つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信1027号 🎵だいこん一本抜いてきて🎵

2019年06月28日 | 抱っこ通信
今日(28日)は、堺市西区役所子育てひろば“ほほえみルーム”に遊びに行ってきました。運営しているのはNPO法人子育てネットみちくさのみなさんで、保育、子育て経験も、年齢も幅広いスタッフで運営されていました。

今回は月一のほほえみルームイベントに、堺つながり隊の仲間(月一スタッフ)からの紹介で遊びに行ってきました。約40組の親子とスタッフで『おはよう』からスタートですが、?か月の赤ちゃんから1歳児が中心で、2歳児さんは少なかったようで「おはよう」の挨拶も返ってきません。
ま、そんなもんかと『くっついた』『ぬくぬく』『ゴシゴシゴシゴシ』とお母さんたちを頼りに、お母さんたちに

より動いていただこうと進行していきましたが、ボチボチでした。

30分を経過していたので「みんなで散歩に行くよ。目的地は絵本ひろば」なんていいながら『さんぽ いっしょに行こうバージョン』。一応、歌いながら歩いてくれましたが、座っている親子(ストップの合図に止まれなかった人)に「いっしょに行こう」となかなか誘えなかったです。誘わなくてはという気持ちがあることは伝わってくるのですが・・・。この時間までがものすごく楽しければ、親さんの体と心が動いていれば、きっと誘い合えたでしょうね。

「おなかが空いたからおにぎりを食べよう」で『おむすびころりん』。4個食べて、お茶を飲んで「ピカリンの家ではおむすびを食べるときは、必ずたくわんを食べるよ」と『だいこん漬け』。これはほほえみルームでもあそんでくれていたらしく、やっとお母さんたちにも笑顔とリラックスした姿が見えました。デザートは、『バナナ』でした。

絵本は「お母さんたのために選びました」とことわって『うし』。2回歌いました。最後は、紙芝居『夢わかば』『サヨナラ明日もね』。ちょうど60分のあそぼう会でした。少しでもお母さんたちが笑顔になってくれたので嬉しかったです。

正直、あそびの数が多かったと思うし、お母さん同士のおしゃべりもあそびの中でつくっていければと反省です。終了後、控え室にサインを求めるお母さん(育休中の保育士や教員)が何人か。代表者から「お母さんたちから、楽しかったから、またピカリンをよんでください、と声をかけられました」とおっしゃっていただきました。
少しの時間でも、いつ遊んでも親子の心に寄り添うことが難しい子育て支援の遊びの会です。

つながり隊の仲間たちも3人顔を見せてくれました。いつも子育て支援や子育てサークルや保育園等につながりあそびを出前している仲間たちです。何か一つでも活動のヒントになったら嬉しいです。






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抱っこ通信1026号 🎵よく見てほしい 明日へ一歩🎵

2019年06月27日 | 抱っこ通信
今日(27日)は、児童発達支援センター守口市立わかくさ・わかすぎ園に遊びに行きました。子どもたちと保護者は、G20サミットの交通規制の影響はほとんどなく、定時にわかくさ・わかすぎ園に集まってきました。

10時から遊戯室で、いつものように朝の会を全体で行ってから、ピカリンとみやちゃんとあそぼうが『おはよう』からスタートしました。初めて出会う子どもたちと親さんたちですから、うたごえや表情や動きを見ながらというか探りながらのスタートでした。

『くっついた』では、みやちゃんも子どもたちの中に入り、「いちご好きな人?」「りんご食べたい人?」などと聞きながら進めていきます。手をあげてくれた子どもたちと対話しながら、りんごやメロンを食べてもらいながらです。
次は、親子や先生たちとからだとからだをくっつけての『くっついた』。笑顔もたくさん見られます。

そして、『テイクオフ』。お母さんたちに飛行機に乗ってどこに行きたいかを聞いての『テイクオフ』です。約80人には狭い遊戯室を走りまわってくれました。親さんの最後は、お父さんにどこに行きたいかを聞きましたが、そのやりとりを見ていた保護者や先生たちは大笑い。「なんか変だな」と思ったのですが、、お父さんではなく先生だったのです。大誤りです。

