つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信764号 17年大きくなったね

2016年10月31日 | 抱っこ通信
昨日(30日)は17回目の小牧つながりあそび・うたの集いでした。
主催は1999年9月に発足した″おひさまクラブ″と小牧つながりあそび・うたの集い実行委員会。

特別支援学校の先生、OGを中心とした″おひさまクラブ″は、つながりあそび・うたに出会い、小牧の地で、人と人とのつながりあいや育ちあいを願い、つながりあそび・うたの楽しさを広める活動を続けてきました。

″つながりあそび・うた″からもらった元気、やさしさを膨らませながら、周りの子どもたちへ、子どもの周りいる大人たちへ、手から手へ伝いたいと年1回のコンサートと年4回の「親子であそぼうかい」を開いてきました。

30日の「ぴかりんとあそぼう!」は、その活動の積み重ねが見られましたよ。歌っていて、遊んでいて楽しく楽しくて、ずっと頬っぺたが緩みっぱなしでしたよ。

17回中13回目の参加になった今回は、ひとみちゃんにピアノの伴奏をお願いしました。ひとみちゃんだったらリクエストがなにがあっても大丈夫です。当日、「親子であそぼうかい」や愛知サマー・カレッジで楽しんだリクエストをもとにプログラムづくり。

『元気いっぱい』から会場はうたごえと笑顔があふれました。
『誕生日って』では、参加者の中で最高齢88歳の田辺のおばあちゃんにインタビュー。一言「楽しい」。あそぼうかいの最初から最後まで素敵なお顔で楽しんでいました。乳児の参加も嬉しいですが、大先輩の参加も嬉しいですね。まさに♪いのちがつながって♪です。

次は、私のリクエスト『晴れた日には』。障害児・者の集いから生まれた一曲です。子どもだけでなく、大人もみんな♪よく見てほしい 明日へ一歩 歩きはじめるこころの一歩♪を。

次は、前回のあそぼうかいで楽しんだという『ホッペパン音頭』。久しぶりです。
歌詞も曖昧でしたが、参加者に助けられて遊べました。会場を見るとシートの上の親子も車イスの参加した親子も、イス席の先生、友だち同士もほっぺを両手で挟んだり、くすぐったり、抱き合ったり、もうそういう姿を見るだけで嬉しくて楽しくて仕方ありません。

『ぐるぐるぐるぐる』での子どもたちとみやちゃんのやりとりも傑作。困りながらも子どもたちを挑発して笑顔をつくり出していきます。こういうときの周りの大人たちの空気感がたまらないのです。安心感が広がっていきます。こういうところに平和があるんのですね。

一部の最後は実行委員の『ワッショイワッショイひとりじゃないさ(学校バージョン)』。リハーサルで3回も踊っていました。忙しくなかなか練習に参加できない先生もいたそうです。

二部のスタートはあそぼうかいの子どもたちも混じっての『Hand & Heart』。一生懸命にからだを動かす子どもたちに拍手です。

先週の夢わかばプロジェクトで岩手県久慈市、陸前高田市の保育園周りをしたことに少し触れて『ぼくらの空に』。リクエストだったのですが、自分で言うのもなんですが、復興の話とぴったりはまっていたように思います。

あそぼうかいで踊っていた『大きくなるんだ』。あそぼうかいバージョンでしたが、前よりも多くの子どもたちが前に出て踊ってくれました。

『夢わかば』『手と手と手と』の後は、K君にもウクレレを持って前に出てもらって『サヨナラ明日もね』。K君はなかなか様になっていましたよ。

私にとっては2年ぶりの「小牧つながりあそび・うたの集い」でした。実行委員や親さんたち、先生たちからお話を聞くと、この2年間でそれぞれがたくさんのドラマがありました。嬉しい出会いがあったり、悲しい別れがあったり、そういう暮らしの中で、集いやあそぼうかいの役割がとっても大きいと思いました。17年間も続けてきたこと、感謝です。

『あなたの夢は』を歌う前に、17回皆勤賞の車イスのはるちゃんの夢を聞きました。「ひとりになること(ひとりで生活すること)」。中学生の時は確か歌手でした。大人の女性になったんだね。
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抱っこ通信763号 素敵だな若さと 一生懸命さ

