけ
     作詞・作曲 二本松はじめ
   
父や母は 私のことを 父や母の時代よりも
少しだけ ほんの少しだけ 幸せになってほしいと
休むことなく 一生懸命 働き育ててくれた

おはようと 家族みんなが 顔を合わせられる喜びを
白いごはんを おなかいっぱいに 食べられる喜びを
夢を見ながら  ゆっくりと 眠ることの喜びを

あらためて大声で 叫ぶことではなく
いのちが この地球に 生まれたその時から
親たちがずっと願って 願ってきたことです

私は歩き続けた 時には駆けだしたりしながら
少しだけ ほんの少しだけ 幸せになってゆこうと
待ってくれる 仲間たちの 笑顔に励まされながら

私が 私であるために 歩き続けてきたのです
空回りも 行き違いも きっとあっただろうけど
あなたのためにも 明日のためにも つながることを信じて 

あらためて大声で 叫ぶことではなく
いのちが この地球に 生まれたその時から
親たちがずっと願って 願ってきたことです

そんな私から あなたにひとつ お願いがあります
少しだけ ほんの少しだけ 幸せになってほしいからです
いのちを授かったものとして いのちを受け継いだものとして
願い続けてきたことです ほんの少しだけ 幸せになってほしいからです

戦争をしない子どもを育てることです
戦争を許さない子どもを育てることです
平和を広げる子どもを育てることです。

あらためて大声で 叫ぶことではなく
いのちが この地球に生まれたその時から
親たちがずっと願って 願ってきたことです

いま あなたのためにも 子どもたちのためにも 未来のためにも
少しだけ ほんの少しだけ 幸せになってほしいから
憲法九条を 一緒に考えてほしいのです

父や母は私たちを 父や母の時代よりも
少しだけ ほんの少しだけ 幸せになってほしいと
憲法九条を生み育てて 手渡してくれたのだから

日本国憲法 第九条
1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

私たちも あなたのことを 私たちの時代よりも
少しだけ ほんの少しだけ 幸せになってほしいから
自由をからだいっぱいに 生きてほしいのです

数え切れない愛をありがとう たくさんの迷惑 ごめんね
少しだけ ほんの少しだけ 幸せになってゆこうね
大好きなあなたと 大好きな仲間たちと

少しだけ ほんの少しだけ
少しだけ ほんの少しだけ

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抱っこ通信731号 出てきた小学校の通信簿

2016年07月05日 | 抱っこ通信
昨日は姉の運転手。車の中では、昔は全くしなかったおしゃべり。おしゃべりをしなかった理由は、私が実家に立ち寄っていなかったからです。

そのおしゃべりの中で、今度、家を一部改築するにあたって部屋を整理していたら、姉弟の小学校時代の通信簿が出てきたので、お前の分を持って帰って、という話が。

母親ってえらいね、こうやって子どもたちの通信簿も残してくれているのだから。

父親の方はいうと、職場の同僚との写真や、踊り仲間との写真や、孫たちの写真や、夫婦で旅行に行った写真などなどがアルバムにきちんと整理して残してあったそうです。

そんな親の遺伝子は、私には全くありません。ひとかけらでもあったら良かったと思いましたが・・・。

さて、その小学校時代の通信簿を1年生の時から恐る恐るめくってみました。6年間を通して学習の記録(学力)の方は長嶋さんです。

6年生の3学期には「こつこつとよく勉強しているようです。国語、算数、理科も普通の上の方です。これからもしっかりがんばってください」と書かれていました。

行動の記録には「明るくまじめな態度で学級に協力的でありました。仕事や作業なども気持ちよく責任をもってできたようです」と書かれていました。

そんな子どもだったんですね。そんな子どもがこんな大人になっちゃって、ね。なんだか笑っちゃうけど胸がジュン、です。

私が私の人生の中で大きな転機と考えている一つが、小学校4年生の時の家の引っ越しです。転校はせず、電車で3駅を通学していました。
両親は、子どもたちのことを考えてくれて転校させなかったと思うのですが・・・。
小学校時代は良かったのですが、中学校に入ると、家に帰っても近所には友だちがいない!というのがどうだったのかな?なんてよく考えてしまいます。