あそぼう会が始まる前は部屋のクーラーはよく効いていたのですが、小雨交じりの蒸し暑い日でしたから動き出すと熱い熱い。ここで絵本あそび『うし』。1回目より2回目の方が笑い声も表情も豊かになっていました。大人は文章に、子どもは絵に反応していたようです。保護者には「振り返った時、周りを見た時、同じ子育て仲間がいるよ。ひとりじゃないよ」のメッセージを送りました。

絵本あそび『おれカエルやめる』、紙芝居『夢わかば』、『サヨナラ明日もね』であそぼう会は終わりです。「明日の朝、おはようと元気良く起きてきてくれる?生まれてきてくれたんだもん生きているだけでいいよ」のメッセージに涙する人もいました。

最後は、わかくさ・わかすぎ園で踊ってくれている『晴れた日には』を一緒に歌って踊りました。🎵一歩一歩一歩 ぼくらの一歩 よく見てほしい明日へ一歩 歩きはじめる こころの一歩🎵

つながり仲間のとみちゃんとまさこちゃんが一番楽しみ喜んでくれたことが、私たちにとっても嬉しかったです。わかくさ・わかすぎ園の先生たちも大阪サマー・カレッジに参加してくれていました。つながりあそびがダンスが、それ以上に笑顔が溢れていました。産休、育休の代替さん以外の先生は正規職員です。これからは、わかくさ・わかすぎ園で培われてきた療育、保育を次の世代にどうやって引き継いでいくかが課題です。このことはどこの地域でも、職場でも言われていることですね。




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抱っこ通信1025号 実行委員はつながりの宝、財産です。

2019年06月26日 | 抱っこ通信
今日(26日)、大阪に入ってきました。
G20が、明後日から開かれるということで、交通規制がきついと聞いていましたが、どうやら本格的な交通大規制は明日から。今日はスイスイ走れました。

明日は、守口市わかくさわかすぎ園、明後日は堺市西区子育て支援ほほえみルームで子どもたちとあそびます。交通規制で移動時間がどのくらいになるのか心配ですが、早め早めの行動を心がけます。

さて、30日(日曜日)は、「わくわく保育セミナー つながりあそび・うた保育実技研修会inOSAKA」が開かれます。当初は2日間の予定で、内田麟太郎さんをゲストに迎える予定でしたが、G20大阪サミットと重なったために一日開催となってしまいました。
私としては『うし』『クジラさんのためならえ~んやこら』『ともだちや』『まねっこでいいから』など内田麟太郎作品を考えていたのですが残念です。

今回は今月発売されたばかりのCD『てとてをつなごう』を中心に、午前は、まっちゃん、大吉つぁん、そして、私のつながりあそび・うた。午後は、絵本あそびや手づくりおもちゃなど、楽しいプログラムです。

サマー・カレッジ九州でも感じたのですが、サマー・カレッジや保育セミナーなどを主催し、運営してくれている実行委員の姿には感謝の言葉しか浮かびません。
つながりとしての宝であるし、大きな財産です。これからほぼ毎週、そういう素敵なつながり仲間に会えると思うと、ワクワクします。まずは、30日大阪です。


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抱っこ通信1024号 平和と、そして・・・

2019年06月24日 | 抱っこ通信
広島に戻ってきました。昨日までの福岡サマー・カレッジから、今度の日曜日の大阪保育セミナーの間、のんびりと移動してします。明日は姫路まで移動します。

先週は広島の被災保育園まわりで、新しくなった原爆資料館に行けなかったのです。今日は広島の音響さんMさんに聞いた観光地HIROSHIMA ORIZURU TAWERにも上ってきました。原爆ドームを上から見ることができました。らせん階段もよく見えました。ヒロシマは、いつ来ても胸が苦しくなりますね。

22日、23日は、福岡市で九州サマー・カレッジでした。約150人の参加者です。毎年、感じるのですが参加者が明るい。関西のノリとは違うノリというか、動きの溌剌さと素敵なうたごえ(あそびでの歌でも)を響かせてくれます。