2016年10月29日 | 抱っこ通信
今日は津市保育所職員研修会。津市保育所施設長連絡協議会の主催です。
53の保育所、保育園から若い先生を中心に、土曜休みの中を参加してくれました。自分の休暇を使って、もうこれだけで嬉しいです。学生さんも

流れは盛岡市での研修会と同じにしようと思ったのですが、当たり前ですがそうはいきません。
参加者のエンジンがかかるのが遅かった。というよりリードの問題です。なかなか参加者の気持ちをつかむことが難しかったのです。参加者との距離感もあったと思います。
むしろ盛岡でやらなかった『ビタミン愛』とか『でんしゃにのってゴーゴーゴー!』オオカミバージョンや出会いバージョン、『お山にのぼりましょ』が新鮮で楽しかったです。

ともかく参加者は遊ぶことに一生懸命?もっとあそんでいいのかな、いい加減でいいのかなと思いますが。リーダーになった人が『なんかでるぞ』の時になかなか動物の名前が言えなくなったりね。そういうことってよくあります。一生懸命が素敵です。

嬉しかったのは三重のつながり仲間「でこぼこ冒険隊」の4人が参加してくれたことです。すでに津市の保育園の半分近くに出前に出かけているそうです。20年近くの顔見知りですから、参加者の中にいるだけで安心感があります。『夢わかば』でのハーモニーも聞き惚れてしまいました。いつか平和コンサートを開きたいとも言ってもらいました。


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抱っこ通信762号

2016年10月28日 | 抱っこ通信
先週の土曜日、22日は盛岡市保育所協議会体育実技研修でした。
各園から2~3名と限定された参加者数で約120名が集まってきました。

岩手合研の前年の保育のつどいから始まって、岩手県保育連絡会などが主催した研修会の積み重ねでしょうか、担当者からわかば保育園園長さんに連絡があって実現した研修会です。

最初に聞いていた年齢層よりもいろいろな年齢層の先生たちが集まり、いきなりの『元気いっぱい』での「自己紹介プラス今週の保育の中で嬉しかったことを伝えてタイム」もすぐにおしゃべりの花が咲いていました。

みやちゃんの『ぐるぐるぐるぐる』では、最初は呆気にとられていましたが、だんだん保育者魂に火がついて、もうフル回転でした。

研修会では、久しぶりの『カレーライスジャンケン』。小先生役のけいき君がいい味を出してくれました。『1・2・サンポ(さんぽ)』『ダルビュッシュ』など、レジュメにないものも遊んでしまいました。でも、つながりあそびを初めて経験する先生たちが多いと思えたので、あそびうたでもあるけれど、あそびうただけではない、つながりあそびのつながりがついた意味を、楽しいをたっぷり経験するなかで感じてほしかったのです。

結局は2時間の研修で、10種類しか遊んでなかったのですが、よく遊び、楽しんだのかな思います。「絵本の可能性を知った」「すぐにやってみたい」「先生自身が楽しんでいることが大事なんだ」などの感想もいただきました。

担当の先生が「『夢わかば』の紙芝居を贈っていただいて、子どもたちと歌っています。卒園式でも歌いました」と言ってもらいました。

夢わかばプロジェクトで被災地だけでなく、岩手、宮城、福島のすべての保育園に贈りましたが、活かされていることが嬉しいですね。

全国の4500名以上の保育関係者からメッセージとご協力のお陰です。改めて私たちは「ひとりじゃないさ」を感じます。感謝、感謝いたします。


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抱っこ通信761号 今年も夢わかば岩手ツアー

2016年10月27日 | 抱っこ通信
夕方、岩手から帰ってきました。
今年も夢わかばプロジェクトで岩手ツアーを実現できて嬉しかったです。自分の体が動く限りツアーを続けていきたいと思っています。

ある面ではこの国のひずみというか、人間を、暮らしを、生業を大事にしていないこの国の政治の現実がここにあります。うまく言えませんが、一人の人間としての悲しみ、怒りを通り越したものが私の中にあります。

それでも、保育園で子どもたちと遊ぶ中で、子どもたちの笑顔に救われたり、励まされたりしています。まさに「子ども夢 子どもは希望 子どもは未来 子どもは宝」を実感できるのです。つながりあそびをつくって、広めていて心から良かったなと思えます。ですから何度でも足を運びたくなるのです。

