つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信1100号  ここに来て

2020年02月27日 | 抱っこ通信
 ここに来て、3月1日の東日本大震災復興支援夢わかばプロジェクトコンサート第10弾「春を迎えに出かけよう」の参加申し込みや、コンサートをやるか中止か、の問い合わせが増えています。整理券で参加者数の把握に努めているのですが、どうしても当日にお見えになる人が多いようです。
 
  支援コンサートということで、今までは100人規模で、整理券やチケットを準備せずに当日カンパという形をとっていたのですが、これからの組織の在り方を検討しなくてはと思います。

 残念ながら3月1日の東日本大震災復興支援夢わかばプロジェクトコンサート第10弾「春を迎えに出かけよう」は、コロナウイルス感染拡大予防のために中止になりました。

 出演を予定していた大須賀ひできさん、シモシュさん、玉木孝治さん、港新婦人コーラスコスモスのみなさん、整理券を広めていただいたみなさん、整理券を購入してくれたみなさん、参加を予定していただいたみなさんにはご迷惑をおかけします。申し訳ございません。

 大須賀ひできさんのコンサートは、コロナウイルス感染の危険性の収まり状況により、秋になるか、いつになるかわかりませんが、企画したいと考えています。


 さて、本日、会場予定だった成美教育文化会館から嬉しい連絡がありました。
 払い込んでいた会場費を、来年度いっぱいにホールを使った企画があれば充当してよい、という決定が出たということです。今回は会場をキャンセルする事情が事情なので考慮してくれたのです。
 さっそく来年度の東日本大震災復興支援夢わかばプロジェクトコンサート第11弾で使用したいと思います。


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抱っこ通信1099号 ただいま

2020年02月17日 | 抱っこ通信
ただいま!
元気に帰ってきました。もう一度“からだも心も自由に”ということの大切さと幸せを感じています。
さあ、無理せずぼちぼち活動を再開しますか。

この間、3月1日の「東日本大震災復興支援夢わかばプロジェクトコンサート第10弾」の取り組みも全レク一座任せになってしまいました。一番大事な時期を抜けてしまったので残り2週間、踏ん張ります。

先日、私は出席できませんでしたが、夢わかばプロジェクトコンサートのゲスト出演者大須賀ひできさんと音響担当の瀬浪さんと舞台監督伊勢亀さんの打ち合わせが行われました。打ち合わせというかだいぶ話の花が咲いたようです。地元、東久留米でのコンサートということで大須賀さんも気合が入っていたようです。

大須賀ひできについては、今回のチラシには「元デューク・エイセストップテナー、シンガー・ソングライター、東久留米在住」とだけ紹介してありますが、彼の活動のほんの一部というか、何も紹介できていないと思います。


昨日、久しぶり「三輪車一座ライブ 1979.6.8」のLPレコードを引っ張り出してきました。ジャケットには三輪車一座の川津恒一、安田雅治郎と共に大須賀ひできのサインがあります。どれだかわかりますか。日付は、1980年9月6日となっていますが、どこのコンサートで購入したか思い出せません。。

私の知っている大須賀ひできは、この頃の大須賀ひできなのです。誰かのセリフではないですが、「あれから40年」、大須賀ひできは大変身しました。でも、変わっていないことがあります。三輪車一座当時はフォークソング好きの青年の中に、そして、今も「人々の中に入ってうたう」「うたを届ける」ということは少しも変わっていないのです。そこが嬉しいです。。

「ミスサイゴン」「レ・ミゼラブル」に出演したミュージカル俳優としても活躍、デューク・エイセス(1955年に結成された日本を代表する男声コーラスグループ)に加入しトップテナーとしても活躍、そんなじっせきもありながら、全国を自分の足で回って、体温を感じられるような小さな会場でも歌いつづけているのです。そこが魅力です。