ゆずりんはテンションも高く、やる気十分、よくしゃべるしゃべる。ゆずりんマジックに参加者の笑顔の輝きも増していきます。まっちゃんはお疲れ気味でしたが、子どもの目線からのつながりあそび、保育の話しはやさしいだけでなく、深さも感じます。
私は前後のプログラム、流れを意識するあまり、参加者と一緒につくるという基本をどこかに忘れていたかな反省しています。

実行委員の中にもいましたが、キャリアアップ研修のためにサマー・カレッジに一日参加だったり、参加できなかったり、参加者を組織するのが年々難しくなっています。特に、九州の場合は、サマー・カレッジの参加は園からの派遣、ということも多く、影響は少なからずあったと思われます。

それでも、内容は「あなたが大事」をテーマに 保育現場ですぐに楽しめるものばかりで、「子どもたちとやるのが楽しみ」「保育士なのに、研修では恥ずかしさがいつも出てしまい、自分から周りに行くことができないのですが、サマカレは楽しさにあふれ、こんな私でも思い切り自分から行くことができます。」「『あなたが大事』。私がいるのはあなたがいるから。研修を通して気付かされました。ひとりじゃない、そう思えるだけで、つながっていると感じました」等々、参加者から感想をいただきました。

私の担当は、まっちゃんのつながりあそび1時間を受けての1時間。午前中を半分づつ担当するのは初めての経験です。一日参加の仲間たちが多いと聞いていたので、二人のつながりあそびやリードの姿勢や思いを少しずつでも経験してほしいと、このようなプログラムになりました。まっちゃんの時間を受けて、参加者の参加度とか、心身の解放度でなにをやるか 決めました。

一日目は、いきなり走りまわる『テイクオフ』からスタートとし、絵本あそび『くっついた』3バージョン、6人組での『やさし棒』、絵本あそび『おおかみなんか』、絵本あそび『おいらカエルやめる』と同歌で『ヘビが出た』でした。
午後のダンスの時間では、『テイクオフ』を少しの振付をつけて踊りました。というより走りまわりました。

二日目は、前日のつながりあそびの若干の復習からスタートし、絵本あそび『あのやまこえてどこいくの』、絵本あそび『化け比べ』(二人組からグループ対抗)、次に小グループに分かれて絵本自慢大会。各グループともおしゃべりの花が開いていたような。最後は、絵本あそび『うし』を2回歌いました。

つながりあそびを通してのメッセージが、実践が2回に分かれたことで、分散してしまいました。今後の課題です。

サマー・カレッジ最後のプログラムのミニコンサートでは、サマカレ二日目の23日、この日は沖縄「慰霊の日」。今も昔も、沖縄が本土の捨て石にされていないか、憲法の平和と人権と民主主義が保障されているのか、命あるものとして差別されていないか、それでも、なにがあっても人間として「あきらめない」とたたかいつづけている仲間がいることなど、辺野古新基地建設闘争やオスプレイ佐賀配備のおしゃべりもしながら、『ぼくらの空の下で』をみんなで歌ってもらいました。この歌は、普天間基地滑走路下の緑ヶ丘保育園へのヘリコプター部品落下にたいする保護者たちの「子どもたちに安心・安全」を求める行動に連帯するために創作した歌です。
2曲目は、紙芝居を見ながら、すべての子どもたちが🎵ぼくらは生まれて良かったよ、ぼくらを産んでくれてありがとう🎵と歌いきれる時代、社会をつくっていきたいとみんなで歌いました。

また、来年もサマー・に参加できたら嬉しいです。が・・・





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抱っこ通信1023号

2019年06月21日 | 抱っこ通信
今日は、山口市から福岡市に入ってきました。コインランドリーでツアー2回目の洗濯と山口県の全国合研の連絡先になっているたんぽぽ保育園に寄ってきました。手術があったりで3年ぶりのたんぽぽ保育園ですが、子どもたちからピカリンと呼びかけられて嬉しかったです。明日からはサマー・カレッジが福岡で開かれます。