今回は5年ぶりに陸前高田市の保育園を4園回りました。津波で全壊し、この5月に新園舎になった高田保育所、津波で半壊し、高台に新園舎を建てた竹駒保育園、津波で半壊し、同じく高台に新園舎を建てた広田保育園。新園舎からは旧園舎が望めます。そして、津波の前に新園舎になったばかりの米崎保育園です。

5年前に回った時には、高田保育所は旧米崎保育園園舎を借りて保育をしていました。竹駒保育園は壊れたままで、同じ福祉法人で近くの上矢作保育園に子どもたちは通っていました。広田保育園は床上浸水でしたが、保護者などの力で泥などを片付けて保育を再開していました。

211年の7月に大槌町の安渡保育所に行ったのが被災地の保育園に行った最初でしたが、夢わかばプロジェクトとして現地での実質のスタートを切ったのが陸前高田市の保育園まわりだったのです。当時開園していた8園を回りました。
被災地にどうしてもカメラを向けることができなかったです。いまは復興の足音が聞こえていますので、この現状を知らせる意味でもカメラを向けなければと思うのですが、なかなか時間もありません。

さて、岩手ツアーは岩手県保育連絡会の仲間たちの協力がなければ実現できません。というか、私としては、共同の活動と言っても良いかもしれません。どこの保育園で何を必要としているか、つながりあそびを待ってくれているのはどこの保育園か、また、どこに行ってほしいのかをなどを見極めて、折衝などしてくれてスケジュールも組んでくれています。
特に保育連絡会副会長の渡辺さん(ホワイティ)には大変お世話になっていますし、渡辺さんも仕事の許す範囲でツアーに同行してくれています。見かけは子どもたちが言うホワイティそのもので、やわらかい感じですが、実は仕事(自治労連)でも、生き方でも一本も二本も筋の通った人です。だからこそ、子どもと私たちと一緒に遊ぶしなやかさも持っている人なのでしょうね。

今回は岩手ツアーの記事が載っている、岩手県保育連絡会のニュースを、許可をいただいて掲載します。



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抱っこ通信760号 大好きな親さんと

2016年10月24日 | 抱っこ通信
昨日は盛岡から国道281号線を走って葛巻高原、平庭高原を通って久慈市に入ってきました。紅葉が真っ盛り、見頃でした。山々が青空の下できらめいていました。葛巻町では町民まつりにも立ち寄ってきました。昼に食べた森の蕎麦がおいしかったです。

今日は小久慈保育園で親子つながりコンサート。
東日本大震災の津波被害の復興もままならない中、先日の台風、大雨で市内中心部が大人の背丈まで水があふれたそうです。私が予約してあった宿も復旧ができなくて、断りの連絡が入りました。

小久慈保育園には一昨年に引き続いてです。ピカリンに再び来てほしいと岩手県保育連絡会に連絡が入って実現しました。

前回は子どもだけで遊びましたが、今回は是非、親子で遊びたいと保育園で企画してくれました。前半は乳児さんの親子。10分間と言われましたが、それでは遊んだことにならないから最低30分間に遊びたいと話し合って始まりました。
親子とも緊張しています。親の方が緊張しています。無理もないです。なにが始まるか全くわからないのですから。見通しが立たないって不安です。子どもたちにとっては知らないおじさん二人とおばさんが前にいるのだから。

『ねないこだれだ』の絵本遊びから、二人のお母さんに、子どもさんが夕べ寝た時間を聞きました。「うちの子と同じ」とか「うちの子、遅い」なんて思ってくれたらしめたものです。「お子さんより早く寝ちゃった親さん」何て言うと笑い声も漏れてきます。

乳児さんの親子遊びの時は親さん向けのに話すことが多くなります。親さんがリラックスして動いてくれるだけで子どもは楽しいのです。大好きな親さんと一緒だから何でも楽しいのです。嬉しいのです。とはいえ、抱っこしたままどうしていいのかわからなかったお父さんもいたようです。反省です。

最後は歌紙芝居『夢わかば』。親さんの反応が微妙です。「母親、父親に育ててくれるはあなたの子どもだけ。しっかり子どもに抱かれてください」


後半は幼児さんの親子。絵本遊び『だるまさんが』が楽しかったです。これなら親さんの誰でもが遊べますからね。少しずつ反復しながら遊びを重ねていくと、親さんの動きも大きくなって、笑い声も大きくなっていきました。これまた大好きな親さんが遊んでくれるのが嬉しいのですね。2回も楽しんでしまいました。