でも、そのことも「今の私」を創っているのですから、と肯定的に捉えていますけれどね。

その4年生の学習の記録は、ほとんどよっちゃんでした。行動の記録には「まじめで落ち着きがある。手際が良く不言実行型である」と書かれていました。そうだったんだ。
通信簿を眺めながら、ちょっぴり子どもの頃の自分を振り返り、懐かしんでいる今日のピカリンです


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抱っこ通信730号 7・8月のサマー・カレッジ

2016年07月04日 | 抱っこ通信
2016年サマー・カレッジも福岡会場と大阪会場が終わりました。
どちらも地域性というか、実行委員会の仲間たちのつながりの特徴が出ていて、どこにもない楽しいサマー・カレッジになりました。

会場の確保の問題で、当初の日程をチェンジしたりして、サマー・カレッジを開催したい、良いものにしたいという熱い思いが伝わってきました。ほんとうに実行委員会の仲間たちには感謝の一言です。

日程が変わったことから、福岡会場にはまっちゃんが参加できず、大阪会場には、私が二日目からの参加になってしまいました。
今年の二日制の三人講師というサマー・カレッジの基本から考えたら、参加者のつながりへの思い、要求に100%応えられたかというと少々悔いが残りますが。

福岡会場の参加者からは、やはりまっちゃんのあそびやうたやダンスも楽しみたかった、覚えたかったという声もありましたし、大阪会場の参加者からは一日目と二日目の会場の雰囲気や講師陣からの伝わってくるものが違っていたという声をいただいています。
もちろん、できるところで、それに代わるものは十分につくれたと思っていますが。

どんなあそびやうたやダンスをやったかということも大事ですが、ゆずりんやまっちゃんや私の三人の存在がサマー・カレッジをみんなでつくりあげていくということにつながっているのだなと思い知らされました。

さて、今週の神戸会場からは通常通りの二日制の三人講師というサマー・カレッジが始動します。
私も一日目は参加しながらゆずりんとゆずりんのリードと参加者とでつくりあげるサマー・カレッジに浸りながら、観察?しながら二日目に臨みたいと思っていますよ。

教員バージョンの1日制サマー・カレッジ
8月11日 京都会場 ガレリアかめおか 5500円
8月15日 関東会場 まつど市民活動センター 5000円
講師 ゆずりん(中山讓)


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抱っこ通信730号 今後のサマー・カレッジは参加者募集中

2016年07月04日 | 抱っこ通信
2016年サマー・カレッジも福岡会場と大阪会場が終わりました。
どちらも地域性というか、実行委員会の仲間たちのつながりの特徴が出ていて、どこにもない楽しいサマー・カレッジになりました。

会場の確保の問題で、当初の日程をチェンジしたりして、サマー・カレッジを開催したい、良いものにしたいという熱い思いが伝わってきました。ほんとうに実行委員会の仲間たちには感謝の一言です。

日程が変わったことから、福岡会場にはまっちゃんが参加できず、大阪会場には、私が二日目からの参加になってしまいました。
二日制の三人講師というサマー・カレッジの基本から考えたら、参加者のつながりへの思い、要求に100%応えられたかというと少々悔いが残りますが。

福岡会場の参加者からは、やはりまっちゃんのあそびやうたやダンスも楽しみたかった、覚えたかったという声もありましたし、大阪会場の参加者からは一日目と二日目の会場の雰囲気や講師陣からの伝わってくるものが違っていたという声をいただいています。
もちろん、できるところは、それに代わるものは十分につくれたと思っていますが。

どんなあそびやうたやダンスをやったかということも大事ですが、ゆずりんやまっちゃんや私の三人の存在がサマー・カレッジをみんなでつくりあげていくということにつながっているのだなと思い知らされました。