さて、17日から19日までは、夢わかばプロジェクト広島ツアー保育園めぐりでした。 スケジュールが3日間、空いていたので、昨年7月の西日本豪雨災害の被災園をまわりたいと、広島市の保育仲間に伝えていたところ、17日午前は、安佐北区深川保育園、午後は、落合保育園、夜は、特別に広島市公立保育園会主催のステップアップ研修。18日午前は、安芸区の畑賀保育園、午後は、矢野幼稚園。19日の午前は、安芸区の矢野中央保育園と矢野東保育園、矢野西保育園合同のつながりあそびコンサートが実現しました。

それぞれ保育園園舎が床上浸水とか床下浸水の被害を受けていたり、被害園の子どもたちを受け入れ、合同で保育をしていたり、保育園での再開が9月だったり、11月だったりと大変な状況であったのです。
が、同じ公立保育園の保育仲間であることや3年前の豪雨災害からの保育園間の支援システムの構築などが進んでいたこともあり、さらに保護者たちの協力もあり、それなりの保育が保障できたということでした。

つながりあそびコンサートは1時間だったり、2時間だったり、乳幼児一緒だったり、乳児と幼児と分かれてだったり様々でしたが、『おはよう』『満月仮面』『くっついた』『テイクオフ』『おいらカエルやめる』『うし』『夢わかば』を入れながら楽しみました。子どもたちの嬉しそうな笑顔に私たちが励まされます。

広島のつなレクの仲間たちが主催するツーユーレクなどで、研修を受けた経験がある人が、今は園長先生です。ですから今回の夢わかばプロジェクトもすぐに受け入れていただきました。また、研修は受けていても、ピカリンが子どもたちとどうやってつながりあそびを楽しむのかを興味を持って待っていてくれた先生たちも多かったようです。「先生たちにも すごく勉強になった」と語ってくれた園長先生もいました。

広島県保育連絡会を通じて夢わかばカレンダーを送付したりしていますが、今回のように子どもたちとつながりあそびを楽しむことが、やはり子どもたちへの応援にもなり、さらに先生たちにも元気と勇気を与えるのかなと思いました。

『テイクオフ』
『ヘビが出た!』
『あそべやあそべ みなあそべ』鳴子バージョジョン』
『大きなかぶを』ステップアップ研修

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抱っこ通信1022号 子どもに抱かれていますか

2019年06月20日 | 抱っこ通信
今日(20日)は、徳山中央幼稚園で年齢別の親子つながりあそびコンサート。

午前中は年少さんと。約10人の親さんはお兄ちゃんお姉ちゃんの時につながりあそびを経験していますが、後の親子は初めて。何が始まるのだろうと緊張感が漂う中で、『おはよう』『満月仮面』『くっついた』と続いてもやらさせる感たっぷりです。仕方ないですよね、まだ幼稚園生活2ヶ月ですからね。

『ゴシゴシゴシゴシ』『でんしゃにのってゴーゴーゴー!』で親さんを洗ってもらったり、走りまわってもらったあたりから少しずつほぐれてきた感じが届いてきました。

ここで親子分離で、子どもたちだけ前に来てもらって絵本あそび『うし』。子どもたちは食い入るように絵本を見ていました。歌への反応は親さんのみ。「振り返った時、親さんがいてくれるって嬉しいね」のメッセージの後に。紙芝居を見てもらいながらの『夢わかば』。徳山中央幼稚園では、🎵生まれて良かっ  産んでくれてありがとう🎵と歌うこの歌は、ある面では保育の原点になっているようです。

午後は年中さんの親子つながりあそびコンサートのスタート。『おはよう』『満月仮面』までは同じ展開ですが、親さんの緊張感が年少さんとは違って若干余裕を感じさせてくれます。『くっついた』も手遊びは省いて、いきなりからだくっつけバージョンから。
そして、『オチャラカホイダンス』で親さんに飛びついて抱っこしてもらった後に、親さんたちに大きな輪を作っていけになってもらって、子どもたちはその中で『カエルがピョンピョン』でカエルになって飛び跳ねます。「ヘビが出た!」で子どもたちは石に変身。親さんたちはヘビになって子どもカエルをくすぐってもらいました。わが子を捜す姿は良かったのですが、もう少し時間が経過したら、きっと他の子どももくすぐれるようになれるのでしょうね。
続いて、子どもたちに前に来てもらって絵本あそび『おいらカエルやめる』 『うし』。“ぼくはぼくのままで、きみはきみのままでいいよ”のメッセージと“振り返ったらおやさんがいたね”のメッセージは親さん向けです。最後は『夢わかば』。