『大きくなるんだ』のダンスをみんなで踊りましたが、すぐに真似っこして子どもも大人も踊ってくれました。

最後は歌紙芝居「夢わかば」を歌いながら「親さんに質問です。親さんの親の嫌なところも素敵なところも似ていませんか。どうもまるごと似てくるようです。親の生き方が問われているのですかね」と。


コンサート終了後、岩手県の北にある久慈市から南の陸前高田市まで、沿岸部を4時間、車で走って来ました。去年より対向車線を走るトラックの台数が増えていたような気がします。ハードの部分では復旧、復興がちょっぴり進んでいるのかな。




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抱っこ通信759号

2016年10月23日 | 抱っこ通信
21日夜は北松園風の子保育園親子つながりあそびコンサート。保護者会が主催です。岩手合研の前年から始まっています。子どもはもちろんですが、大人が楽しみに待っていてくれます。
今年は初めて保育園ホールで開催。今まで風の子保育園に行ったことがなかったので、午前中のわかば保育園の帰りに、場所を確認しました。

ホールに入ると「ピカリンおかえりなさい」と迎えてくれました。
『元気いっぱい』からコンサートはスタート。風の子では定番の歌ですので元気いいこと元気いいこと。

最初から子どもたちは私たちの目の前に座っています。親さん離れて座っているのです。「今度はお父さんとお母さんと挨拶するよ」と言うと、親さんのところに戻って両手をつないで。終わるとすぐに目の前に戻ってきます。

これは『満月仮面』でも同じ。親さんをくすぐりに行ったと思ったら、すぐに戻ってくるのです。『カレーライスジャンケン』でも親さんと相談をしてきて、すぐに戻ってきます。
それだけ友だちと一緒がうれしいのでしょうか。
親さんもそんな子どもの姿をあきれながら?やさしく見守っています。

こんな状況は進める側にしたら正直やりずらいことはやりずらいです。でも、遊びの中で「親さんと」と言えば、子どもたちが親さんのところに戻ることがわかっていますから風の子は大丈夫なんです。きっと、子どもたちは親さんを心のなかに棲まわせているのですね。

園によっては、また、子どもによっては親さんに戻らないで、子どもたちだけでずっと遊んでしまう姿を結構見ていますが、そういう姿を風の子では見ません。

『ねずみばあさん』が楽しかった。20分くらい遊んだでしょうか。ねずみばあさんに捕まった子どもや親さんが、ねずみばあさんによって子分のねずみに変身させられるのですが、その変身ぶりが一人ひとり個性的というか、ユニークで大笑いと拍手がわきおこりました。
例年の地区公民館より狭い保育園ホールだったから『ねずみばあさん』を遊べました。ねずみばあさんに捕まらないように親さんに隠れるというのもおもしろかったです。

コンサートでは、毎年ですが運動会のダンス、体操を見せてくれます。乳児さんも含めて『大きくなるんだ風の子バージョン』と太鼓とピアノの伴奏で『荒馬』を踊ってくれました。鼻をピクピクさせながら踊る子どもたちが可愛いです。

最後は親子でピッタリ抱っこの『オチャラカホイダンス』と『夢わかば』。もちろん、『夢わかば』では親さんから離れて紙芝居にかぶりつきでした。

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抱っこ通信758号 子どもたちの全開が早い!

2016年10月21日 | 抱っこ通信
昨日、東京から高速道路を540キロ走って盛岡に到着。国体パラリンピック?が岩手で開催中。ホテルはなかなか取れず、夕べはつなぎ温泉に。縮こまっていたからだをゆっくりたっぷりのびのびさせて、今日からの夢わかばプロジェクト岩手ツアーに。

今日の午前中はわかば保育園つながりあそびコンサート。
先生たちは合研や保育連絡会や組合の研修会やコンサートなどで、年一回は顔を合わせています。ですから、つながりあそびも保育の中で実践されています。

10時から予定だったのですが、保育園に早く着いたので、早速、乳児さんとあそびはじめました。1歳さん2歳さんはうさぎさんやかえるさんになりきってピョンピョン跳ねるのが大好き。『だるまさんが大変身』『カエルがピョンピョン』で得意そうな顔が可愛かったですよ。
ビックリしたのが1歳さんの『ぞうさん列車』。ちゃんとお友だちのしっぽを持って、歌が速くなってもはなさず、「ドンドン!」でちゃんと止まるのですからね。からだができてる、と思いましたよ。