さて、今週の神戸会場からは通常通りの二日制の三人講師というサマー・カレッジが始動します。
私も一日目は参加しながらゆずりんとゆずりんのリードと参加者とでつくりあげるサマー・カレッジに浸りながら、観察?しながら二日目に臨みたいと思っていますよ。



表中の関東(東京)会場の日程が間違っています。
正しくは、8月13~14日です。
申し訳ございません。


教員バージョンもあります。講師はゆずりん(中山讓)
8月11日 京都会場 ガレリアかめおか 
8月15日 関東(千葉)会場 まつど市民活動サポートセンター

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二本松はじめスケジュール更新(7~12月)

2016年07月02日 | スケジュール
二本松はじめスケジュール


【2016年7月二本松はじめスケジュール】

8日(金)★ni大阪市立障害児学校教職員組合実技講座「すご技!つながりあそび」
9日(土)★サマー・カレッジin神戸
10日(日)★サマー・カレッジin神戸
12日(火)am&pm小鈴幼稚園年齢別親子つながりあそびコンサートin埼玉県三芳町
15日(金)am&pm岐阜県立中濃特別支援学校コンサート2ステージ
16日(土)★サマー・カレッジin愛知
17日(日)★サマー・カレッジin愛知
23日(土)★サマー・カレッジin福井
24日(日)★サマー・カレッジin福井
30日(土)★サマー・カレッジin京都
31日(日)★サマー・カレッジin京都


【2016年8月二本松はじめスケジュール】

1日(月)ni大阪府島本町幼稚園教員研修会
3日(水)pm宮崎県幼稚園連合会県北地区会研修会in日向市
5日(金)★陽だまり保育園平和コンサートin栃木県高根沢町
13(土)★サマー・カレッジin関東(東京)
14(日)★サマー・カレッジin関東(東京)
20日(土)★全国合研in松江市
21日(日)★全国合研in松江市(実技講座)
22日(月)★全国合研in松江市
28日(日)2016年サマー・カレッジ総括会議


【2016年9月二本松はじめスケジュール】

2日(金)am東久留米ミニツアーわらべみなみ保育園
3日(土)pm山口市保育士研修会
4日(日)am津和野町子育て講演会(予)
6日(火)pm御殿場幼稚園親子つながりあそびコンサート
8日(木)am東久留米ミニツアーしんかわ保育園
9日(金)am東久留米ミニツアーはちまん保育園
13日(火)am東久留米ミニツアーちゅうおう保育園
15日(木)am東久留米ミニツアーまえさわ保育園
16日(金)am東久留米ミニツアーはくさん保育園
23日(金)pm北海道ツアー釧路専門学校特別授業
26日(月)ni北海道ツアー根室市保育士会研修会


【2016年10月二本松はじめスケジュール】

14日(金)am福知山市子育て講演会
15日(土)pm丹波市つながりあそび自主研修会
18日(火)am七海保育園つながりあそびコンサート
19日(木)am御殿場市玉穂地区親子つながりあそびコンサート
20日(金)~岩手ツアー
22日(土)pm盛岡市保育士研修会
23日(月)am久慈市小久慈保育園親子つながりあそびコンサート
~26日(水)岩手ツアー
29日(土)pm津市公私立保育士研修会
30日(日)pm小牧おひさまクラブつながりあそびコンサートin小牧市総合福祉会館
31日(月)福井ツアー


【2016年11月二本松はじめスケジュール】

1~9日福井ツアー
10日(木)amオリンピア保育園つながりあそびコンサートin調布市
11日(金)ni名古屋市熱田区保育士会研修会
12日(土)amルンビニー保育園親子つながりあそびコンサートin恵那市
      Pm尾張2市3町保育士会研修会in大口町
18日(金)ni草加市保育士会研修会
19日(土)amアップル保育園親子つながりあそびコンサートinさくら市
23日(水)am豊岡市但東町つながりあそびコンサート
24日~鹿児島療育ツアー第8弾


【2016年12月二本松はじめスケジュール】

~14日鹿児島療育ツアー第8弾
17~18日山梨大学教育学部集中講義
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