30分の休憩後は、年長さんの親子つながりあそびコンサート。集まってくる雰囲気というか、子どもたちの遊びたいという思いと親さんたちのリラックス感が年少、年中さんの親さんと全く違います。5年間の子育て経験が、親さんたちを人間的にもたくましく美しく豊かにしているのですね。
『おはよう』の後に家族対抗『カレーライスジャンケン』。ピカリン君、あ、私です。疲労感が半端じゃなかったので、吹っ切るために、自分を躍らすために『カレーライスジャンケン』でした。先生たちに前に出てもらいました。
続いて『相手がいるから』。親子対抗の後に家族対抗で遊びましたが、すぐに相手家族を見つけられるのが年長組の親さんです。ま、お父さんは相手を見つけてもジャンケンする相手にすることに躊躇していましたが。
続いて、親さんたちに二人組のトンネルをつくってもらっての『トンネルトンネル』。そのまま『親子探し』に展開。おやにわざと捕まらないように親から逃げる子どもがいたり大騒ぎでした。
絵本あそび『おれカエルやめる』『うし』では子どもたちのうたごえなどの反響は大きかったです。「みんな後ろを振り返ってごらん。だれがいる?」何人かの子どもが「うし!」。「振り返った時に自分を愛してくれる人、抱きしめている人がいるって嬉しいね。子どもだけじゃないね。親さんにも大事だね」。今回のつながりあそびコンサートのテーマでした。
でも、何人かの子どもに言われちゃった。「だるまさん(ダルビュッシュ)やりたかった」と。

今回、伴奏のひとみちゃんが生後7ヶ月のゆうすけくんを大阪から連れてきてくれました。みてほしかったんね。出会ってほしかったんだね。ひとみちゃんの自己紹介の時にゆうすけくんも紹介するのですが、その姿を見るお母さんたちのまなざしの優しいこと優しいこと。感動しました。ひとみちゃん曰く「自分が親になって、すべての母親の偉大さが、ありがたさが身にしみています」と。それだけ子育ては大変なんですね。それだけ子育ては尊いのですね。

園長先生が毎回、コンサートの〆に一言。「命(子ども)を抱くと言うことは、命(子ども)に抱かれているのです」。また、来年です。

17日から19日までの夢わかばプロジェクト広島ツアー保育園めぐりは次号で紹介します。




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抱っこ通信1021号

2019年06月17日 | 抱っこ通信

昨日(16日)は、広島市職員労働組合保育園支部第50回定期大会。記念大会ということで文化行事として、90分間うたわせてもらいました。甲状腺癌手術後、2年ぶりの本格的(音響、照明付)なコンサートだったので、最後まで歌いきれるか心配でしたが、なんとか最後まで歌いきることができました。

組合大会ということで選曲に苦労しましたが、楽しく元気に先生たちが保育現場に戻っていけるようなプログラムを考えました。保育士さんや調理師さんで約120人が集まりました。

スタートは『おはよう!』。『誕生日って』で肩くみ、手つなぎしながら歌ってもらい、子どもたちに生まれて良かった、友だちと一緒に生きているって楽しいを伝えることが、私の考える保育ですとおしゃべり。『九ちゃん音頭』で手拍子、手つなぎしながら揺れて歌って、🎵元気がいちばん あそびがいちばん 子どもにいちばん 好き好き大好きな 九ちゃん大好きな みんなの宝🎵と平和を子どもたちに手渡したいとおしゃべり。給食で子どもたちが好きなものを調理師さんに聞いて(ちなみに、まり揚げ、ちぐさ焼き、コロッケなど)『カレーライスジャンケン』。男性保育士に舞台に上がってもらって一緒に遊びました。カレーライスが一番人気だと思っていたのですが、全く違っていた。残念!『くっついた』で手遊びと、二人組でからだのくっつけあいっこ。さすが保育士さんたちです。おへそとおへそもくっつけ合っていました。