約30分後に幼児さんたちも加わって、改めて『元気いっぱい』からリスタート。子どもたちは『満月仮面』エンジン全開。次の『カレーライスジャンケン』では、ルールは今一つだったですけど、♪グッツグッツグッツグッツ♪のところでの動きで笑顔満開でした。ルールは保育の中でしっかりとみんなで確認していくでしょう。
『12サンポ』もくりかえしていく中で、「一緒に行こう」と誘いあう姿が多く見られるようになりましたからね。あそびこんで、ルールをみんなのものとしていくことが大事です。そうすることにより、あそびがいっそうおもしろくなり、楽しくなりますから。

先生から「最後の15分くらいは歌ってください」と言われていたので、『大きくなるんだ』『夢わかば』『君からもらった宝物』を子どもたちと歌いました。ちょっぴり疲れていた子どもたちでしたが。

やはり先生たちがつながりあそびを楽しんでいる保育園は言葉は違うかも知れませんが楽ですし、遊んでいて楽しいです。子どもたちがおもしろいしの笑顔が自然です。


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抱っこ通信757号 もう一時間たったの?早すぎ!

2016年10月19日 | 抱っこ通信
今日は御殿場市玉穂地区の幼稚園と二つの保育所の年長さんの親子つながりあそびコンサートでした。今年で早いもので8年目になります。

コンサートは親子とは言え1時間45分間の長丁場です。
一応、1曲目のあいさつ歌『元気いっぱい』だけは決めておきますが、あとは子どもたちや親さんたちの状況、お天気やもろもろの状況をみながらプログラミングしていきます。行き当たりばったりといった方が良いかもしれませんが、そこはシモシュとみやちゃんとの3人ですからなんとかなるのです。
いつも親子コンサートでテーマにしている「抱き合って、見つめあって、微笑みあって~お父さんお母さん抱っこされていますか~」だけは見失わないようにね。

この日も、前半の一時間は、『満月仮面』『誕生日って』『カレーライスじゃんけん』『相手がいるから』『ゴシゴシゴシゴシ』『でんしゃにのってゴーゴーゴー』『トンネルトンネル』で汗びっしょりでした。水分補給に来てくれた担当の先生が、「もう一時間というくらい早く感じた」と言ってくれました。親子だけでなく、みんなで「あ~あ、楽しかったね」をつくりだしたかったです。

水分補給、トイレタイムの休憩後は、シモシュが2曲ピアノ演奏。「静かな曲がいい?それとも元気な曲がいい?」と子どもたちに語り掛けると、「2曲とも」と大きな声が返ってきました。その声の方を向くと、声の主はお母さんだったのです。ビックリするやら嬉しいやら。

シモシュの静かなオリジナル曲は子どもたちが集中して耳を傾けていましたし、2曲目では笑顔がどんどん広がって、終わると「もう一回」「アンコール」の声が。2回もシモシュはアンコールに応えていました。

次は私の番です。子どもたちに、「来年の4月から小学生。今、どんな夢を持っている?」と問いかけると、多くの子どもたちが手を挙げて応えてくれました。全員の夢を聞くことはできませんでしたが、「夢を持っている動物は人間だけだよ」という話をして『あなたの夢は』を歌いましたが、2番からは子どもたちもついてきて歌ってくれました。

最後はもう一度、ぴったり抱っこの『オチャラカホイダンス』。親さんに飛びつく子ども、受け止める親の笑顔がたまらなく好きです。
歌紙芝居『夢わかば』『さよなら明日もね』でお別れでした。

毎年、親子つながりあそびコンサートのプログラムは結果として違っています。ですから、親子の見せる姿も当然違っています。
というか、逆ですね。親子の暮らしが違っているから、コンサートで見せる姿も違ってくるし、幼稚園や保育園での保育生活が違っているから親子の見せる姿も違ってくるのですね。

今年は、最初から抱っことはくすぐりっことかあそびがとても自然に見えました。もちろん全員というわけではありません。全体の人数が少なくなっていることも原因があるのかもしれないし、幼稚園、保育所の交流も今回で2回目ということもあるのでしょう。