昨年1月の日本のうたごえ祭典70周年記念で同じステージに立ち、久々に再会しました。少しも変わりなく接してくれたのが嬉しかったです。3月1日、夢わかばプロジェクトコンサートでどんな演奏を聞かせてくれるか楽しみです。大須賀ひできのプロフィール等はおいおい紹介していきます。

夢わかばプロジェクトコンサートの出演者、演奏曲目を紹介していきます。3月1日はお友達をお誘いの上、ご参加ください。お待ちしています。





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抱っこ通信1098号 ステキをみつけよう

2020年02月02日 | 抱っこ通信
 今日は、第37回東久留米保育・教育・子育てを考える集会に参加し、近藤直子さん(日本福祉大学名誉教授・全国発達支援通園事業連絡協議会会長)の記念講演を聞いてきました。

 久しぶりの子育て集会です。実のところ3~4回目の参加です。なかなか自分の活動が、子育て集会の日程と重なって参加できなかったのです。過去1回は、分科会(子どものあそびだったかな?)を担当しました。子育て集会第10回記念に応募したテーマソングも歌ったりもしました。
 ちなみに、その曲は『待ってるよ』(1999年に音楽センターよリ出版した『青空この街』に収録)です。もう一曲、市内の小学校教員田山千恵子さんの応募詩『子どもたちよ~子らの笑顔が見えるまで~」にも曲をつけました。

 近藤さんの講演テーマは、「子どもの『ステキ』をみつける~楽しく のんびり みんなで子育て~」。東京生まれ、大阪育ちの近藤おばちゃん(失礼)のお話ですから、ざっくばらんで、具体的で分かりやすく、たくさん笑っちゃうところもありました。
子ども側から視点での子どもの姿・心をやさしくわかりやすく、また、親の側の言い分?も共感できるものばかりで興味深く聞くことができました。
 同時に、親や保育士など子どもと育ちあう大人側の、一人の人間としての生き方も問われたように思いました。

 お話の中での楽しいということが生きる力になるというという言葉も嬉しかったです。つながりあそび・うたを広げるものとして、この言葉は、改めて応援歌になりました。つながりあそびの楽しさは、「思わずからだが笑っちゃう」楽しさであり、「(生きる)楽しさを奪うものに立ちむかう楽しさ」と言い続けています。全国のつながり仲間と共に開催するサマー・カレッジは、「まず、先生自身が楽しさを経験しよう」という願いから出発しています。
 ますます、人間らしい「楽しい」を追求しなければと思いました。


 講演中、ずっと考えていたことがあります。
 それは子どもの「ステキ」をみつけることと、保育仲間の「ステキ」をみつけることと、自分の「ステキ」をみつけることが難しくなっているのはないかということです。もしかしたら、今日は、みつけようともしなくなってしまったでは、ということです。

 私がつながりあそびの活動で、保育の現場に入ると気になるのは、保育士さんたちが、仲間として、労働者としての仲間たちの「ステキ」をみつけられなくなっているのでは、ということです。

 それは一部の仲間だけではないのです。現場の忙しさや厳しさ、労働条件の劣悪さなど、仲間たちの一人ひとりをみつめる余裕も奪われているからです。結果、どうしても、自分も含めて他人の「つまらない、欠点」をみつけがちになってしまいます。「ステキ」をみつけられないどころか、「ステキ」をみつけるという人間的な目や耳が奪われ、人間的な「ステキ」という感情までも劣化させられてきているのではと危惧しているのです。

 「子どものステキ」、「仲間たちのステキ」だけではなく、「自分のステキ」さえみつけることが難しくなっているし、考えることもしなくなっているのでないでしょうか。それはどこからくるのか。教育、競争、評価、自己責任、格差・・・あきらめ・めんどう・無関心・・・。などなどを生みだしている社会?