次は、「あれから10年。ぼくが時々町に出かけて行くと・・・」の語りから、いわさきちひろさんの1967年に出版された若い人に贈る絵本「わたしがちいさかったときに」に曲をつけて音楽構成にした同名の作品の最後の部分から『死んだ女の子』『にんげんをかえせ』、そして『ぼくらの空に』。約40年前から歌っていましたが、いつか広島で歌いたかった作品でした。こんな悲しいつらい詩や文章を、子どもたちに二度と書かさせてはならないのです。書かさせてしまった責任はだれにあるのだろうか考えてほしいのです。🎵空が好き 海が好き 街が好き あなたが好き🎵

次は、『たんぽぽに寄せて』。🎵踏まれても 摘み取られても 何度でも 葉を伸ばします いのちの花を咲かすため その日のために🎵と、みんなで歌って『人間の歌』(山ノ木竹志作詞作曲)を歌いました。生前、つながりあそびでレクリエーションで大変お世話になったシンエイさんに感謝を伝えたくて選曲しました。働くものとしてだけでなく、ひとりの人間としての生きる道を指し示す大きな歌なのです。彼の嘘のない笑顔にどれだけ励まされてきたか。私ももう少し頑張らなければと思っています。
そして、『また歩きはじめるさ』。🎵走り疲れたら歩けばいいさ 歩き疲れたら休めばいいさ 休み疲れたらまた歩きはじめるさ 生きていれば🎵。休みたくても休めない職場の現実があるのは知ってはいても、私たちは機械ではないのです。人間性を破壊されてはならないのです。命を奪われてはならないのです。保育という仕事は人間の仕事なのです。人間でいられるのはらしく人間の中で生きていてこそです。職場環境を労働条件を変えるのは、まず、私が、あなたが声を上げることからです。そして、その声を少しずつ集めて、仲間を増やして行くことからです。保育者として働きやすい職場環境、労働条件をたたかい取ることは、自分たちのためだけでなく、大好きな子どもたちのためでもあるんだね。そのためにも労働組合があるんだね。今日まで、先輩たちがたたかい続けて、つくってきたんだね。決してひとりじゃないだよ。なんておしゃべりも。

そんな思いを絵本あそび『おれカエルやめる』『うし』を楽しみながら確かめ合えたら嬉しいです。収録してあるCD『てとてをつなごう』と絵本が売れました。最後は、『手と手と手と』。手拍子、手つなぎ、肩組みをしながら歌いました。ここで90分ジャストでした。

ところがアンコールの声。組合大会ですからアンコールはなしと考えていたのです。迷いましたが、保育者の仲間たちにありがとうを伝えたいと思い、卒園式での保護者の感謝の言葉をアドリブで入れての『思い出してごらん』。15分もオーバーしてしました。申し訳ありませんでした。







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抱っこ通信1020号 建物も気持ちも新たに

2019年06月11日 | 抱っこ通信
 昨日(10日)は、陸前高田市気仙保育所に遊びに行ってきました。
夢わかばプロジェクト岩手ツアー特別編です。急性胃腸炎が流行っていましたが、やっと収まってきた状態なので、この日は子どもたちの体調を優先して幼児さん14人と遊びました。
 
 気仙保育所は、この4月から開所しました。被災した3県で、最後の公立保育所の開所になります。一応、新しい園舎を使って、2月から今泉保育所として保育はしていました。

 東日本大震災のあの日、当時の今泉保育所は津波で、すべてが流されました。子どもたちと先生たちは津波から逃れるために裏山にのぼり、さらに奥のお寺さんで子どもたち、先生たちは一泊しました。
 翌日、子どもたちを安心させるために、さらに山を越えて長部保育所まで移動しました。山道を先生たちが子どもたちをおんぶに抱っこしながらです。保育所ならおもちゃもあるし、子どもたちは少し落ち着くことができるのではと考えた行動でした。保護者がお迎えに来られなくて、長部保育所でもう一泊した子どもいたそうです。
 