親さんがどうしても仕事が休めず、おばあちゃんが参加してくれた家族もありましたが、子どもがさびしそうにしていて、なかなか遊びに入ってこられない姿も見えました。
妹がおたふくかぜでお母さんが参加できなかった子どもは「ウンコ」の連呼です。
いろいろな姿を見せるのが子どもです。そういう子どもたちもまるごと受け止めたいなと思いながらの1時間45分でした。

最後に『いまの親さんの姿がだらしなくみえますよ。最初の時はきちんとしていたのに。たくさんあそんで、たくさん笑って、それでいいんですよね。あまり頑張りすぎず、疲れたら休みましょう。』とメッセージを送って終わりました。


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抱っこ通信756号 大人って楽しい

2016年10月18日 | 抱っこ通信
明日は御殿場市の玉穂地区で幼稚園、保育園の年長さんの親子つながりあそびコンサート。
ということで御殿場に前のりして、うピアノ伴奏のシモシュと食事会。

彼の親子劇場での活動をはじめいろいろな活動の話や、ミュージシャン、表現者としての思いを聞くのが毎回の楽しみです。

今回は、18歳になる娘さんの話も。その中で出た話でとても感動したことが、娘さんに「大人って楽しい」ということを伝えたということでした。それに対する娘さんの反応もおもしろかったですが・・・。

いま、私たち大人は子どもに「大人って楽しい」って言い切れるかなあ。
肴もお酒もとってもおいしかったですが、この話が一番のご馳走でした。


今日は中野区にある七海保育園でのつながりあそびコンサート。
春には夜に先生たちの研修会を開いており、秋には子どもたちとどれだけ遊んで来たかを知りたくて、また、実際に子どもとあそぶところを見てもらうというか、一緒に遊んでもらって、いろいろ発見して学習してもらうことが今回のコンサートのねらいです。

ですから、子どもたちと遊んでいるつながりあそびをリクエストしてもらって、つながりあそびコンサートを進めていきます。

前半の55分間は乳児さんと遊びました。
2曲目の『ぐるぐるぐるぐる』がおもしろかったです。みやちゃんのリードでグーパーから入って、動物編に展開していくのですが、いつもはみやちゃんからの真似っこあそびの展開で盛り上がっていくのですが、この日は違っていました。子どもたちが次から次へと動物のリクエストが出てきて、そのリクエストに応えながらの展開で、それだけで子どもたちはお腹がいっぱいになるくらい楽しんでいましたよ。2歳さんがおしゃまで可愛い七海の子どもたちでした。

最後は、時間はなかったのですが、これまたリクエストの『くまさんくまさん』。♪くまさん起きた?♪の声が大きくて良かった。くまさん役で寝ている男先生によじ登る1歳さんが可愛かったです。


後半の60分間は幼児さんと遊びました。
なんと言ってもリクエストのあった『ねずみばあさん』です。怖くて?泣いた子は3歳さんの一人。子どもたちは♪そのねずみの名前は、怖くて言えないブルブル言えない 言えない 言えない♪のところで近づいて来るのですよね。他の保育園では壁にくっついたり、ピアノやカーテンに隠れたりする子どもが多くて、なかなかあそびが成立しないのですのですが、七海の子ども違っていました。もちろん、ねずみばあさんに捕まりたくて近づいて来るわけでもないのです。
いつの間にか、泣いていた3歳さんもみんなにまざって遊んでいましたよ。

遠足の時に外で遊ぶ予定が、雨で室内で遊ぶことになり、その時にみんなで遊んだのが『ねずみばあさん』。それ以来、ブームになっているそうな。嬉しいですね。

一応、先生たちの研修としてのつながりあそびコンサートです。ひとりの先生は担当として、あそびの展開や子どもたちの姿をずっと記録していました。後日、先生たちが今日のコンサートのことを話し合うようです。先生たち一人ひとりがどんな学びになったかが楽しみです。後日、その記録、感想が送られてきます。楽しみです。

今年で七海保育園での研修会は3年目になります。子どもたちと一緒に遊んでいるときの先生たちの笑顔がとても自然でやわらかになってきたかなと思います。

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抱っこ通信755号 絵本三昧の三日間

2016年10月17日 | 抱っこ通信
久しぶりの抱っこ通信です。
北海道・福島から帰り、10日間の休みでした。
その間は、レジュメづくりや原稿書きのための資料集めや坂井市丸岡で開かれる「笑って笑って笑って」コンサートのための合わせをしただけでした。
コンサートでは今回はバイオリンのまるこさんと、新たにピアノであいあいさんが加わることになりました。合わせではシモシュのアドバイスの下に4時間近く練習しました。