 近藤さんは「(子どもたちは)『ステキな自分』を実感できにくいうちは『死んでしまえ』『殺すぞ!』といった暴言を吐くこともあり保育者は戸惑うのですが、自信がもてないつらい気持ちを小集団で受け止められ、好きなことにじっくりと取り組みしっかりと力を発揮し、集団での役割を果たし認められることで『ステキな自分』を発見しなおします。大人にじっくりと向き合ってもらい仲間に認められる体験を、心から求めている子どもたちです。」(『ステキをみつける保育・療育・子育て』近藤直子著、2015年全障研出版部発行)と書かれています。

 いま、大人たちにも同じことが言いたいです。保育という仕事は一人では成立しない仕事です。まずは、自分から、仲間たちに、「自分」を、「自分の思い、考え」を吐露することから始めることが大事なのでしょうか。
 そんなおおそれたことでなくても、「自惚れ」「自己本位」でいいのではないでしょうか。また、つまらない、欠点だらけの、弱い「自分」でもいいのです。
 いまは好きじゃない、ステキじゃない自分がいても、だれだって、自分が自分を好きになりたいと思っています。ステキな自分になりたいはず。いつか、そんな扉を開けるのは自分です。そして、仲間の中です。つながりあそび・うたはそのことも願っているのです。

 子どもには「育つ力」がある、と近藤さんは講演の中でお話ししていました。大人だって、私だって、私たちだって「育つ力」はあるのですから。


 子育て集会に参加した理由の一つに、講演テーマ「子どもの『ステキ』をみつけよう」そのものがありました。
 2015年に自主出版したCD『笑う門には福来る』の中に収録した『あしたはどんな花を(夢の樹)』に♬自分の中にある大好きを見つけよう 仲間の中にある素敵を探そう♬と歌っていたからです。
 『夢わかば』から少し成長した子どもたちに歌ってほしいと思って創作したものです。ですから、講演の内容に興味あったのです。


あしたはどんな花を(夢の樹)
      作詞・作曲 二本松はじめ

つややかに光る 太い幹
大地にしっかり踏ん張って
希望に向かって 両手を伸ばして
夢を飾る枝たち
風が伝えてくれる あしたはどんな花を
咲かせてくれるのか きみの花を
自分の中にある大好きを見つけよう
仲間の中にある素敵を探そう

きらやかに光る 若葉たち
枝にしっかりつかまって
希望に向かって 顔をあげて
夢を咲かせる蕾たち
風が伝えてくれるよ あしたはどんな花を
咲かせてくれるのか ぼくの花を
自分の中にある大好きを見つけよう
仲間の中にある素敵を探そう

あざやかに光る 仲間たち
蕾をしっかり 膨らませ
希望に向かって 陽光をあびて
夢を歌う こだまたち
風が伝えてくれるよ あしたはどんな花を
咲かせてくるのか 仲間の花を
  自分の中にある大好きを見つけよう
  仲間の中にある素敵を探そう
自分の中にある大好きを見つけよう
  仲間の中にある素敵を探そう


待ってるよ
     作詞・作曲 二本松はじめ

  オーイオーイ 待ってるよ
  オーイオーイ 待ってるよ

1. ひとつひとつ しずくが光る 青い空 輝かせ
  いつの日にか 大きな海で 出会うため 街の中 走る
  オーイオーイ 待ってるよ オーイオーイ 待ってるよ 
  自分のことを好きになれる 人にもやさしくできるから
  そんなまちを そんな人を好きだから つなぎたい あなたと

2. 春を呼ぶ 歌が聞こえる そよかぜに ひろがって
 いつの日にか 芽吹く季節 笑い声 街の中 ひびく
  オーイオーイ 待ってるよ オーイオーイ 待ってるよ 
  自分のことを好きになれる 人にもやさしくできるから
  そんなまちを そんな人を好きだから つなぎたい あなたと
  オーイオーイ 待ってるよ オーイオーイ 待ってるよ
  オーイオーイ 待ってるよ オーイオーイ 待ってるよ



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