 携帯電話も不通で、連絡手段がなかなか取れない状況の中で、また、我が家、わが家族の安否がわからない不安の中で、子どもたちの命を守り通した先生たち。これらの話を10月に訪れた長部保育所で、先生たちから聞いたときは、胸がいっぱいになり、なにも言えませんでした。
 
 4月15日から長部保育所で今泉保育所は保育を再開しました。そして8年経過して、今泉保育所と長部保育所が合併して気仙保育所として新たに開所したのです。
 
 
 ピカリンとつながりあそび、ともかく初めての企画ですから、子どもたちにとってはどこのおじさん、おばさん?が、突然やってきて、何するの?という感じでホールに集まってきました。それでも、ピカリンの由来は知っていました。「心がピカピカだからピカリン」と先生に教えられたとおりに子どもたちは応えてくれましたよ。
 
 『おはよう』『満月仮面』『くっついた』と遊んでいく中で、だんだんに子どもたちの表情から緊張感が薄まりました。一気に解放できたのは『テイクオフ』。♬ゴーゴーゴー!♬や「5・4・3・2・1・0・テイクオフ!」の掛け声もだんだん大きくなっていき、ホールを走りまわるスピードもだんだんに早くなっていきました。
「飛行機に乗ってどこか行きたいところがある人?」には、子どもたちからはディズニーランドやパンダを見たいなどの声がありました。ちなみに、先生たちからは北海道、韓国、ハワイ、パリでした。
 
 次は絵本あそび『うし』です。子どもたちは初めて見る絵本です。ページをめくるたびに笑い声が。「もう一回」のリクエストに応えて、少々オーバーにうしになりきって歌って再演。笑い声も鳴き声もさらに大きくなりました。子どもの反応に乗せられちゃいます。
 
 『ダルビュッシュ』は年齢別、クラスの人数の多い4歳児はそれだけでやる気があふれていましたよ。5歳さんと3歳さんは三人ずつでした。ちょっと見られ過ぎだったかな。最後の先生だけの時の子どもたちの応援が嬉しいです。
 
 絵本あそび『おいらカエルやめる』、紙芝居『夢わかば』で70分間があっという間でした。最後は子どもたちからタッチをしに来てくれました。やっと自分の思いを表現できるようになったのかな。
 
 某先生曰く「あたしカエルの気持ち、よくわかる。わたしも××やめたいときもある」と。
 
 
 2019年夢わかばプロジェクト岩手ツアー第11弾は、10月上旬から中旬にかけて計画します。



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抱っこ通信1019号 あたたかい仲間に心豊かに

2019年06月09日 | 抱っこ通信

今日は第17回いわて保育のつどいに参加しました。ぴかりんとみやちゃんとあそぼうという企画で、研修会とはまた、違った内容を考えていましたが、会場がイス席ではなく、フラットにしていただいたので、いつものようにからだを動かして90分間遊びました。

最近、自分がテーマにしている、絵本で、か、絵本を、か、絵本を飛び出して、か、絵本の中に飛びこんじゃえ、か・・・自分の大好きな絵本を読み込んでつながりあそびにつなげて楽しみました。

遊んだ絵本は、「くっついた」「森のおふろ」「くじらさんのためなら えーんやこら」「うし」「ともだちや」「おれカエルやめるや」「夢わかば」です。どんな展開になったか、想像してみてください。この夏、つながりあそび・うた研究所と各地の実行委員会とが一緒に開いている2019年サマー・カレッジでも遊びます。大阪の保育セミナーや東京のつながり保育講座でも遊びます。

 

さて、岩手には約30年前に岩手医大なかよし保育園に遊びに来たのが最初でした。でも、本格的に岩手にハマってしまったのは、ちょうど10年前、全国合研in岩手のプレ企画in盛岡からです。翌年、県内をプレ企画でまわって、2010年の全国合研につなげました。

その後、2011年7月より東日本大震災で被災した保育園まわりが始まりました。夢わかばプロジェクトとしての保育園まわりと、紙芝居『夢わかば』や夢わかばカレンダーを贈る活動は、全国の保育仲間に支えられています。そして、岩手の保育仲間、特に、岩手県保育連絡会の仲間たちに物心ともに支えられて続けられています。ありがとうです。