あいあいさんは1か月前に送った譜面やCDを基に、新たに譜面起こしをしてくれたりしてくれていました。まるこさん(シャンソン歌手でもあります)とは数年前から一緒に活動をしているそうで、二人とみやちゃんとの本番が楽しみです。
コンサートは、11月6日(日)午後2時30分から坂井市の緑幼稚園で開かれます。


さて、秋から冬にかけてのツアーが始まりました。先日も大阪へ、そして京都からの移動と、高速道路を使って約500キロを移動する日も数日あります。会場から会場からの移動も今回は大変そうです。そこで今日は整形外科に行って、1か月分の薬を処方してもらいました。薬があるというだけでちょっぴり安心できるのです。もうそういう年齢なのです。


10月13日、木曜日の夜は大阪市内で、福祉保育労譲渡福祉会分会主催「ぴかりん・みやちゃんと絵本で遊んじゃおう!」でした。夏のつながり保育講座「絵本の中へ飛び込んじゃえ」に何度か参加してくれていた先生が、以前から大阪でも開きたいと聞いていたので、今回、「福知山・丹波に行くから寄り道してもいいよ」とお話しをして実現しました。

城東福祉会の保育園の先生を中心に、仕事終わりに集まって90分間あそびました。かがくいひろしさんの『だるまさんシリーズ』の3冊をあそびながら、各ページにいろいろな仕掛けというかあそびがあって、それを発見する子どもたちがいるという話をしましたが、あそびながらもいつもの絵本もなにか新鮮に受け止めてもらえたかなと思いました。どんな感想を持たれたか気になるところです。


10月14日、金曜日の午前中は、福知山市子育て講演会。もう10年以上続いています。私の関西方面の活動の日に合わせて開催してくれています。250人以上の親子が集まってのつながりあそび「元気・勇気・笑顔つないで」です。

音響の近くに、あそびで使う絵本などを並べおきますが、開始時間前には、数人の子どもたちがそこに寄ってきて、絵本を手にして遊んでいます。この時間がいいのですよね。

子育て講演会ではあそびの合間、合間に、あそびの創作の思いと親さん向けの子育ての話を絡めながら、ちょこっとおしゃべりを入れながら進めていますが、今回は『ダルビュッシュ』を楽しみながら、「何回も失敗していいんだよ、そこからなんどもスタートすればいいだね。子育てには失敗なんかないから、毎日が新しい経験だからね」なんていう話をしていました。また、最後の『サヨナラ明日もね』では、「お母さんやお父さん自身が自分の親さんに似ていませんか?素敵なところも嫌なところもね。親さんが人間らしく生きているだけでいいんだよ」と。
毎年、最後の主催者のあいさつの中で、担当者が一番きになった私の言葉を取り上げてまとめてくれるのです。ありがたいやら怖いやら。「また、来年」と言ってもらいましたが・・・。


10月15日、午後3時間、丹波市の保育仲間の自主サークル「いっぽ」サークル主催「ピカリンとみやちゃんとあ~そぼう!! ~えほんのなかへとびこもう~」。

実は、この「いっぽ」の自主研修会の日程が決めてから福知山の日程を決めたのです。2年前の自主研修会を開く時もドラマがありましたが、今回もいろいろドラマがあったようです。それでも、「いっぽ」の仲間たちの思いがこの日を迎えました。

前夜に懇親会を開いてくれて、ワイワイガヤガヤのノミニケーションでの保育実践や保育の地域性の話など、笑って笑ってリラックスしてのおしゃべりの中で、丹波の保育仲間たちの思いをたくさん発見することができました。子どもを、保育を、つながりあそびを、仲間を大事にしていること、そして、これからも宝にしていこうとする話は、私自身の心を熱くしました。

前半は、私の絵本あそびを楽しんで、後半は、各自が持ち寄った絵本の自慢大会とまとめという時間割でしたが、とても3時間では足りません。この続きは次回です。

夏のつながり保育講座では「絵本」をテーマに10年以上楽しんできましたが、それ以外で「絵本」をテーマにした研修会はこれで4会場目でした。ですから、つながり保育講座での「子どもも大人も知らず知らずに絵本の世界に飛び込んでいます。絵本の世界で主人公たちと泣いたり笑ったり怒ったり、ドキドキワクワク生きています。自分を見つけたり、友だちを見つけたり、自分が大きく感じたり・・・。読み聞かせだけでない絵本の楽しさをつくってみましょう。人生はドラマです。ごっこもね。」の願いにどれだけ近づけるかが不安でした。ですから、正直、「いっぽ」の仲間たちの思いとも重なって緊張しながら当日を迎えていたのです。でも、そんな不安を忘れるくらい楽しかったし、数々の可能性を見つけられました。ありがとうです。

フェースブックに「いっぽ」の仲間たちの感想などが書き込まれていますが、終了後、参加者が書いてくれた感想の一部を紹介します。順不同です。

*改めて、こどもたちの笑顔、涙など、こどもたちの成長を見守っていけるすばらしさを感じ取ることができました。・・・もっともっといろいろな絵本に触れ・絵本の世界にとびこんでいきたいと思いました。

*絵本の奥深さをすごく感じました。絵本1冊でも読み方、表現の仕方一つでいろんな楽しみ方ができることを学びました。

*私は絵本が大好きで、そのきっかけをくれたのが母親です。今回持ってきた絵本も私が絵本を好きになるきっかけになった本を持ってきました。来年、保育の現場で就職することができれば、自分の絵本が好きという気持ちが伝わるように子どもたちに絵本を読んでいきたいし、絵本を好きと感じられるような子どもたちになってもらいたいです。

*私が知らない絵本に出会えてよかったです。

*絵本をただ読むだけではなく、歌にするとまた新しいとらえ方ができたりするなど、楽しく学ばせて頂きました。

*絵本は好きな方で、いろんな絵本に出会っていますが、歌を付けることによって、より一層絵本の世界が広がり、楽しみにつながっていくことを感じました。

*絵本でこんなに楽しい遊びになるなんて思ってもいなかったので、研修に参加できてよかったです。

*明日から子どもたちと、又、楽しいことを一緒にいっぱいするぞー。生かされていることに感謝し、いのちを大事にします。

*一緒に仕事をしている人たちが仲良く楽しんで保育していると、自然に子どもたちも仲良くなり楽しんでくれると思う。

*絵本めぐりが好きで、よく本屋さんをめぐっては、絵本を買ってくるのですが、今日の参加で改めて絵本が好きになりました。

*絵本、もっともっと読みたい!そして、子どもたちにも読みたいと思いました。

*子どもと遊ぶ時、保育士が楽しみ接することが本当に大切だと思いました。

*こんな楽しい研修会はあまりなく本当に良かったです。絵本の見方、読み方が今までの自分と違っていて、大変参考になりました。

*数時間で終わるのがもったいないぐらい、もっともっと一緒に楽しみかったというのが正直な感想です。自分が子どもになった気持ちですごく楽しめました。絵本の大切さ、絵本には無限大の想像が広がることを実感でき、今後、絵本の面白さ、いろいろな絵本に出会えるようにどんどん子どもたちに伝えていきたいと思いました。

*絵本がとても好きなので、今回、他の先生方の絵本に対する思いも聞けてとても良かったです。


書いてくれた感想文をもらって、じっくり読まさせてもらいました。まだまだたくさんの人からの感想がありましたが、私自身が「そうなんだ!」と発見することも多々ありました。ありがとうです。

最後に、「いっぽ」のあやちゃんのフェースブックの書き込みを紹介します。

*楽しかった〜〜(≧∀≦)
ぴかりん、みやちゃんとあ〜そぼっ‼︎みんなの笑顔がどんどん広がっていく時間。つながりあそびうたのパワーを感じたあっという間の3時間♬
参加して下さった方、一人一人が何かを感じて帰られたのではないかと思います。
丹波につながりを…無理せず、背伸びせず、ちょっとずつ…の思いで集まった「いっぽ」。これからも、自分たちのできることを楽しみながら歩を進めて行きたいと思います。
ぴかりん、みやちゃん、みゆきちゃん。本当にありがとうございました♬
ステキなステキな時間を過ごすことができました。
そして、参加して下さったお一人お一人に感謝の思いでいっぱいです。またあの場所でお会いしましょうね(´ー`* ))))ありがとうございました。



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