初めてボランティア活動として大槌町の安渡保育所に行ったのは、合研に参加していた一人の先生の「ぴかりんに会いたい!」という言葉でした。岩手県保育連絡会の仲間や全保連から連絡をいただいて実現しました。小学校の空き教室を使った保育室で子どもたちと遊びました。それ以来、毎年の79カ所(保育施設・養護施設・障害者施設)をまわり、明日の陸前高田市の気仙保育所で80カ所になります。

ボランティア活動として被災した保育園をまわる時期は、内陸、特に、盛岡市内保育連絡会加盟の保育園は、必ず、お仕事として保育園つながりあそびコンサートを開いてくれるのです。また、保育連絡会からも援助していただき財政的に助かっています。そういう支援があってこそ夢わかばプロジェクト活動を続けられているのです。実費以外に残りがでれば、夢わかばプロジェクトコンサートのゲスト出演に回したり、夢わかばカレンダーの不足分の補助に使っています。感謝。

この10年間、岩手に通って、保育連絡会の仲間たちに人のあたたかさにふれ、あたたかさに包まれているというのが実感です。今回のつどいのレジュメの中に、岩手県保育連絡会NEWS「Hand & Heat」の特別編集号には、夢わかばプロジェクトin岩手ツアーの記録も加えられていました。

 

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抱っこ通信1018号 今うたいたい歌たち 

2019年06月06日 | 抱っこ通信
 昨日(5日)、帰京。からだは十分しんどい。だけど、気分はアオゾラ。夕方、整形外科で処方箋を出してもらい、薬局で薬をもらってきました。これで、6月末までのツアーも何とか乗り越えられるか?

 一昨日(4日)、駒ケ根の宿までは時間があったので、付知のうた仲間、三尾信彦さんの還暦記念アルバム『今うたいたい歌たち』を受け取りに行きました。彼のパートナーさんが昔からの保育仲間なので、勤めている福岡町の保育園に取りに行ってきたのです。
 九州行きの前に電話で予約をしておきました。
 プレゼントしてくれるということでびっくりです。私からも昨年の古希記念のCD『あの日から・・・大切なあなたへ』をプレゼントしてきました。還暦と古希、一回り彼の方が若いことも知りました。
 やはり、自分で製作したものは我が子のようにかわいいものですから多くの人に聞いてほしいのです。

 
 さて、CD発売のことはフェイスブック(FB)上で知ったのですが、そこには「この町で 生きる人生 ぼくは描いて行こう」「60歳を迎える今、僕の真ん中にある歌たちが産声を上げた。なんと幸せなことだろう。僕はこれからも大工仕事をしながら、育てていこうと思います」と書かれていました。

 三尾さんとはゆっくり飲んでおしゃべりしたこともないし、一度だけ付知のフォークグループ土着民と同じ舞台で共演しただけです。が、土着民の活動や、FB上だけですが彼の音楽活動いただいたり、購入したりしたCDを聞くことで、なんとなく、彼の、彼らの音楽を通して、とても身近に感じるものがあったのです。そして、なによりも住む町、働く土地に根づいた歌づくり、歌活動などをうらやましく思っていたのです。ですからアルバムを聴くことが楽しみでした。
 そうそう、20年以上前かな、付知保育園の夏まつりでのコンサートの時には、土着民の仲間たちが音響をしてくれました。

 いただいたアルバムを、せっかくなので彼らのふるさとである恵北の福岡や付知や加子母の道を車で走らせながら聞きました。付知川に沿って、緑が目にやさしい風景を眺めながら、彼と彼のうた仲間の姿を想像しながら聞きました。良かったな。声が若返っていたような気がして、びっくりしました。

 アルバムは山、川、田、畑などふるさとを歌い、妻、子ども、孫、友などを歌い、地球を、平和を、現在を、未来を、希望を歌い、そして、自分自身を自分の言葉で、飾り気のない言葉で歌っています。まさに「僕」を歌っています。
 きっと、彼の中に、恵北や中津に脈々と歌いつらなる人や文化があるのだろうなと思いました。
 是非、多くの人に求め、聞いてほしいアルバムです。




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